みてくださっている人たちこんにちは。中学生の1年生の諸岡遼哉です。
僕は魚が大好きです。どれくらい好きかというと4歳の頃から魚釣りをはじめて、夏になったら月に3回くらい釣りに行くくらいです(関係ないけどさかなクンに憧れていますw)
そんな僕がなんと魚のボードゲームをつくってしまいました!
今回はそのボードゲームについて知ってもらい、買ってもらえたらうれしいと思ってこのブログを書きました。このボードゲームを通して魚の魅力、美味しさ、捕れる地域や生態を知ってくれればとてもうれしいです。
長くなると思うけど最後までぜひみてください。
このボードゲームをつくった理由
もともと、魚が好きで魚の魅力について知ってほしいな〜と思っていました。
あるとき学校で同級生に「魚かお肉どっちがすき?」というアンケートをとったことがあって、そのとき自分の大好きな魚が30人中5人しか魚が好きだと言う人がいなくて、ほとんどの人が「お肉が好き」なことがわかりました。
僕が好きな魚の魅力をもっと色んな人に知ってもらい、魚の好きな人を増やしたいと思って、ボードゲームをつくり始めました。
ボードゲームプロジェクトの目標
このボードゲーム通して、「子どもたちに楽しく魚を知ってもらい、肉と同じくらい魚を好きになってもらいたい!」と思っています。
そしてそんな子どもたちを増やすために、目標にした販売数は50個で、2023年1月中に50の家族に届けたいと思っています。
現在売れているのは10個で、残り40個を売り切って完売をめざしています。
ボードゲームの内容
魚のことをもっと知ってもらうために、日本のご当地フィッシュを知れるボードゲームを作りました。このボードゲームは魚を題材にした釣りをするボードゲームです。
このボードゲームはすごろくとドンジャラをかけ合わせたようなゲームです。マスを移動しながらカードを手に入れ、カードのセットを揃えていくゲームです。
具体的には、釣りマスで釣りをして魚カードをゲットしたり、調味料カードと組み合わせて料理カードを手に入れたりします。必要なカードを組み合わせると、日本の漁業の有名な地域をゲットして、コインやポイントを集めることができます。
このゲームでは日本の漁業の有名な地域が書かれているので、どこの市町村がどの魚が有名かなどの名産やご当地の料理などもわかります。また、写真も魅力的なので、「この魚美味しそうだな〜〜!」などよだれを垂らしながら遊ぶこともできます。
このボードゲームをプレイしてもらった人からはこんな感想をもらいました。
■プレイしてくれた人にもらった感想
- それぞれの地域の魚の料理が知れるし、見ると美味しそうで魚を食べたくなる
- イベントカードをどのタイミングを使ったらいいか考えるので、戦略性があってよかった
普通のすごろくなどと違い、進むマスも自分で決めれるので面白い
ゲームの詳しい内容を知りたい方はこちらのプレイの説明動画をみてください。
魚が好きになる4つのメリット
いろんな食べ物を食べてほしいけど、子どもがお肉ばっかり食べて、魚をあまり食べてくれない。と、困っているお父さんやお母さん。
「子どもたちに楽しく魚を知ってもらい、肉と同じくらい魚を好きになってもらいたい!」と思ってつくったこのボードゲームには魚や魚料理が好きになる4つのメリットがあります。
魚嫌いな子どもに困っているお父さんやお母さんたちを助けることができるかもしれません!
メリット1. おいしそうな魚の料理写真で魚が食べたくなる!
このボードゲームのカードには、日本各地のおいしそうな魚料理の写真が載っています。それを見て、実際にプレイしてくれた人もおいしそうやな〜と言ってくれたりもしました。ゲームをすることで、もともと魚のことが嫌いだった子どもたちも、興味を持って「食べたい!」ということにつながると思っています。
メリット2. 日本全国のどこでどんな魚が有名か&おいしいかわかる!
魚嫌いな人は、もしかしたら初めて食べた魚がたまたまおいしくなかったのかもしれません。このボードゲームでは日本全国の魚の有名な地域を取り上げています。有名で美味しい魚が捕れる地域を知って、そこの魚を食べてみることでおいしい魚と出会い、魚の印象が変わるきかっけになるかもしれないです。
メリット3. 16種類の魚介類のカードがあるから魚の種類を知れる!
魚に興味のない人は、「切り身で魚が泳いでいると思っている」と聞いたことがあります。それくらい魚に興味のない人は魚の生き物としての姿を見たことがないのかもしれません。このボードゲームでは、魚の体全体を見てもらうことで、食材としてだけではなく、生き物として見てもらうことで魚に興味を持ってもらえると思っています。
メリット4. 調味料の簡単な組み合わせを知ることで魚料理がつくりたくなる!
魚の料理カードがあるので、いろんな魚の料理の種類を知ることができます。またゲームの中では調味料を組み合わせたりするルールがあるので、このボードゲームをきっかけに、家族でつくってみようか!つくってみたいな!と思ってもらえると思っています。お家でつくってみたりすることで、家族で魚を楽しめることが増えるかもしれないと思っています。
3年かかったボードゲームづくり
そんな魚とボードゲームが好きな僕がつくったこのボードゲームですが、中学生の僕がボードゲームをつくったと聞くと、もしかしたらみなさんはそんなにクオリティが高くないんじゃないのかなと思うかもしれません。だけど、そんなことはありません。
このボードゲームは中学生の僕が遊び半分で作ったのではなく、真剣に作りました。
ボードゲームの企画については、自分で考えて作りながら、実際にボードゲーム関係の仕事をしているうえぼう先生にアドバイスをもらったりして作りました。
ボードゲームの制作も、自分たちでテスト印刷をしたあと、実際の商品は印刷業者の「萬印堂」に発注して制作しました。印刷費用の見積もりを出すと、なんと11万かかることが判明しました。お金は教室の投資制度のPitch(ピッチ)を使って、スタッフののっしーに何度もプレゼンしました。
1度目のプレゼンでは、お金は出せないと言われました。なぜならメリットや良さを熱く語れたものの現実性が低かったからです。なので2回目のプレゼンでは一個あたり何円で売るのか利益はどれだけ出るのかなどの具体的な案を説明しました。さらに今後どこでいつどのようにボードゲームを売るのかなどの販売計画を作りプレゼンしました。
そんな感じで失敗を何度も重ねてついに投資してもらうことが決まりました。その結果、店に並ぶ他のボードゲームに負けないくらいのクオリティで作れたと思います。
しっぱいエピソード3選!
このボードゲームをつくるのは簡単か難しかったかで言うと、めちゃめちゃむずかしかったです。その結果、なんと3年間もかかってしまいました。
その3年間でたくさんのしっぱいをしてきたので、そのしっぱいエピソードを紹介しようと思います。
エピソード①:あまりにも運ゲーだった
ボードゲームづくりでまず難しかったことは、あまりにも運ゲーだったことです。はじめにつくった第1弾の「Fish is Life」。戦略がなくあまりにも運ゲーでした。
そして、大きく変えてつくった2作目の「Fish with MONEY」。ルールが複雑になったにもかかわらず、またもや運ゲーでした。何度も他の人たちや一緒に作ってくれていたスタッフと仮で遊んでみてアドバイスをしてもらったり、うえぼうさんにアイデアをもらったりしました。
スタッフのまっさんと1日中テストプレイしながらゲームアイデアを考えたりプチ合宿することもありました。そして、改良に改良を重ね、運ゲーの沼から脱出することが出来ました。そんなことをしている間に気づけば3年も経っていましたw それでも自分の納得いくボードゲームができとても良かったと思います。
エピソード②:市町村から写真をもらおうとした何回も断られた
このボードゲームでは、日本の漁獲量の多い9つの地域がでてきます。その地域でたくさん採れる魚介類を2種類ずつカードにしています。
初めはボードゲームにつかう魚カードの写真をフリー素材を使おうと思っていました。だけど、フリー素材だと販売する時に著作権にひっかかってしまうので、色々考えていたところ、日本全国の市町村に協力してもらうことを思いつきました。市町村に写真を提供してもらい、それを売ることによってPRにもなると思ったからです。
それで、まずは魚の有名な市町村を調べました。そしてその市町村の漁業関連のメールアドレスを調べて、写真をくれないかとお願いのメールをすることにしました。すると、なんと何10回も断られました。それでも諦めずいろいろな市町村にお願いした結果ついに9個の市町村から16枚の魚と料理の写真を集めることができました。
こちらの市町村にご協力いただきました!ありがとうございました!
岩手県 大船渡市、宮城県 気仙沼市、静岡県 下田市、静岡県 南伊豆町、長崎県 長崎市、北海道 浜中町、北海道 稚内、青森県 八戸市、島根県 浜田市
そして、制作して報告すると市町村の方からこんなコメントももらうことができました。
コメント1
私個人としての意見ですが、わかりやすく目を引くデザインがとても素敵だと感じました。たくさんの魚の魅力が伝わるボードゲームになると思いますので、完成まであと一息、頑張ってください!諸岡さんの思い描いた形で完成されますよう、心より応援しております。
コメント2
ボードゲームのデザイン完成おめでとうございます。当課職員一同、そのクオリティの高さにとても驚いておりました。(中略)プレーヤーに“自主的な学び”を促す工夫が施されており諸岡様の目的である「魚の魅力を知ってもらう」上での第1歩に相応しいゲームに仕上がっていると感じました。
エピソード③:販売をスタートしたのに、売れない‼︎
これは今困っていることです!!(泣)
みんなが買いやすいようにネットで買える「BOOTH」を使って販売したり、どんな商品かわかるようにstudioあおのFacebookで動画を流してみたりしてみましたが、なかなか売れません。目標は50個で、現在売れているのは10個です。
そしてこの問題を解決するために僕はこのブログを作りました。
今まで一緒にテストプレイをしてアドバイスをもらったり、色々な人から助けをもらいました。プレゼンをしてお金を投資してもらいました。なので僕はどうしてもこれを今売れ残っている分を売りきって、いろんな人に魚の魅力を届けたいと思っています。
最後に
僕のダラダラした文章にここまで付き合ってくれてありがとうございます。このブログを読んで少しでも僕のボードゲームを知ってくれて、魚が好きになってくれればとても嬉しいです。
ちなみに、つくるきっかけになった「アンケートをとった学校の人たち」と一緒に遊ぶことも出来ました。(先生にボードゲームをする時間をくださいとむっちゃ頼みましたw)遊んでもらった人には「面白い」とか「この魚美味しそう」とか言ってもらうことができとても嬉しかったです。
もしこのブログをよんでくれた人が僕のボードゲームを知り、遊んで笑顔になってくれると僕はこのボードゲームを長い間かけて作ってよかったな〜と思います。
最初から最後までこのブログみてくださったみなさんのなかで、このボードゲームが面白そうだと思ったらぜひ買ってみてください。
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最後まで読んでくれてありがとうございました。
商品1セット
■セット内容
・カード(91枚)
魚カード 40枚
料理カード 24枚
調味料カード 13枚
イベントカード 6枚
地域カード 8枚
・マップシート(1枚)
・プレイヤーシート(4枚)
・コマ(8個)