企む職員室。[studioあおブログ]

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7/7(日)studioあおプロジェクト報告会 ⑮ウズラの雛のお母さんになりたい!刷り込みは視覚?聴覚?それとも…?

7/7(日)に行ったプロジェクト報告会の様子を、生徒のプロジェクトごとにご紹介するブログ第15弾!
(第14弾はこちら☟)

stud-io.hatenablog.com

今回ご紹介するのは、小6の女の子が取り組む「ウズラの刷り込み」実験のプロジェクトについて!
ウズラの雛は、五感の何を使って親を認識しているのかを研究するというプロジェクトです。f:id:stud-io:20190802210908j:image

彼女は、生き物が大好き!!
studioあおに入会した直後から、生き物についてのプロジェクトに取り組みたいと話してくれました。
色々な生き物の情報を集めたうえで始めることにしたのは、「ウズラの研究」!
家庭で孵化に成功した事例が多いことや、ニュースで雛が産まれる瞬間を見たことから着想を得ました。

「ウズラを孵して、自分のことを親だと思って欲しい!でも、生まれたてのウズラって、目がほとんど見えてないんだって…もしかしたら、耳で判断してるのかも?」
そう考えた彼女は、五感の中でも特に聴覚に特化した刷り込みの実験をすることで自分を親だと認識させることが可能になるのではないかと考え、ウズラを孵化させるところから刷り込みの実験までをプロジェクトとして行うことにしました。

孵化実験の1回目は、市販のウズラの卵を使用。インターネットの情報で、市販のものでも孵化する可能性があると知り、挑戦しました。
孵化器のなかを最適な温度に調整して、生まれてくるのを待ちます。
しかし、ここでは孵化せず…。
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2回目は、有精卵を仕入れての実験。
確実に孵化させるため、1回目よりも念入りに卵を管理します。
すると…

ウズラが生まれたーー!!
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生まれたウズラの茶色っぽい見た目から「おみそ」と名付け、早速準備していた刷り込み実験を開始することに。

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「ピーピー、ピーピー!」
聴覚での刷り込み実験をするため、自分の声を録音し、スピーカーでウズラに聞かせます。生後36時間で刷り込みは終了するという情報から、スピード感をもって実験を進めていきました。

刷り込み実験をし、本当に自分を親だと思ってくれているのかを確認しましたが、はっきりとした結果は得られず。
別の方法で親の認識を確認するというところまでの報告が今回のプレゼン内容でした。
彼女にとって今回は初めての報告会参加となりましたが、物怖じせず自信をもってプレゼンをする姿はとてもカッコよく、その表現力の高さにも驚かされま
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彼女のプロジェクトに対しては、特に「問いのオリジナリティが高い」という評価が多く、その発想の豊かさをこれからも伸ばしていってほしいというコメントも多くありました!
これから彼女はどのようにプロジェクトを進めていくのか、今後の活躍にご期待ください!