こんにちは、初めてブログに登場しますスタッフの「みあき」こと武冨晶紀です!
現在大学3回生で、studioあおでインターンをしています。
突然ですがみなさん、小さい頃に、憧れの人物はいませんでしたか?
テレビで見たヒーロー。
本で読んだかっこいい人物。
「こんな人になりたい!」
「こんな人生が送れたらなぁ!」
このような想いを持っていた方も多いのではないでしょうか。
そんな憧れの人物像として、何か1つのことを究めている大学生を提案したい!という考えから、studioあおでは「BRO.」という企画を行っています。
目標や夢に向かって、全力で研究に取り組む大学生の姿は、子どもたちにどのように響くのでしょうか…
今回は、そんな大学生の1人として「筋ジストロフィー」を研究している中原くんに、研究についてお話ししてもらいました!
筋ジストロフィーって?
筋ジストロフィーという病気について、簡単に説明しておきましょう。
筋肉の周りには、筋肉を衝撃から守ってくれる「ジストロフィン」というタンパク質があります。
一般人の場合は、このジストロフィンの働きによって筋肉が守られ、外部からの衝撃を受けても筋肉を保つことができます。
一方で筋ジストロフィーの患者さんの場合、遺伝子異常によりこのジストロフィンが壊れ、少しの衝撃で筋肉が壊れてしまうのです。
癌患者が日本に100万人いるのに対して、筋ジストロフィー患者は2万人しかおらず、難病と言われています。
筋ジストロフィーに着目した理由
今回中原くんに「筋ジストロフィー」の研究についてのお話を依頼したのは、
「あと12年後には、治療法を確立して友人を完治させたい」
という強い思いを持って研究に取り組んでいる彼の姿を、子どもたちにも知って欲しいと考えたからです。
あるきっかけから、友人を治したいと考えるようになり、自身のアイデアをもとに研究をしていくことに決めた中原くん。
筋ジストロフィーは完治不可能と言われている病気であるため、その治療法を確立させるとすれば莫大な時間と労力を要します。
12年間ぶれずに同じ目標を追い続けなければならないと聞くと、途中で挫折してしまいそうと考える方も多いでしょう。
彼の発想力や行動力、さらに一度やると決めたことはやり通すというスタンスが、目標を当たり前のように追いかけ続けられる要因となっているようです。
そんな彼の姿は、子どもたちにどのように響いたのでしょうか?
子どもたちの自由な発想・発言の場が生まれた
「筋ジストロフィー」という言葉だけ聞くと、大人でも知らない難しそうなこと、子どもは理解できないだろうと思ってしまいませんか?
正直に言うと、初めはわたしもそう思っていました。
全く理解できないとは言わないまでも、細かい言葉がわからなかったら、理解するのは難しいんじゃないかな…?って。
でもそれって、おとなの勝手な思い込みかもしれないということをこの場で教わったんです。
「なんでこうなるの?」
「これって、こういうこと?」
子どもたちは、自分のわからないことを次々に質問していきます。
こうじゃないか?という思いつきがあったら、自分のわかる言葉に言い換えて投げてみるんです。
このように積極的に自分の疑問や考えを発信するのって、おとなでも意外と難しいんじゃないかと思います。
この質問は的外れなのかも…と思ってしまったり、自分の解釈が間違えていたら恥ずかしい…と考えてしまったりすると、発言するのって難しいですよね。
子どもたちの意外な視点からの質問は、話者である中原くんの新しい発見を生み出していたようです。
何も恐れずに、自分の言葉で話ができるって当たり前のようで実はめちゃくちゃすごいこと…!
そんな子どもたちの自由な発想、発言の場を提供していきたいということで、これからもどんどん面白い研究をしている方に来ていただく予定です!
研究携わっている大学生を紹介していくBRO.ですが、11月30日には社会人の研究者の方に来ていただけることになりました…!
次回以降もお楽しみに!!
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BRO. 11/09
中原正登(なかはらまさと)
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2019年2月、studioあお移転に伴い、新規生徒の募集を行います!
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