企む職員室。[studioあおブログ]

企みつつ、育てています。

《小6》「オンライン会議」のあるある問題を解決!オンとり!

2020年になって明かに増えたこと。

 

ずばり、、、、

 

「オンラインコミュニケーション」でしょう!

 

コロナウィルスでオンラインでのコミュニケーションがグッと増えた2020年。

在宅勤務でオンライン商談・オンラインMTG

 

学習の環境についても、オンラインで行うことが増え、

studioあお・スタジオアルもオンラインでの学ぶことが当たり前になりました。

(スタジオアルは今もオンラインで開講しています。)

 

ただ、オンラインでのコミュニケーションというのは特有の難しさがありますよね。

「え!聞こえてる?」って僕は今年何回言ったか…。

 

多分1億回ぐらい言いました。はい。言いすぎました。

 

そんな、令和時代のオンラインコミュニケーションに着眼したプロジェクトを今回はご紹介しましょう!

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スタジオアルでのオンライン授業の様子。たまにメガネをかけた鬼とピエロが出現します。ピエロがKくん。

 

コミュニケーションカード「オンとり」とは?

スタジオアルのKくんが実行しているプロジェクトは「オンとり」。

LINEスタンプのようなイメージで反応をかえすことができる、コミュニケーションカードです。

「オン」はもちろん「オンライン」の「オン」です。

「とり」はなんと、「しりとり」の「とり」。何のこっちゃですよね。

 

プロジェクトのきっかけをたずねるとこんなKからこんな言葉が。

「オンラインって接続が悪かったりして、ちょっとだけイライラしたりしちゃうこともあるやん。それを楽しく解決したいと思って。」

そんな、想いがきっかけでこのプロジェクトは生まれました。

 

話す側は、相手の反応がわからないから、伝わっているか不安になる。

聞いている側は、ちょっと席を外したいけど、今大事な話をしていて割り込んでまでは言いづらい。

などのオンラインには特有のコミュニケーションの課題があります。

 

それを解決するのがこの「オンとり」。

パッとかざすだけでリアクションができ、ホスト川も伝わっているかがわかりやすい。

わざわざ声を出さなくても要件を伝えられる。そんなナイスアイテムなんです。

 

…..。

 

「オン」要素はわかったけど、「とり」要素どこよ..

とそんなことを思ったあなた!

ずばり、これは2WAYで使えるカードなのです。

1WAYはコミュニケーションカードとして。

2WAYは絵しりとりカードゲームとして使えます。

絵しりとりのやり方は下記の説明書をご覧ください。

▶︎オンとり説明書はこちらから

 

この絵しりとりゲーム、chocolate Incさんのスピードしりとりを参考にさせていただたんですが、

chocolate-games.shop

 

なかなか白熱します。会議の初めのアイスブレイクにもおすすめです!

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いろんな種類がある『オンとり』

 

5つのステップで進化していくオンとり

 

さて、このオンとりどのように作ってきたかというと、まず、「どんな困りごとがオンラインで発生するか」の調査が重要です。

 

1.ヒアリング

「こんなことに困ってる」「こんな時に言いづらい」などのオンライン特有の課題をみんなにヒアリングして洗い出し、その時に必要なコミュニケーション内容を決めました。

 

2.やってみる

そこからは制作作業。

楽しくコミュニケーションを取りたいという思いから、

可愛らしい動物のイラストを妹ちゃんと共同作成。

カードにするにはラミネート裁断が必要になるので、一緒に作業しました。

(この作業が地味でかなり大変。。3時間ぶっ続けで一緒に作業しました。笑)

 

3.見せてみる

そして、まず届けたのは、同じ教室のスタジオアルのみんな。

郵送で届けると「なんか届いた!」と言って早速使ってくれました。

みんなのお気に入りのカードなども聞いたり。

カードの中に「ちょっと何言ってるかわかんないです」カードがあるんですけど、

僕が喋るたびにそのカードを出されるという新手のいじわるもされました。

真面目なカードだけじゃなく、ツッコミなどもできるカードがあるのもいいところです。

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おすすめはこちらちょっとふざけた緑のカードシリーズ。特に「時を戻そう」が僕は好きです

スタジオアルの次は、studioあおのオンラインの生徒にもお届け!

自分で説明しながら利用してもらう人を増やしてもらう活動をしました。

 

4.意見をもらう

オンとりをよりいろんな人に届けたいという話を

合同会社なんかしたいのだいさんに相談(@プロジェクト報告会)したところ、

「すでにコミュニティーがあるところに使ってもらったり、導入してもらうのがいいかも。」

というアイデアをもらいました。

 

5.さらなる改善へ

そのアイデアを生かし、コミュニティーに広げる戦法に。

コミュニティーを見つけるのはよしとして、

カード作成をして、ラミネートして郵送する。

これをまたやるのは大変すぎる….。

とはいえ、データだけお送りしても、カードをつくる作業が手間で使ってくれないだろう…。

紙じゃなかったらいいのに…。携帯の画面に表示できるといいな…パッと見せられるし…。

 

ん?携帯の画面?webサイトを作成して、使ってもらいやすくするといいんじゃないか??

ということで、現在オンとりのweb化にチャレンジ中です。

 

ヒアリングする

②やってみる

③見せてみる

④意見をもらう

⑤さらなる改善

の5つのステップを踏んでさらなる改善を進めます。

 

あと1ヶ月でゴールまで!

このプロジェクトを進めるのはKくん。

Kくんがこのプロジェクトをはじめた理由は「楽しく便利なものをつくりたい」という理由。

心やさしいKくんは「今いろんな人たちが喜んでくれるものをつくりたい」という気持ちで取り組みはじめました。

 

はじまりがあれば、終わりはつきもの。

実はKくんは新年の1月でスタジオアルを卒業します。

今やみんなの前での発言はもちろん、大人を目の前にしても物怖じせず発言するKくんですが、入ってきたばかりのころは、自己表現がそこまで得意ではなく、1対1でコミュニケーションをとりながら好きなことや興味のあることをちょっとずつ話す程度でした。

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オンとりを説明するKくん。持ち前の素直さで1つずつ壁をクリアしていきます

 

そんなKくんがふとしたときに話してくれたこと。

「スタジオアル入ってから、初めての人とでも話すのめちゃくちゃ得意になったわ!」

 

「いやいやいやいやいや、そんなうれしいことさらっと言われても、

ちょっ、まじ…、おまっ。(照)」

逆に僕がもじもじしてしまいました。 

(突然、笑顔体操をレクチャーしてくれるKくん。おちゃめです。)

 

studioあお・スタジオアルの教育は学校の成績に直結するものではなく、

成長というものがなかなか見えづらいことも事実。

僕は何か教科を教えるわけではないので「先生」という立場ですらありません。

(僕は子どもたちから「まっさん」と呼ばれています。笑)

 

そんな中、子どもたち(僕は彼らのことを子どもとは思っていませんが)

自身が成長を実感してくれるのは何よりもうれしいことです。

 

残りの1ヶ月でオンとりのweb化を実現し、Kくん印のプロダクトをいろんな人に使ってもらって胸を張って卒業してもらえるよう、あと1ヶ月Kくんと共に駆け抜けようと思います。

 

オンラインコミュニケーションを楽しく改善する「オンとり」!

みなさまお楽しみに!



《この記事を書いた人》

まっさん(松本一春)

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株式会社COLEYO スタジオアル教室長 & 広報

”丁寧な生活”をこよなく愛す、ポパイ系男子。口癖は「チルってる?」。

苦手なものは、オールで迎えた翌朝の背徳感。