企む職員室。[studioあおブログ]

企みつつ、育てています。

シンクロナイズドズームィング5回分を振り返ってみた!

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こんにちは。シンクロナイズドズームィングを担当している柴橋です。

今回は、4月から始まったオンライン授業シンクロナイズドズームィングのこれまでの授業5回分を一気に振り返ってみたいと思います。

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シンクロナイズドズームィングって?

この授業のテーマは大きく2つあります。

1つ目は、“身体性の共有”です。

コロナウイルスの感染拡大に伴い、様々な教育機関でオンライン授業が広がりを見せています。ただ、画面越しで会話したり、チャットツールを使ってもなんだか抜けない“寂しさ”を感じることはないでしょうか。

この寂しさの原因って何だろう?どうにかできないかな?と代表の川村と議論する中で、

「オンライン越しだと、同じ匂いを嗅いだり、同じ音を聞いたり、同じ体験をするというのが難しい。誰かと一緒にいるときにあった、無数の共有が起こりにくいことが、オンライン上の“寂しさ”の原因なのでは?」

という仮説にたどり着きました。

そこで、動きや視覚、聴覚、味覚を意図的に共有することで、家にいるのにみんなと一緒にいる感覚を味わえる授業としてオンライン授業シンクロナイズドズームィングを企画しました。

 

2つ目は、“続きがしたくなる”です。

休校の期間、子どもが有り余った時間でゲームばかりしてしまう。これは少しばかりもったいない。

「ゲーム以外の楽しみを創りたい。あわよくば、授業をきっかけに、空いている時間で新しい学びを深めて欲しい。」

そんな思いから、授業が終わっても自分で続きができる、続きがしたくなるような授業を目指して、授業運営に取り組んでいます。

 

第1回は、みんな大好き!!アイス編

シンクロナイズドズームィングの記念すべき第一回授業では、アイスづくりを行いました。アイスづくりを選んだ理由は、単純に生徒のテンションが一番上がると思ったから!(笑)

ただ、アイスを作るのでは面白みに欠けるので、「どうやったら早くアイスを作ることができるか」というのをみんなで競争!冷凍庫に入れたり、氷と併せて振ったり…。

「お!ちょっと固まってきた!」

「まだ、全然固まってへん…」

と作戦によって進み具合は様々。

最も早くアイスを完成させた生徒は、氷に食塩をかけて一緒に凍らせました。

この、氷に食塩をかけることで温度を下がるのは、凝固点降下という現象が起こっているから。本来凝固点降下は高校生になって習う内容ですが、授業の最後では、なぜ温度が下がるのかを、みんなで簡単に先取り学習しました。

アイスづくりのいいところは、根気よく冷やし続けたら必ず完成すること。授業後には、生徒のみんなが完成したアイスの写真がたくさん送られてきました!どれもアレンジがきいたおいしそうなのばかりです…!

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第2回は、今の社会とシンクロしたテーマ!マスク編

第2回では、社会でリアルタイムに起こっている問題に対して自分ができることを探して、やってみてほしいという意図でマスクづくりを行いました。

まずは、いつマスクがなくなっても家族や友人が困らないように、ハンカチやタオルを使ったマスク作り。作ったマスクは、本当にマスクとして効果があるのか、通気性は問題ないかなどを簡単な実験確認しました。

また、何となくみんながつけているマスク。そもそも何のためにマスクをする必要があるのか、マスクにはどういう機能が必要なのかを、クイズを交えながら一緒に考えました。当たり前だと思っていることを一歩立ち止まって考えなおしてみる。そんな機会になればいいなと…!

 

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第3回は、日常生活の中の算数に触れる!石鹸編

第3回のこの日は母の日ということもあり、お母さんへのプレゼントにもできる、ぷにぷに石鹸とスライム石鹸という2種類の石鹸づくりに挑戦。

その前に、分量を理解するため、算数の比についてまずは一緒に勉強しました。学校で学ぶことの中にも、日常生活にも役立つことがたくさんあります。ここでの学びが石鹸づくりの成功・失敗に大きく結びつくからか、みんな真剣に学んでくれました。

その後は石鹸づくり。みんなで混ぜたり、こねたり…

使っている原液や着色料、型がそれぞれ違うので、カラフルで多様な石鹸ができあがりました。それぞれの個性がでた作品をみんなで見るのは面白いですね!

トウモロコシの形をした石鹸とか、これ以外で世界にありますか?(笑)

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第4回は、味覚の変化を体感!チーズ編

第4回では、チーズなどの乳製品に関する雑学を織り交ぜながら、チーズ作りを行いました。みなさんはチーズ何種類言えますか?それぞれのチーズの違いわかりますか?

最初はみんなで、牛乳からカッテージチーズを作ります。出来上がったチーズを味見してみると、正直微妙な味。そこに塩を加えてみて!とアドバイスをすると、

「めちゃ味が変わった!」

「チーズや!」

「塩すげええ!」

と生徒から期待通りのうれしいコメント。

2回目のチャレンジでは、みんな思い思いに、生クリームやヨーグルト、カレー粉やブラックペッパーなどを加えてみました。

「生クリームたくさん入れたら固まらへんくなった!」

のような失敗もあり…。ナイストライ!

 

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第5回は、生き物の構造を気づく!魚編

第5回では、これまでの実験、工作と打って変わって今度は魚をさばくことにチャレンジ!これまでで一番好評な授業となりました。

さばく魚は自由といっていたので、みんなアジやサバ、タイや太刀魚などいろんな魚を買って参加してくれました。(太刀魚僕もさばいたことなかった…ごめん!(笑))

ほとんどの生徒は魚をさばくのが初めて。魚独特の臭さやヌメリを肌で感じながら、三枚におろしていきます。

「このとげ何のためにあるんだろう?」

「卵入ってた!!」

など、自分でさばいて初めて気付けることがたくさんありますね。

当初は「みんな苦戦するだろうなあ」と心配していましたが、想像以上にみんな包丁さばきが上手で、全員が三枚におろすことができました。

 

その熱は収まらず、授業が終わった後も、たくさんの生徒が2匹目、3匹目へと挑戦!(たくさん買ってたんだね(笑))さばいた魚は刺身にしたり、揚げ物にしたり…

みんな僕より料理上手です!

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いかがだったでしょうか?

シンクロナイズドズームィング、次回は6/7(日)15-16時!

みんなでバスボムを作ります!もし興味がございましたら、こちらのリンクよりお申込みください!(参加無料)

6/7(日)シンクロナイズドズームィング 一般参加申し込み-バスボム編-

  

また、授業を担当している柴橋は日々考えたことをただただ垂れ流すnoteも書いておりますので、気になった方はぜひ見ていただけると嬉しいです!(笑)

https://note.com/shiba_kyoiku

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

この記事を書いた人

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柴橋和樹 Shibahashi Kazuki
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
studioあお/COLEYO 卒業生

社会人1年目
世の中の余計なストレスを少なくする教育論
平日はマクロな教育、土日はミクロな教育に携わっています。

note:https://note.com/shiba_kyoiku

Twitter:@bahashi


夏休み、僕たちは"死"の観察を始めた。「夏の庭」を読んで。- 12歳の本棚

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どうなるんだろう。友だちも家族もなく、もし何か最後の言葉を言ったとしても、だれにも聞かれることがなかったら。その言葉は部屋の空気の中をさまよって、やがて消えてしまうのだろうか。 何も言わなかったのと同じように。「死にたくない」「苦しい」「痛い」「くやしい」「しあわせだった」そんなどんな言葉も。

(本文より)

そして僕たちは観察を始めた。人が死んだらどうなるんだろう。

まずこの本は今、友達に会えず夏休みが削られる、といった状況にある子供達に読んで欲しい。 3人の少年の夏休みを描いたこの物語はある一つの疑問から始まる。少年たちの言葉のやりとりや、あたたかい登場人物に引き込まれてゆく。 ふと、忙しい日々の中で自分の未来のことを考える時がある。自分のいろんな場面を想像する。受験、就職、結婚、そして自分が死ぬ時。 自分がいなくなった世界を想像してさみしい気持ちになったとき、 そんな時にこの本が話し相手になってくれると思う。 

夏の庭―The Friends (新潮文庫)

夏の庭―The Friends (新潮文庫)

 

「夏の庭」
出版社:新潮文庫
ページ数:218ページ
初版発行:1994年3月1日 

廃材から作るハイスペPC ~使わなくなったPCをいただけませんか。~

 使わなくなったパソコンをください!

学生や社会人の皆さん!

生活の中で、「パソコンが欲しい!」「PCゲームがしたい!」となったときはありませんか?でも、ハイスペックパソコンは新品で買おうとなると、とても高いですよね。

でも、使わなくなったパソコンの部品を使えば、とても安くパソコンを作ることができるんです。

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===========================プロジェクト概要===========================

①皆さんの使わなくなったデスクトップパソコンをいただき、それをベースにハイスペPCを組む。

②デスクトップパソコンを作成する段階を、ビデオで撮り、YouTube、ブログ等で配信していく。

 

[例]#1 電源部分の取り付け

   #2 マザーボードの取り付け

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     #n PCの完成


こんな感じにする予定です。

=============================軽い自己紹介=============================

僕たちは、プログラミングに興味を持ち、studioあおに入りました。

その後、ロボットを使ってプログラミングを学習し、京都信用金庫様の2019企業家EXPOで、Pepperを使ったオープニングを務めさせていただきました。

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その後、AppleConsultingというプロジェクトを立ち上げ、新しい商品等を考えていました。そして次のプロジェクトとして、「廃材から作成するハイスペックパソコン」を立ち上げました。

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==============================きっかけ==============================

studioあおには、もともとたくさんのパソコンがありますが、それでも足りないときがあります。

また、高性能なパソコンも少ないのです。なので、1台パソコンを組んでしまえば良いではないかと思いつきました。

しかし、高性能パソコンは高価なので、もっと安くできないかと考えたときにこの

「廃材でパソコンを組む」という案が思いつきました。

もし、皆さんの家に使っていないパソコンがあるなら、それをいただきたいです。


パソコンの条件を下記に記します。

 

=======================💻必要なパソコンの条件✅=======================
・OSがついているパソコン(ほぼ全てのパソコンについています)

・ケースが有るパソコン(ほぼすべてのデスクトップパソコンにあります)

 

 パソコン等のコンピュータ関連のことをあまり知らない方は、使っていない「デスクトップパソコン」をくださるとありがたいです。ノートパソコンではありません。

デスクトップパソコンからはその中に入っている部品を全て取り出したいと思っています。なので、

「これはいるかな?」「これは外した方がいいかな?」のようなことは考えなくても良いです。

🌟使っていないPCを送る場合、着払いで下の住所へお願いします。🌟

🏣==============================🏣

studioあお

〒602-8371 京都市上京区一条通西町24-4 

🏣==============================🏣


どうぞよろしくお願いいたします。

studioあお生徒

SNY(中2)
Great(中2)
Aspect(小6)

《5/24〆切》"僕たちの10万円企画"への質問に答えます。

f:id:stud-io:20200522160513p:plain給付金で子どもたちに無料の教育を届ける僕たちの10万円企画への質問がいくつか来ているのでお答えしていきます。
「興味あるけど不安だな…。」
「ここはどうなってるんだろう…。」
という不安があって、応募をしていない方!わかり辛くてごめんなさい…。是非こちらをご覧ください。


Q:子どもの情報が勝手に公開されたりってあるんでしょうか…。

A:今回の企画に応募してくれた子として、オープンな場で公開することはありません。
今回支援してくださった方に向けて、応募してくれた子たちの取り組みを教育界の少年ジャンプとして報告はしますが、SNSなどで不特定多数の方に公開する予定はございません。
他の生徒と同様の形で、プロジェクトに取り組む様子をSNSに公開することはありますが、今回の企画に応募してくれた子が特定される形で公開することはありません。「子どもの成長って面白いでしょ?」とか「うちの生徒応援してね」ってことを、いろんな人に伝えるための広報は行いますが、それによって個人がケチをつけられることのないよう配慮いたしますのでご安心を…!
SNS規約上、お名前を公開しないという約束で教室に通っていただいていますので、同様に扱います。

 

Q:「あの子無料で通ってる子」って教室で肩身の狭い思いをすることはないでしょうか…。

A:今回の企画に応募してくれた子は、教室内でも公開いたしません。
うちは非常に多様な子たちが通っています。不登校の子、勉強が得意な子、発達障害を持つ子、足の速い子。様々な子が通って、それぞれの好きなことからプロジェクトを立ち上げています。お互いにお互いの人間性や、個性や環境を尊重する文化の教室ですので、誰かの家庭環境にケチをつける方はいません。てか、それにケチつける子や、保護者さんがいたら僕もスタッフもめちゃくちゃ怒ります…!なので、ご安心ください。現生徒の保護者様にも本企画の意図は伝えておりますし、通い始めるタイミングで改めてご説明は丁寧に行うつもりです。
もし、そういった事態があった場合は、速やかにご報告ください。改めてちゃんと説明をして、ご理解をいただきます。

stud-io.hatenablog.com



Q:遠いのでオンラインだけになるのですが、うまくいくのか心配で…。

A:3月から行っているオンライン授業は現生徒にも大変好評をいただいております。
オンライン授業では、通室よりも小集団の密度の高い授業のほか、教室のオンラインコミュニティや、投資制度、報告会への参加、イベント授業へのご参加など、大半のサービスがご利用可能です。どうしても心配な人は一度体験や、オンライン授業の見学も可能です。
3月からの急なオンライン化においても、大変好評をいただいており、通室ではなくオンラインへの移行を希望されている方もいます。…ってか「オンラインの方がいいかも。」って生徒がいっぱいいて、運営体制の修正にてんやわんやです。オンラインと通室の併用も検討中です。


 

Q:子どもが半年以内に辞めたくなっちゃったらどうしようって心配です…。

A:可能性はゼロではないですが、半年以内に辞めた生徒は今までほぼおりません。
この点に関しては子どもの気持ち次第なので確実なことは言えませんが、もし辞めたくなってしまった場合は、保護者面談、生徒面談を通して、原因の究明に努め、解決策を実施します。てか、基本的にうちの教室は、やりたいことを応援してもらえるめちゃ楽しい場所なので、辞めたいって人あんまりいません…!その上でも辞めたいときは、退会も可能です。次の受験や部活など、次の目標が見つかった人は喜んで送り出します。
その場合残った分の支援金額は、新たに生徒の募集を行うなどの対応を行います。

 

Q:金銭的に困っているわけではないけど…。

A:地理的な環境の不利を感じている方も一応対象ですので、一旦ご応募ください。ご面談で判断します。
今回の企画は「学びへの意欲は強いけど、金銭的ハードルを感じている子」を対象としていますが、地理的に望む学びの機会が手に入らない子も対象です。そもそも「受けたい教育が圏内にない」って金銭的ハードルとほぼ変わらんやん。という考え方です。一旦ご応募いただき、ご面談の中で詳しいお話をお聞かせください。



以上となります!!
他にもご質問があれば遠慮なく、以下よりご連絡ください。
興味あるな…けど…。という方が、一歩を踏み出す助けになれば嬉しいです。

Mail:info@coleyo.co.jp
Tell:075-285-1569
Webhttps://www.coleyo.info



▼ご応募はコチラから▼

forms.gle応募締め切りは5/24(日)23:59で、5/31までに当選者へご連絡します。(増枠につき〆切を延長しました。)
※今の所定員は10名です。他薦ありです。(5/20時点)

※担当スタッフが付き、お子様のサポートをします。
※授業(週2コマ×2h)・オンラインコミュニティ・教材費なし・生徒への投資制度あり、などなど。
※応募いただいた方は代表川村とご面談をさせていただく場合があります。
※応募が複数きた場合は、教室独自の基準で判断し、当選者にのみご連絡いたします。
※お問い合わせはぜひこちらにください。info@coleyo.co.jp

 

この記事を書いた人

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川村哲也 Kawamura Tetsuya
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
studioあお/COLEYO Inc.代表取締役
〒 602-8371 京都市上京区一条通り西町24-4
Mail:info@coleyo.co.jp
Tel:075-285-1569

 

過去出演メディア

NHKテレビ東京ワールドビジネスサテライト」/テレビ朝日スーパーJチャンネル」/関西テレビ「よ〜いドン!」/KBS「京都インディーズジョーンズ」/テレビ大阪「金曜報道スペシャル」/産経新聞京都新聞/日経TRENDY/月刊 私塾界…etc.

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camp-fire.jp

『少年ジャンプ』の編集長に、おれはなる!!!(ドン!!) - 代表のひとり言🍵

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前の記事は今回の10万円企画 の対象者さん向けに書きましたが、今回はすでに僕らを知ってくれている方に向けて書きます。
今回の企画は、実は2年くらい前から考えていました。

教育界の『少年ジャンプ』を作りたい。
この仕事をしていると、つくづく教育って「エンタメ」だなと思います。「成長」って見ていておもしろい。
赤ちゃんが立ち上がると、みんな手を叩いて大喜びするじゃないですか。それと同じように「生き物が成長していく姿」、つまり成長ストーリーって見ていて面白いんです。

週刊少年ジャンプの名作って割とこの構図なんですよね。未熟な主人公が、紆余曲折経て成長して、少しずつ社会の役に立っていく成長ストーリーなんです。
スラムダンクも、NARUTOも、ヒーローアカデミアも全部そう。(ついでに言うとアイドルとかもそう。)

だから、「子どもの成長を楽しむ人」と「教育機会で成長する人」という構図のエンタメを作ってみたいな、と思って温めていたのが今回の企画です。

今回の給付金をきっかけに、まずは自分のお金で実験してみようと思ったら「協力するよ」と複数ご連絡をいただきまして。今は増枠して8名分の10~14歳からの応募を募ってます。驚きと大感謝です。
その人たちにも早くジャンプ届けたいなって思います。
stud-io.hatenablog.com

教育費って家計から出さなきゃいけないのか。
家計以外から教育費がでる仕組みはつくれないのか。というのが僕の問いです。
「学力の経済学」という本があります。
その本によると、親の収入と子どもの学力には相関があり、裕福な家庭の方が学力が上がりやすい。しかもかなり早い段階で、後々埋めにくい差が生まれると。
教育費が家計からしか出ない場合、貧困は次世代まで引き継がれる無限ループなわけです。

でも、ぶっちゃけお金ってあるところにはあるじゃないですか。一方で、子どものモチベーションに見合った教育を受けさせてあげるのが難しい家庭もある。これからはモチベーションが最大の資産なのに、お金が理由でそれが潰えていくのは、なんかもったいないなって思うわけです。
ならば、教育とお金の関係を少し変化させて、そういう子たちとじわじわジャイアントキリングを起こせないか。というのがこの取り組みの真意です。

 

2年前には地方に完全無料のハイスペ教室を作ろうとクラファンして、大失敗しました。300万集めようとして、50万円ちょっとという、なかなか見ないレベルのスベり具合でした。
あの時協力していただいた人たちには、本当に申し訳ない気持ちです。正直今でも恥ずかしいから、絶対にこのことでイジらないで欲しい。

readyfor.jp



「子どもに投資」というエンタメ商品。
その上で僕は「商品」が作りたい。できれば「子どもにお金を出す」ことを、寄付とかではなく何か一つのサービスとして認識してもらえる感じ。経済原理に則りたいなって思うんです。
言い方が合っているかはわからないけど、本を買うとか、服を買うとか、おいしいものを食べるとか、そういう行動と「子どもに投資する」が並ぶようにしたい。そういう一つの「対価があるもの」として認識されるくらいの明確なメリットを提供できるようにしていきたい。

今回の取り組みでは、結果的にお金を出してくれた方が「10万円はもったいなかったな…。」て思うかもしれないし、「おもろい!さらに10万出したい!」って思うかもしれない。そこはフラットに感想を聞きたいし、結果を受け止めて今後に活かしたいです。
ということで、何度かアンケートなどにもご協力をお願いしたいです。(後出しすみません🙇‍♂️)


今回お金を出してくれた方には、その子の成長を綴った月刊誌をお送りしようかなとか、そういうことをいろいろと考えています。やるなら僕が16年以上買い続けているジャンプより面白い誌面にしたい。ライバルは集英社です。


最後に

残念ながら僕らは超無名なので、僕らの力だけだと本当に必要な子たちに届かない可能性が超高いです…。もしこの子に紹介したいって子がいたら、ぜひ送ってあげてください。

stud-io.hatenablog.com


そして先述にもありますが、驚いたことに5/14(木)のリリースから「協力するよ」と複数の方からご連絡をいただきまして、今は8名の応募を募っています。たくさんお金が集まる事態は想定していなかったので結構慌てていますが、とにかく感謝の気持ちでいっぱいです。ご連絡くださった皆さん、誠にありがとうございます。SNSシェアなどにご協力くださっている皆さんにも大感謝です。

引き続き、もし「ワシの給付金も子どもたちに使ってええど。」的な方がいらっしゃったらご一報ください。10万円につき1名(半年間)受入人数を増やします。〆切も柔軟に対応します。(ちなみに、質問あったんで答えますと、1万円単位とかでも全然いいです。集まった額が端数だったら、何かいい方法を考えます。)
川村携帯:09076538143
川村メール:kawamura.t@coleyo.co.jp
会社Web:https://www.coleyo.info/


2年後くらいには沖縄に完全無料のスクールを作りたい。沖縄って貧困率が高いし、シングル家庭が平均の2倍くらい。この仕組みを作って、そういうところでできないかって思うんです。
(あと暖かいし、泡盛と島ラッキョが好物なので個人的に好き。)

どうぞよろしくです。

studioあお/COLEYO Inc.
川村哲也

書いた人

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川村哲也 Kawamura Tetsuya
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
studioあお/COLEYO Inc.代表取締役
〒 602-8371 京都市上京区一条通り西町24 妖怪SOHO
Mail:info@coleyo.co.jp
Tel:075-285-1569

 

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NHKテレビ東京ワールドビジネスサテライト」/テレビ朝日スーパーJチャンネル」/関西テレビ「よ〜いドン!」/KBS「京都インディーズジョーンズ」/テレビ大阪「金曜報道スペシャル」/産経新聞京都新聞/日経TRENDY/月刊 私塾界…etc.

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《〆切延長・10名に増枠》僕"たち"の10万円は10~14歳に使いたい。- 代表のひとり言🍵

f:id:stud-io:20200517225523p:plain明日から京都市の給付金10万円の申請が始まりますね。
10万円というと大金ですので、もらえることになった時にはびっくりラッキーという気持ちでした。ただ、何に使おうかなと考える中で、少しだけなんか引っかかる感じがあって。正直な話「降って湧いたお金感」が拭えなかったんです。

だから、できるだけ面白い使い方というか、誰かが喜んでくれる使い方をしたいなと思ってずっと考えてました。
教室にビールサーバーを買って、コロナが収束したらうちの生徒、保護者さん、スタッフのみんなで宴会をしようとか、みんなで任天堂switchを買ってコロナ禍も楽しんで過ごそうとか。

そんな風にいろいろ考えた上で、結論やっぱり子どもたちの学びのために使いたいなって思いました。


「やってみたい!」にお金でストップをかけたくない。
僕個人の考えですが、2年前くらいから教室を完全無料にする方法はないか、とずっと考えています。

月謝が原因で通えないという子たちの「やってみたい!」を大切にしたい。お金でその気持ちにストップをかけたくない。やりたいことを思い切りやって欲しいし、僕はそのサポートをしながら、成長を特等席で見ていたい。
けど、うちも会社でやっていて、従業員もいるのでただただ無料にするというわけにもいかない。

そんな中、今回の給付金は良い機会なので、僕個人の10万円は子どもたちの「やってみたい!」を応援するために使いたいと思います。

ということで、誰かうちの教室studioあおで「やってみたい!」ことやってみませんか?半年間無料で通えるようにします。
※この記事の一番最後のフォームから5/24(日)23:59までご応募できます。(増枠につき〆切延長しました)

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ノロノロ準備していたら、その間に前澤さんがすごい企画を始められました。笑 めちゃくちゃ素敵な企画ですよね。僕レベルですと、まずは1人の子どもの「やってみたい!」を応援することくらいからしかできないのですが、まずたった1人から、やってみたいと思います。(増えることを祈りつつ)
※5/15
追記:2名の方から10万円子どもたちに使ってと、お申し出がありました。募集を3名まで増枠します。
※5/16追記:さらに1名から10万円、他の1名から5万円のお申し出がありました。募集を5名が半年間通えるようにします。(足りない分は僕が出すことにします。)
※5/17追記:さらに3名からご連絡がありまして、8名の募集に増枠しました。
※5/20追記:さらに2名からご連絡がありまして、10名の募集に増枠しました。あわわわ

www.yusakumaezawa.com

 

「やってみたい!」に付き合うのって難しいですよね…。

生徒たちが自分で「やってみたい!」と言い出したことから始まっているのが、うちの教室で行われていること全てに共通している点です。

自分の子どもに「何かに夢中になれる子」になって欲しい。と思っている方は多いんじゃないかなと思います。

ただ一方で、子どもたちの「やってみたい!」というサインに、うまく応えてあげられないと悩んでいる方もまた、多いんじゃないでしょうか。
仕事があったり、家事があったり、やり方がわからなかったり。様々な理由でうまくできない…、そもそもそんな時間取れない、という方がたくさんいると思います。

だから、その部分をstudioあおが代わりに引き受けます。
子どもたちのモチベーションを引き出し、それに素早く反応し、プロジェクトを立ち上げ、社会と直接つながる体験にする。そのために教室には、興味関心を引き出すコンテンツや、子どもたちへの投資など、いくつも仕組みを用意しています。この点に関して我々はプロフェッショナルです。 

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「やってみたい!」から社会とつながる体験。

10〜14歳を対象に、半年間うちの教室「studioあお@京都」に無料で通えます。(オンライン含む)
studioあおは少し変わった教室で、生徒たちは国数英社理の5教科ではなく、以下のように、一人一人が自分で立ち上げたプロジェクトに取り組んでいます。
youtu.be
教科書はありません。教材はお金、情報、人など、全部社会にあるホンモノ。
それぞれ自分の「やってみたい!」こと、好きなことを起点に、お商売や、研究、モノづくりを通して社会と直接つながる体験をする、アウトプットベースの教室です。
「習い事」や「塾」よりも、自由でちょっとオトナっぽい感じ。超楽しいです。

何かに対して夢中になれること自体が「才能」だよね。という考えのもと、5教科の優劣や、運動神経の良し悪しだけではなく、全ての才能を評価し、育てる教育を行っています。

▶︎過去に生徒が取り組んだプロジェクトはコチラから!


子どもたちは約10年後、社会に必ず出ていきます。
その時に「自分で問題を見つけて、プロジェクトを立ち上げて、やってみる。」という社会と直接つながった経験を持って、自信たっぷりに世の中に出て行って欲しい、と僕は思います。ただ、その経験を家庭単位で作り出すのはなかなか難しい。(現状は学校でもなかなか難しいことが多い)
それを代わりに行うのがうちの教室です。


京都・大阪・滋賀あたりの方は緊急事態宣言が解除されれば通室できますし、オンライン授業もあるので、全国津々浦々どこからでもご応募いただけます。

▼ご応募はコチラから▼

forms.gle応募締め切りは5/24(日)23:59で、5/31までに当選者へご連絡します。(増枠につき〆切を延長しました。)
※今の所定員は10名です。他薦ありです。(5/20時点)

※担当スタッフが1名付き、お子様のサポートをします。
※授業(週2コマ×2h)・オンラインコミュニティ・教材費なし・生徒への投資制度あり、などなど。
※応募いただいた方は代表川村とご面談をさせていただく場合があります。
※応募が複数きた場合は、教室独自の基準で判断し、当選者にのみご連絡いたします。
※お問い合わせはぜひこちらにください。info@coleyo.co.jp


▼今まで来たご質問への回答はコチラから!▼

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できれば、様々な理由で教育の機会が手に入りにくい家庭に、このキャンペーンが届いてくれると嬉しいです。

改めましてですが、前澤さんの取り組み、とっても素敵だと思いました。個人的には子どもって、もっともっと「みんなで育てる感」があって良いんじゃないかなと思います。産みやすく、育てやすい国にしていきたいです。


P.S.
あと、もし「ワシの10万円も子どもたちの"やってみたい!"に使ってええど。」的な奇特な方がいらっしゃったらご一報ください。協力してくれる方の数だけ、受入人数を増やします。電話ください。
※5/20追記:合計10名の方から次の世代への投資を預かりました。10名まで増枠します。ご賛同いただき、誠にありがとうございます。内訳:10万円9名(川村含む)、5万円2名
川村携帯:09076538143
川村メール:kawamura.t@coleyo.co.jp
会社Web:https://www.coleyo.info/

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この記事を書いた人

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川村哲也 Kawamura Tetsuya
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
studioあお/COLEYO Inc.代表取締役
〒 602-8371 京都市上京区一条通り西町24-4
Mail:info@coleyo.co.jp
Tel:075-285-1569

 

過去出演メディア

NHKテレビ東京ワールドビジネスサテライト」/テレビ朝日スーパーJチャンネル」/関西テレビ「よ〜いドン!」/KBS「京都インディーズジョーンズ」/テレビ大阪「金曜報道スペシャル」/産経新聞京都新聞/日経TRENDY/月刊 私塾界…etc.
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人間として色がつく前の自分って?「コンビニ人間」を読んで。- 12歳の本棚

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「- 私の喋り方も誰かに伝染しているのかもしれない。こうして伝染し合いながら私たちは人間であることを保ち続けているのだと思う。」

(本文より)

家族という人間、友達という人間、いろんな色の人間。人間として色がつく前の自分って?

読み始めて数十ページで、この主人公は普通じゃないと気づいた。今まで本を読んできて、たくさんの魅力的な主人公に出会ったけれど、ある意味一番夢中になった主人公かもしれない。
応援したくなるとか、特別な能力を持っているとか、そんな主人公ではないけれど、読み進めるうちに、フツウ・フツウじゃないの区別が麻痺していく感覚。
読んだ後、ラストにイマイチすっきりしなくて、しばらく考えこんだ作品だった。この本のラストを他の人はどう受け取るのだろうか。

コンビニ人間 (文春文庫)

コンビニ人間 (文春文庫)

 

コンビニ人間
出版社:文藝出版
ページ数:160ページ
初版発行:2016年7月27日

ニュートンはペスト休校中に万有引力を発見した。 -緊急春休み!超・自由研究コンテストを開催します

微分積分や、光学のプリズムでの分光、万有引力の発見といった三大業績を残したニュートン。実はその業績を残した時期というのが、ペストでケンブリッジ大学が休校中の時だったんですね。

休校のおかげで、落ち着いて、ある程度引き篭もって、自分の興味のあることに没頭する時間ができたんでしょうね。
そんな、現代のニュートンになるチャンス!

コロナで急な長期休暇がきて、暇してる小・中学生の皆さんは、どうでしょう!!
生徒を抱える教育関係者の皆さんや、保護者さん、子どもたちの様子はどうでしょう?
好きなことや、自分の興味を深める時間として使いませんか?


もしかしたら「学校がなくなって、何をすれば…。」とか、「何かしたいけど、なにをしよう…。」とか、矛先やきっかけがなくて、エネルギーを持て余しているBoys&Girlsが多いんじゃないでしょうか。

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うちの生徒たちも「ヒマ〜!」「なんか楽しいことしたい!」と、モチベーションを持て余している様子でした。


ということでリリースしました!緊急の自由研究コンテスト!!

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▼家でヒマなら研究しない?-緊急春休み!超・自由研究コンテスト -▼

www.coleyo.info
次のニュートンになれる小中学生を探すために、応募いただいた動画は、研究者からのコメントと一緒に、特設サイトにアップされます!



オトナからヒントをもらって研究したらいいじゃない!

こんなことを考えたのは、うちの生徒と、Facebookでの投稿がきっかけ。
あまりに子どもらの退屈そうな感じと、ヒマしていて困るという保護者さんの声が多かったので、4/7に子どもたちへのお題をください!と、Facebookに投げたところ、たくさんの方がコメントが集まりました。コメントをくださった皆さん、ありがとうございます🙇‍♂️

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ただ、一方でこの時代に「問い」をこちらから渡す教育でいいのか?とも思ってまして。
そんな中「問いから発見するのが大事」って普段言ってるじゃねえか。と、社内からの声もあり、ウンウン考えた結果、
あらヤダ!じゃあ、研究の最前線と小中学生をつなげた上で「自由研究」をやったらいいじゃない!!と、4/8にちょっとオネエな感じで思いつきまして。それが開催のきっかけです。
(改めまして、コメントいただいた皆さんありがとうございました!良かったらサイトに自由研究のヒントとして掲載させてもらいたいので、個別ご連絡をさせてください!)


そこからは緊急チームを作って、即始動です。
コンセプトやベースデザインを作って、その日のうち研究者の方に3本インタビュー。
4/9の20時にサイト作成に着手して、翌朝7時に完成しました。朝日が出てきたときにちょっと心折れましたね。まじドラキュラ。


研究者の方へのインタビューは、一本目が既に公開されているので、是非ご覧ください。(長いですが、ご容赦を!)


緊急春休み!超・自由研究コンテスト開催!水と紙の研究者にオススメ自由研究聞いてみた。

 

2本目は立命館大学心理学部で、ウワサなどの「ホントっぽい嘘」について研究するサトウタツヤ先生
3本目は光華女子大学の栄養学部で、「スポーツのパフォーマンスと食の関係」について研究する河嶋伸久先生、
となっていて、非常に面白いので、是非みてください〜!

インタビュー受けてもいいよ!という研究者の方がいたら(元研究者でもOK)、是非ご連絡ください🙇‍♂️(メール:info@coleyo.co.jp)



子どもたちへの「コレやってみたら?」に使ってください。

企画を作りながら、頭にあったのは子ども達のこと。そして教育関係者の皆さんや、保護者さんのことです。
うちの生徒たちは唐突にきてしまった長期休暇で、その時間とエネルギーをどこに使えばいいか路頭に迷っているし、
知り合いの教育関係者やうちの保護者さんも、何か選択肢を提供してあげたいけど、この目まぐるしく変わる状況下じゃなかなか難しく、歯痒い思いをしている。
そんな現状に何かコンテンツで協力できないかと、考えて作ったのがこの「超・自由研究コンテスト」です。

ぜひ、やることがなくて困っている子、エネルギーの向け先がない子がいたら、
「コレやってみたら?」と一言オススメしてみてください。

もし「やってみたいけど、何から始めたらいいかわからん〜」と言う子がいたら、無料のオンライン研究相談もやっているので、ぜひご活用ください!

▼オンライン研究相談お申し込み▼

forms.gle

(超・自由研究サイト内からも飛べます)


爆速で作ったので、アップデートを順次かけています。
今日は景品について更新しました。うちの子どもをその気にさせるにはコレが足りない〜。という人がいれば、是非ご連絡ください!ご意見を参考に、ドンドン更新していきます!(メール:info@coleyo.co.jp)

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Amazonギフト1万円分が豪華か…?という疑問は一旦置いておきましょうね…。

 



モチベーションが最大の資産。怒りじゃない矛先を作りたい。


テクノロジーが発展し、個人の能力が拡張される時代に大切になのはモチベーションです。コレが好き!とか、コレやってみたい!とか、何かに対して情熱を燃やせることが、とっても大切なチカラになります。

そして、自分起点で何かに没頭した経験があるか。というのは、その人間のモチベーションの総量に大きな影響があると考えています。

今回はせっかく、やらなくちゃいけない宿題も、ずっと前から計画していた予定もない長期休暇です。
コロナや、学校や、政府や、世の中のアレコレに怒るだけじゃあ、何も始まらないし、何も変わりません。
エネルギー余っているなら、自分起点で、何かに没頭してみるのもアリじゃない?そう思って作った矛先が超・自由研究です。

この緊急長期休暇は、上手く使ったら人生が変わる、とっても素敵な春休みになるんじゃないかな?と希望を込めて、全国のヒマしている小・中学生にこの企画を贈ります。ぜひ、挑戦してみてね〜。


---追記---

ニュートンは当時25歳だったらしいです。
25歳の時、僕何やってたかなって思い返してみたら、Tinderしてました。出会い系アプリのTinder。もうめちゃくちゃしてました。
小・中学生のみんな、そんな25歳にならないためにも研究どうでしょうか。




京都にある弊教室についてはこちら!

stud-io.hatenablog.com



 この記事を書いた人

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テツ(川村哲也)

放課後教室studioあお 教室長。
若さですね、若さ。若さの矛先がTinderでした。

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【超・自由研究 運営教室】
studioあお:https://www.facebook.com/studio.ao.kyoto/
スタジオアル:https://www.studio-aru.com/
寺子屋LABO:https://www.terakoya-labo.com/

【運営元:株式会社COLEYO】
住所:〒602-8371 京都市上京区一条通西町24-4 妖怪SOHO
電話番号:075-285-1569
メール:info@coleyo.co.jp
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【スタッフ特集】一大イベント・プロジェクト報告会を企画するCOLEYOの参謀に話を聞いてみた!

スタッフ特集第4弾~!!

どうもこんにちは!夏の無人島キャンプで初釣りにしてキスを釣り上げた、学生スタッフのまみーです!

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今回紹介するのは、論理的な考え方で虎視眈々といつも何かを狙っているタイプの“しばけん”こと柴橋和樹!(※勝手な印象です。笑)

彼が心に秘める熱い想いをお届けしたいと思うのですが、彼の取り組みには何やら「ストレス」が関係しているようですよ…👀

 

余計なストレスの少ない社会を創りたい

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COLEYOでは、3ヶ月に1度「報告会」というイベントを行っています。生徒たちが、自分の進めるプロジェクトをパワーポイントなどの資料にまとめ、他生徒や保護者さん・社会人ゲストに向けて進捗もしくは成果報告をする場です。生徒の報告に対して
様々な知恵や経験を持った方々から直接フィードバックをもらい、世の中の課題に向き合う社会の一員として子どもたちを育てます。

今回、そんなCOLEYOとしての一大イベント「報告会」を中心となって企画・運営するしばけんに話を聞いてきました!

 

僕はストレスフリーに生きたい。


まみー:今日はよろしくお願いします!初めに、しばがCOLEYOに入った理由を教えてもらっていいですか?

しばけん:COLEYOに入ったのは、「余計なストレスの少ない社会を創る」という僕の夢を実現できる場所だなと思ったからです。でも、COLEYOとの出会いは本当に偶然だったんですよ!色々調べてたどり着いたわけじゃないんです。


:そうだったんですか!どんな経緯で??

:僕、大学2年生の頃めっちゃ真面目に授業行ってたんですね。1限の授業でもちゃんと起きて通っていたのですが、ある日、寝坊してしまって。いわゆる絶起(絶望の起床)で「ああもうだめだ…ハァ」ってなって、家から出ずにテレビをつけたんです。『よ~いドン!』っていう関西の番組をぼんやり眺めていたら、となりの人間国宝さんっていうコーナーで代表が紹介されていて、なんだこれ!こんな教育が世の中にあるのか!と衝撃を受けました。すぐに連絡して、面接してもらうことにしたのが始まりでしたね。懐かしい~

 

 
:おお~、本当に偶然!その時たまたま寝坊してくれてなかったら、こうやってインタビューすることもなかったわけですね…!

:そうそう、あの時の自分に感謝ですね笑 初めて代表に会いに行ったときは、一応面接だしなと思ってスーツ着て、履歴書持って旧教室まで行って、ドアも3回ノックして、ゴリゴリの就活っぽく入ったんですけど…めちゃくちゃ浮いた。代表がこんな感じなので、めっちゃ笑われました。笑

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:たしかに、そういうかたい雰囲気の場所じゃないからね笑 ところで、冒頭で言ってくれた「余計なストレス」っていうのはどんなストレスのことを言うんですか?

:生きるうえでの必要のないストレスのことです。ストレスの種類はたくさんあると思うのですが、僕は大きく2つに分類できると思っていて、それが「自己成長を促すストレス」と「自己成長を妨げるストレス」なんです。で、後者は生きるうえで必要のない、余計なストレス。これを少なくして、みんながストレスフリーに生きられる社会を創りたいんですよね。

 
:ほうほう。自己成長を促すストレスってどんなものでしょうか…?

:えーっと、わかりやすいので言うと筋トレとかそうですね!体を強くしたいとか、痩せたいとか、モテたいとか、そういう目標のための手段として筋トレをする場合、身体的にストレスがかかります。精神的にしんどい場合もあるかもしれない。でも、このストレスを受けながらも頑張ることで自分を成長させ、目標を達成できるわけですよね。これはポジティブなストレスなので、生きるうえで必要だと思います。けど、社会の中には筋トレのようなポジティブなストレスではない、必要のないストレスが多く存在しています。そこを改善できたらいいな~と思っているんですよね。


:なるほど、確かに筋トレは自己成長に繋がるストレスですね!じゃあ、教育の中にある自己成長を妨げるストレスって何なんでしょう?

:僕は、「面白くない」と「社会とのギャップ」が余計なストレスだと思ってます。「面白くない」っていうのは、学校を思い出してもらえればわかると思う。教室に缶詰めにされて、机に座ってみんな前を向いて授業を受けるのって、全然面白くないじゃないですか。その環境で勉強をしても、やる気も知識の定着度も下がりますよね。結果的に幸福度が下がるので、これは成長を妨げるストレスだと思います。



:たしかにそうかも…!面白いと思えるほうが絶対勉強への意欲は増すし、その結果いい成績が取れて嬉しかったり、将来の選択肢が増えたりして幸福度が上がりますね。もうひとつの「社会とのギャップ」はどういうストレスなんですか?

:「社会とのギャップ」っていうのは、教育現場で評価される人と社会で評価される人のギャップが大きすぎるということです。大人の言うことを聞くいわゆる"いい子"では、今の社会で成功するとは言えないのに、ずっと昔からの風習を断ち切れないで生きづらい世の中になっている。社会人になった時の幸福度が下がる風習なので、これは必要のないストレスです。社会の中で評価される人と同じ基準を学校にも適用できたら、社会のストレスが少なくなって、ストレスフリーに生きられる人が増えると思うんですよね。

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:学校にずっと通ってきて、社会とのギャップはすごく感じていました!学校はみんなに合わせることが良しとされる風潮があるけれど、社会では自分の意見をしっかり発言できる人が評価されますもんね。COLEYOに入ったら、この課題を解決できると思った、ってことでしょうか!

:そう!自分のやりたいことをプロジェクトにして、それを社会の役に立つように実装する、「面白い」かつ「社会人として必要なこと」を実践しているとわかったので、すぐに面接をお願いしたんです。あの時本当に寝坊してよかった~!!

 

 10歳からの社会人を育てるために

:COLEYOに入ったきっかけや目指している社会についてはわかったのですが、面白くて社会と接続性のある教育をするために、どんなことに取り組んできたんですか?

:僕は主に「プロジェクト報告会」の担当をしています。3カ月に1度、保護者さんや社会人ゲストを招いて、生徒のプロジェクトの成果を報告するイベントです。今までに4回の報告会をデザインしてきました。


:報告会はCOLEYOの一大イベントとして、生徒もスタッフも毎回気合いを入れて取り組んでいますよね!

:そうですね。このイベントでは「教室と社会を接続させること」を最重視しています。普段教室の中でプロジェクトを行っていると、どうしても内々の成果として終わってしまいそうになるのですが、それでは社会とのギャップが解消されるとは言えません。そこで、自分のプロジェクトを世の中に発信し、社会からの生のフィードバックをもらえる場を設けることにしたんです。

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:取り組みに対して、第3者の方々から意見を貰えるというのは生徒のやる気にも繋がりそうですね!

:そうなんです、報告会は生徒のプロジェクトに中間ゴールとしての機能も持っているんですよ。最終ゴールまで走り続けろ!っていう根性論みたいなことをするんじゃなくて、生徒たちが納得感をもって、自分のやりたいことを突き詰められる環境づくりの一環です。


:なるほど!プロジェクトをより良い形でやり遂げるための方法でもあるんですね!

:そう!それに、社会に出たら自分の考えていることや取り組んでいることを他者にわかりやすく伝えられる力も必要になりますが、報告会はその力を身に付けるためのいい機会になるんですよ。相手にうまく伝わる報告をするには練習も必要になるので、普段の授業の中で10分間でプレゼン練習やディスカッションの時間などを設けていますが、「報告会のため」っていう明確な目的があると、自然と伝える技術が身につくんです。周りの生徒も同じ目的に向かって頑張っているという一体感が生まれますしね。

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(プレゼンやディスカッションの授業では、ゲーム要素を組み入れて楽しく取り組めるよう工夫しているんです!

:社会との接続を実現するためのデザインがたくさんあるのですね!報告会を何度も経験していくうちに、社会人顔負けの小中学生が育ちそうです!

 

最も良いフィードバックのためなら、何でもします。 

:4度の報告会を担当したということですが、コンセプトやコンテンツはどんなふうに変化したんですか?

: まず初めに担当した報告会では、評価制度を導入しました。これは、教育の成果指標と社会の成果指標をできるだけ近づける目的で、MVP (Most Valuable Project)を選ぶための評価基準を作ったんです。


:評価基準って大事!自分がどこを評価されているか明確にわかれば、そこは引き続き意識してプロジェクトを進めていけばいいですもんね!次の報告会は何を変えたんですか?

2回目の報告会では、より多様なフィードバックを受けられるよう、規模をぐっと大きくしました。1回目の会場はstudioあおの教室だったのですが、2回目は立命館大学衣笠キャンパスの食堂をお借りして総勢100名ほどの報告会を実施したんです。


:1回目は30~40人くらいの報告会だったから、一気に規模が大きくなりましたね!

:そうですね!その分生徒たちも準備に力を入れたので、観客が多くても堂々とプレゼンできる生徒が多くなった印象があります。他には、演出に力を入れました!オープニングムービーを流したり、うちわを使った投票形式にしてインスタ映えを狙ったり。笑 生徒たちが盛り上がる仕組みがあると、やるぞってなりますからね!さらに、社会人ゲストとして、JR西日本の社員さんや京都市の議員さん、京都の若手起業家の方にも来ていただきました。


:盛りだくさん!生徒たちにとってもすごく良い経験になった報告会だったんじゃないかなと思うのですが、課題はあったんですか?

:フィードバックの質と量についてですね!2回目の報告会でも、生徒たちは様々な刺激を受けられたようで良かったのですが…報告会は生徒にとって社会から直接フィードバックを受ける貴重な機会なので、より質の高いフィードバックをたくさん受けられる仕組みはないのかということが課題として残りました。


:なるほど!その課題をもとに行った3回目の報告会はどんなものだったんでしょう?

 

:3回目に担当した報告会は、ディスカッション型の報告会にしました。生徒のプロジェクトに関連する職業の方をお呼びして、6~7人のグループをつくって各プロジェクトについてディスカッションするというものです。

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:そういう流れだったんですね!「社会との接続性」を備えたまま、前回の課題を意識して新しい形式の報告会を実施…とめちゃめちゃPDCA回ってる…すごい!グラレコを使ってディスカッション内容を記録していたのがわかりやすくて、印象に残ってます!ちなみに、最後に担当した報告会では、何を意識していたんですか?

 

:4回目の報告会では、生徒からの発表だけでなく、保護者・生徒・ゲスト・スタッフみんなで、日常の困りごとについてディスカッションをするコンテンツや、懇親会でスタッフから生徒への3ヶ月間のフィールドバックを書いた手紙を渡す時間などを新たに設けました。
また、生徒の発表も、研究・ものづくりなどプロジェクトジャンル別に分けたブース発表と、プロジェクトがゴールまで到達した生徒のみが出られるコンテストの2つに分けました。
いずれも、報告会が生徒にとっても報告会に来てくださった方にとっても「面白い!」と思ってもらえるようなイベントにしたいと思い、取り組んだ試みでした。


:イベントが参加者全員の価値になるよう、試行錯誤しながら毎回アップデートしてきたんですね…!

 

:色々考えて試す機会を貰えたのはありがたかったです!でも何より、生徒や保護者さんたちの感想を聞いてみると、少しは生徒たちの役に立っているのかな~って思えて、僕の幸福度がめちゃくちゃ上がってましたね!また、社会との接続性だけでなく、毎回形式を変えて面白さを求める、教育のエンタメ化も少しずつ進めてこられたのかなと思ってます。とは言ってもまだまだなので、まずは教育の分野で、余計なストレスの少ない社会を創っていきたいです!

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:その想いを突き詰めていってもらえたら、なんだか本当に生きやすい社会になりそうです!夢の実現のために、自分のストレスをためないように気を付けてね!笑 今日はありがとうございました!

しばけんのことをもっと知りたい!と思った方はこちら☟
note:https://note.com/shiba_kyoiku

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