企む職員室。[studioあおブログ]

企みつつ、育てています。

ゲームにハマっている子、との付き合い方。-代表のひとりごと🍵

代表の川村です。
夏頃からポケモンGOにハマっていまして、ずっとやっているんですね。
知ってますか?ポケモンGO

スマホの位置情報を使ったゲームで、昨日で実際の街を舞台にポケモンの世界が楽しめます。AR(Augmented Reality:拡張現実)という技術も使われていて、ポケモンが現実世界にいるように感じることもできます。
巷では「位置ゲー」と言われているらしく、ゲームのために歩く量が増えるから、健康にもいいんだとか。

f:id:stud-io:20191110235645j:plain

元はstudioあおでチラシ投函やってみよっか。となった時に、ただポスティングするだけではつまらないので、何か楽しくなる方法ないかな。とスタッフとみんなで始めたのがきっかけなんですが、気付けば4ヶ月くらいずーっと続けています。

そもそもゲーム自体全くやらないので、僕にしてはかなりレアなことなんですが、続けている理由はスタッフの柴くんの
「てつさんどうせすぐ飽きるから、飽きたら追い越せますね」って言う一言なんですね。

ムカつきますよね。まるで僕が飽きっぽいみたい。何かをコツコツやるのが苦手みたいじゃないですか。
ブログを始めても3日坊主で終わったり、急に料理に凝ってすぐやめたり、クリーンデスクが1週間と続かないみたいじゃないですか。

まあ実際そうなんですけどね。
川村は
結構飽きっぽいんです。

多動っぽいと言うか、すぐ新しいことをしたくなると言うか。
ガーっとやってすぐ興味を失う。そんなところがあります。
実際ポケモンGOもリリース当初に初めて、1週間でギャラドス4体つくって飽きました。

ただ、そんな僕なんですが今回は結構しっかり続いていて、この4ヶ月間ほぼ毎日ポケモンGOをし続けました。柴くんにムカついたから。
カントー地方の151匹を集めるまでやめないぞ。と、堅い決意を持って、ずっと続けているわけです。なぜなら柴くんにムカついたからです。
たまにもうめんどくなってきたなーと思う時もあるのですが、地道に続けているわけです。理由は。控えめに言って。柴くんが。ムカついたんよ!!!

 

まあ、理由はともあれ、モチベーションめちゃくちゃ高くなってたんですね。
結果、この4ヶ月間、毎日毎日ポケモンGOしました。
なんなら通勤方法が徒歩に変わりましたし、帰り道のルートも遠回りに変わりました。
1週間に大体50キロ近く歩くんですね。4ヶ月毎週50キロ歩くと、大体850キロくらい歩くの。
それって大体北海道から東京まで歩いてかかるくらいなんですよ。歩いて上京するくらい歩いてるんですよ。

なんならちょっと昼間仕事サボってポケモンGOしてたくらいでした。
「今ミュウツー出てるみたいなんで、ちょっと行ってきます。」みたいな。


ほんで100日余り続いた今、あとほんの少しで目標達成なんですが、ここで一つのことに気づいたんです。

あれ、僕、全然飽きっぽくないじゃん……。って。
僕って意外と粘り強く物事に取り組めるんだな、と。ちょっと自分を見直したんです……。
なんならコンプレックスになっていたわけですよ、自分の飽きっぽさが。
どうせ僕は何も続けられないしな……。中途半端だしな……。と、何かを始める時に「どうせ僕なんか……」とちょっと臆病になる感じだったんです。

ところがポケモンGOは100日続きました。北海道から東京まで歩いたわけですよ。スカイツリーが見えました。
たかが、ゲームで何言ってんだって思う方もいるかもしれませんが、
実際100日何かを続けるって大変じゃないですか。よくがんばってんな、僕。と。ふと気づいたんですよね。

一度「できんじゃん、僕。」みたいに考えだすと、なんだかドンドン自信が湧いてきて
「よく考えたら僕、studioあお3年半続けてるじゃん。」とか、
「1000日以上毎日子どもに会い続けてるじゃん。」とか、
「なんなら28年間毎日呼吸続けてるじゃん?偉くね?」とか、
ちょっとヤバイくらいまで自己肯定感上がってたんですね。で、それがきっかけで
じゃあ、ノートを毎日つけるのまたやってみようかな。とか、
ブログ書き出してみよっかな。と、
前よりちょっとだけ前向きに、仕事頑張れるようになってるんですね。
100日くらいだったら、よほどしんどいこと以外は続けられるんじゃないかな。と、思うようになったわけです。

 

 


これめっちゃ大事なんじゃないかなと、ふと思いまして。
題材はなんでも良いんですが、めちゃくちゃやり込むとか、長い期間続けるとか、そういう深いのめり込み状態を経験してる人の方が、仕事でもより高い集中度や、粘りを発揮しやすいはずです。あの時あれくらい頑張れたし、今回も頑張ろう。みたいな自分を信じる根拠を持っている。
部活とか受験がうまく自分の性質に合っていた人には理解しやすいかもしれません。
大切なのは「ハマる」を感覚的に知っているか。何かでめちゃくちゃ高いモチベーションを経験をすることであって、内容は一旦置いておいていいはずです。


なんでも手に入るようになってきているこの時代に、一番手に入りにくいのはモチベーションです。
そして、テクノロジーがあらゆる能力を平均化していくこれからの時代で、一番大事なのもモチベーションです。

好きなことからでいいので、めちゃくちゃやり込む。決めた目標を達成する。これにはちゃんと再現性がある。
やってることじゃなくて、出てるモチベーションの量を評価する。ってすごく大切だし、それを最大化する仕組み・文化を作っていきたいと、僕は思っています。


子どもが一生懸命ゲームとか、なんかやってると、
ついつい「くだらないことやってないで、さっさと勉強しなさい!」とやってる内容で見てしまいますが、
「そこまで熱中してるのはすごいね」だったり、
「やるならとことんまでやってみな」という、モチベーション自体を否定しない言葉がかけられる人が増えると、世の中のモチベーション総量増えるはずだと、僕は考えています。
どうせ「やめなさい!」って言ってもなかなかやめませんからね。



と、いうことで柴くん、きっかけをありがとう。プライドとは、かくも人を刺激するものなんですね……。
それではまた近日中に書きます。ピッピカチュウ

f:id:stud-io:20191112124454j:plain

柴くんです(左)。普段はとってもいいやつです。




ーーーーーーーーーーーー

studioあおも、スタジオアルも、寺子屋LABOも、やってる内容と同じくらい大事にしてるのはモチベーション。
立命館で始まったstudioあおの姉妹教室「スタジオアル」。じわじわと生徒集まってきました。応援よろしくお願いいたします。
ところでなんで「姉妹」なんでしょうねえ……。

www.studio-aru.com