企む職員室。[studioあおブログ]

企みつつ、育てています。

「人のこころの負担はどうしたら軽くなるのか?」心理学部生によるbro.開催!

「研究って、こんなにおもしろいの!?」
「○○研究をしたいから、この大学に入るんだ!!」
研究という青春を子どもたちに提供するために始まった、「bro.」という授業。
毎月1回を目安に、大学で研究に専念する学生さんをお呼びし、研究内容についてお話ししてもらいます。

 

今回お呼びしたのは、大学で心理学を学んでいる長谷部覚一(かくいち)さん。
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2011年3月11日、東日本大震災。長谷部さんは、東北の復興を支援するためにボランティアをしていたそうです。その時の経験から、心理学部に進み、「人のこころの負担はどうしたら軽くなるのか?」という研究をしようと考えていたとのこと。


今回のbro.の始まりは、こんな言葉から。
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「心理学ってどんな学問だと思う?」f:id:stud-io:20190320153424j:plain
「相手が何を考えているかわかるようになる!」
「勉強したら、人のこころが読めるようになりそう!」
生徒たちがそれぞれ持つ、心理学に対するコトバが飛び交います。

そんな中、心理学の分類など、基礎の部分からわかりやすく説明してくださる長谷部さん。子どもたちも興味津々です。

よりわかりやすくなるため、実際に大学でも行われているという、心理学を体感できるワークショップも用意してくれました!

f:id:stud-io:20190320153423j:plainみんなでわいわい。こちらは、じゃんけんを使って「社会的ジレンマ」を体感するワークショップです。

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「じゃーんけーん……!!!」
スタッフと生徒、全力勝負が繰り広げられていました。(めちゃめちゃ楽しそう)


今回はワークショップなどのほかにも、「更年期の女性の心の負担をどうしたら軽く出来るか?」という問いの研究成果についてお話しいただきました。
f:id:stud-io:20190320153456j:plain実際に使用したアンケート用紙を見せてもらっている様子。「こんな感じなんだ~」と、参加者全員が感心していました。f:id:stud-io:20190320153420j:plain

「bro.」の授業には、あおの生徒だけでなく親御さんにも参加していただいております。研究に対する大学生の姿勢や、実際の研究方法などを知ることで、子どもたちへの接し方などについてのヒントを得た!という親御さんもいらっしゃるようです。

何気ない日常の中から自分なりの「問い」を見つけ、それを社会への価値として発信している研究者の皆さん。そんな方々と交流できる場を作り、「わたしもこれを研究してみたい!」と考える生徒を輩出できるよう、われわれスタッフも常に教室をアップデートしていきます~!