【スタッフ特集】生徒の「やりたい」を引き出す存在とは!?
こんにちは!
「10歳からの社会人教育」を実践する教室・studioあおを運営するCOLEYO Inc.で学生スタッフをしている“まみー”こと大平真未です。
studioあおの活動を知らない方はこちら!
突然ですが、COLEYOでは学生や社会人スタッフがたくさん活躍していると知っていますか?
代表の川村だけだと思っている人、正直に挙手お願いします。
確かに、看板もないし、#COLEYOって打つと知らない外国人が出てくるし、仕方ないのかもしれません。
とはいえ!素敵なスタッフがいることをもっと知ってほしい!!
ということで、今回どんな人がいるのか知ってもらおうじゃないかという企画をすることにしました。
最初に紹介するのは、COLEYOで最も重要なポジション!生徒と並走してプロジェクトを進めるスタッフについてです。
studioあおという安心できる居場所づくりを
studioあおは、2・3人の生徒に1人のスタッフがつく少人数制で運営をしています。
現場のスタッフが主に行っているのは「プロジェクトマネジメント」。
生徒の「やりたい」を引き出してプロジェクトを立ち上げ、モチベーション高く取り組めるようアドバイスをしていく仕事です。
そんなプロジェクトマネジメントにさくらさんはどんな思いで取り組んでいるのか、生徒と向き合う際のコツも含めて聞いてみたいと思います!
一緒に進めることが大事。「知らない」は価値になる
まみー:さくらさん、今日はよろしくお願いします!教室ではプロジェクトマネジメントをしているということですが、どんな流れで行う仕事なのか教えてもらえますか?
さくらさん:まずは生徒と会話して興味のあることや好きなこと、普段抱いている疑問などをもとにプロジェクトを立ち上げます。そしてそのプロジェクトのゴールまで生徒がたどり着けるよう、アドバイスをしながら一緒に進めていく感じですかね。
ま:なるほど!生徒たちは興味の幅が広いし、面白いプロジェクトばかりですよね~🧐印象に残っているプロジェクトはありますか?
さ:たくさんありすぎて選べないのですが、最近で言ったら…地衣類の研究ですかね!地衣類が好きで、その研究をしたいと話してくれた子がいまして。熱意もあったし、いいねやろう!となったのですが、そもそも地衣類という言葉を初めて聞いたので「それ何…?初めて聞いた!なんで興味持ったの!?」などと質問攻めにしました。笑
(※地衣類… 菌類のうちで、藻類を共生させることで自活できるようになったもの。コケ植物に共通点があり、生育環境も共通しているため、「○○ゴケ」といった和名が多い。)
ま:たしかに!私も地衣類ってとっさに言われてもわからないなあ。笑
さ:説明できないですよね!今でこそ「それ何~?」と聞いたり一緒に調べたりしますが、スタッフになりたての時は生徒が抱く疑問にすべて答えられないといけない、と気を張って接していました。でもそれだと話が弾まなくて、プロジェクトを進めていくのも難しかったんですよ~。
ま:緊張が生徒にも伝わってしまったんですね…
さ:そうだと思います。でも、あおの生徒ってスタッフに「教えて」って言わないんですよ。
まだプロジェクトマネジメントに慣れていないとき、お母さんが服の作家さんをしている生徒に「服をつくりたい!」と言われて。私は裁縫もミシンもやり方がわからなかったので、「ごめんわからないや、一緒に調べよう?」と言って説明書を読んで、一緒に勉強していきました。「教える」というスタンスではなくて、一緒に知っていく感じが自分も楽しかったですね。その生徒も教えてもらおうと思ったわけではなくて、一緒に進めていくことが楽しいと思ってくれていたみたいです。その出来事がきっかけで、知らないことは「知らない」って普通に言えるようになったんですよ。
花粉症の治療法を見つけて、スタッフを救え!
ま:生徒と並走してプロジェクトを進めていくことが大事なんですね!そのうえで、スタッフとして他に気を付けていることはありますか?
さ:プロジェクトのゴールを一緒に設定して進めていくことですね。花粉症の研究をしている女の子がいるんですが、彼女は「花粉症」に興味を持ったものの、花粉症の研究をしてみたいという漠然とした思いしかありませんでした。そこに「誰を喜ばせるか?」と対象を設定することを促し、花粉症の治療法を見つけてその人を助けるというゴール設定に導くことで、モチベーションを高めてプロジェクトを継続するところまでもっていくんです。
ちょうど私が花粉症に悩んでいたため、実験体になることも含めて私を喜ばせる対象に設定することに。笑
ま:身近な人を対象にすれば、「この人に喜んでもらえるように」とモチベーションを維持しやすくていいですね!でも、ずっと同じプロジェクトに集中して取り組むってなかなかしんどいですよね…。
さ:そう!やっぱり、黙々と続けるのはしんどいし、集中力も落ちちゃう。だから、リフレッシュするために何か違う作業をしたり、他の生徒のプロジェクトを手伝ったりする生徒も結構います。ゴールと最低限のルールだけ確認したら、それ以外は自分で決めて行動してもらうんです。
ま:なるほど。遊び始めちゃう生徒はいませんか?
さ:そういう時は、「期限までに、自分で決めたゴールに間に合うなら何しててもいいよ。ただし、ここはYouTube見る場所ではないからね」と伝えています。生徒のすることを最初から"否定はしない"けれど、自分のプロジェクトにはしっかり責任を持ってもらいます!
「さくちゃん聞いて!」めざせ近所のお姉ちゃん
ま:自分で決めたことはやりきる、ということですね!とはいえ、生徒の信頼を得ていないとそれもうまくいかないんですよね…。
さ:信頼関係を築くのはすっごく大事です!心を開かないと、自分の好きなことってさらけ出せないですよね。
ま:たしかに。イメージは近所のお兄ちゃんお姉ちゃんみたいな感じですかね!
さ:そう!とにかくいーっぱい話して、仲良くなるんです。その子の好きなことや学校での出来事、お家のことなどで雑談をしてます。「バレンタイン、好きな人にチョコあげた?」とかね笑
ま:ほんとに近所のお姉ちゃんだ〜!笑 でも、最初から全員がそうやって話せるわけではないですよね?
さ:そうですね、コミュニケーションが取りづらい子ももちろんいます。そういう時は、「はい」か「いいえ」で答えられる簡単な質問をしていくんです。そうすると喉から音が出やすくなって、少しずつ会話のキャッチボールができるようになります。仲良くなってくると、「さくちゃん聞いて~!」と何でも自分から喋ってくれる子も多いですよ~♪
人に迷惑をかけなければ、何をしてもいい
ま:無口だった子が自分の働きかけで喋ってくれた時は、めちゃくちゃ嬉しいですよね!そういえば、スタッフになったきっかけって何だったんですか?
さ:私は教員免許を持っていて、昔から教育に携わりたいと思っていました。ただ、しっくりくるところがなくて色々と考えていた際に、代表にナンパされて、COLEYOを知りました。
ま:ナンパ!笑
さ:そう。笑 ナンパされて教室に初めて遊びに行ったとき、人に迷惑をかけないっていう最低限のルールをおさえていれば何してもいいと代表が言っていたんですね。一人一人が違うことしているし、なんでもできちゃう子から手がかかる子まで色んな生徒がいるけれど、お互いの個性を誰もがそのまま受け入れている感じが素敵で。「全ての才能に目を向けよう」っていうコンセプトの通り、多様性を大切にしているんだなと感じてスタッフになることを決めました。
最終的に採用が決まったのは、京都の大山崎にあるサントリーのウイスキー工場でした。笑
ま:採用場所の癖がすごい~!笑
人間関係がうまくいかない子どもたちを救いたい!
ま:最後になりますが、さくらさんの夢を教えてください!
さ:studioあおには、学校にいくのがしんどかったり、実際に通うことができていない生徒がいます。
他にも、友達関係で悩んで、朝起きられない・めまいといった精神的な疾患を抱えている子もいるんです。
子どもは感覚が鋭くて、そういう悩みを抱えている場合が多々あるのですが、親はわからないから対応に困ったり、過剰に心配してしまうことも多いようで…!そういった子の支えとなれる人になりたいと思っています。
ま:そう思ったきっかけはなんですか?
さ:実は私にも以前、精神的にしんどい時期がありました。そのとき、うまく言葉にできなくて何も話さない私を散歩に誘ってくれたり、面白い動画を送り続けてくれる友達がいました。
その友達には本当に感謝していて、支えてもらった経験が「悩んでいる子を救いたい」って気持ちに繋がっていると思います。
今後は精神的な悩みに対するカウンセラーの資格を取って、子どもたちだけでなく保護者さんも安心して子どもを任せられる人になりたいです!
ま:自身の経験に加えて、生徒それぞれの個性に向き合い対話をすることで良さを伸ばしていく、そんな環境で仕事をしているからこそ生まれた夢なんですね。さくらさん、今日はありがとうございました!
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