企む職員室。[studioあおブログ]

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7/7(日)studioあおプロジェクト報告会 ⑪動物の寿命はなぜ違うの?~振動の拍動数と、寿命の関係~

7/7(日)に行ったプロジェクト報告会の様子を、生徒のプロジェクトごとにご紹介するブログ第11弾!
(第10弾はこちら☟)

stud-io.hatenablog.com
今回ご紹介するのは、小5の女の子が進めている「なぜ動物の寿命は違うのか?」のプロジェクトについて!f:id:stud-io:20190726191906j:image心臓の拍動数と寿命がどのような関係性を持っているのかを研究するというプロジェクトです。

今年の4月半ばにstudioあおに入会した彼女は、入会時からこんな疑問を持っていました。
「自分の飼っていた犬は14歳で死んじゃったけど、友だちの飼っていたハムスターは1歳で死んじゃったみたい。寿命って、何で決まるんだろう…?」

この疑問を解決すべく、寿命について調べてみることに。
すると、生き物の寿命は心臓の拍動数で決まっているという記事を見つけました👀
心臓の拍動数は一律で20億回と決まっていて、大きい動物ほど心臓が動きがゆっくりだから、長く生きられるとのこと。

調査の結果彼女は…

心臓の動きを遅くできたら長く生きられるんだ!

長く生きることを実現するには、拍動数は何で決まるか考えてみないと!
・からだのおおきさはどう関係してる?
・子どもの数によって変わる?
・寒いところと暑いところ、住む場所は関係ある?
・食性(雑食、草食、肉食…)と寿命の関係は?


仮説を立てて検証を繰り返す。f:id:stud-io:20190726192435j:image
楽しそうに、かつスピード感をもって研究を進める彼女のプロジェクトに対する姿勢は、見ていて心地が良いほどです。

報告会では、立てた仮説に対する調査内容をグラフにして報告しました。f:id:stud-io:20190726191941j:image
「子どもの数と寿命関係をグラフにしたもので…」
相関関係を参加者のみなさんにもわかるように説明します。
初めての報告会とは思えないほど堂々としたプレゼンに、スタッフも驚き!

彼女の報告に対しては、
オレンジと赤のうちわで「問いのオリジナリティ・社会貢献性」
この二つの項目が素晴らしいと評価した方が多くいらっしゃいました。f:id:stud-io:20190726192000j:image
そして審査員のおひとり、京都市会議員の森かれんさんは、報告会全体で一度しか挙げられない金のうちわ「投資可能性」を彼女のプロジェクトに挙げてくださいました!

f:id:stud-io:20190726192010j:image
森さんのコメントに、とっても嬉しそうな表情を見せる彼女。(かわいい。)

現在彼女は、寿命は本当に心臓の拍動数で決まっているのかを実験しようとしているところ。
studioあおの投資システム・Pitch3を使ってメダカを使用した実験をするため、飼育環境や実験手順などを細かく決めている段階です。

このプロジェクトが進み、いずれは研究成果として社会に大きく評価される日が来るかも!?
今後も彼女の活動にご注目ください~!