企む職員室。[studioあおブログ]

企みつつ、育てています。

【国語×メディアアート】イベント『さわるデジタル』開催!うごく絵本と、自分だけの物語づくり。

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さわるデジタル
ってなに?

 「COLEYO Inc. × 1→10」による、国語とメディアアートを掛け合わせたイベント。壁に映し出した巨大絵本は、さわると動く仕組みになっています。さわって、見て、感じて、考えて、言葉にして。最先端技術を使って、自分だけの物語をつくるという、新しい学びのかたちをご提供します。


 2月3日、節分の日。
「鬼は~そと、福は~うち。」不幸を鬼に見立て、豆を投げて追い出し、福を呼び込む。世間ではそんな行事が行われている中、「鬼はそと。のそのまた続き」を考えるイベントを開催しました。
巨大スクリーンに映し出されたうごく絵本に、子どもたちは興味津々です。

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(僕、上まで届くよ!)

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(お父さん一緒にさわろ!)

 

 今回は、絵本をさわって気づいたことを、自分で考えて言葉にしていってもらいました。(お父さんお母さんは、あくまでも「手助け」。子どもの思考を進めるお手伝いをお願いしました)

f:id:stud-io:20190213143831j:plain(僕だけの物語、作成中……)

 国語力、読解力が低下していると言われている現代において、自分で考えたことや気づいたことをしっかり言葉にできる日本人が少なくなってきていると言われています。そのため、今回の「自分で考えて言葉にする」という作業は、子どもたちにとっては非常に根気のいるもの。思考するための体力を身につける練習になります。

f:id:stud-io:20190213144258j:plain(猫さわったら……)

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(動いた!!!!!)

 豆で人間に追い出された鬼をハッピーエンドに導くため、登場する青鬼やおじいさん、恵方巻などを材料にいっぱい考えました。
 自分の書いた文字が、絵本に反映されて本当に「自分だけ」の物語に。

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(みんなの前で発表。緊張するけれど、自分の物語を一生懸命音読しました)

 子どもたちの発想は、私たちの斜め上を行くものばかり。
 中には、野球チームを組んでリーグ優勝を目指す!なんてエピソードを考えてくれた子もいました!(面白い……!)

 子どもたちが考えるための材料となるのは、「なんでこうなるの?」という問い。日常の中でもその問いを大切にして、子どもたちの考える力、言葉にして伝える力を伸ばしていきましょう~!