みなさん、京都一条通りがU15のシリコンバレーと呼ばれる日は近いです。
なんとここ2,3ヶ月で、15歳以下の小・中学生が3名も起業しました。
彼らはビジネスのテーマ設定から、予算集め、商品開発、販売、PR、etc...、
全てを自分たちの手で行います。
なんと、株券を発行したりもします。
これを読んでいる方の中には、もしかしたら
「起業だって!?子どもが、お金儲けするなんて教育的によろしくない!」
なんて思った方もいるかもしれません。
それ、だいぶ偏見で、間違ってます。
むしろ幼い頃に、お金について考える機会がない子は不幸。
なぜなら、大人になると、必ずお金を自分で扱わなきゃいけないからです。
というか、そもそもお金ってすごい発明じゃないですか?
それ授業で扱わないってどういうこと?
お金の教育、すんごく大事です。下記どうぞ。
「お金儲け」は悪いことじゃない。
「お金は汚いもの」
このイメージは日本人にあまりにも浸透していて、
もはやあえて口に出す人も少ないかもしれません。
日本は「質素倹約」が美徳とされ、
お金儲けは強欲で汚れたものという文化が、
江戸時代から続いていると言われています。
ただ、これって本当のところどうなのでしょうか。
本当にお金って汚いのか、考えてみたい。
確かになりふり構わず、他人の不幸を顧みず、
お金稼ぎだけに向かって行く人間には、私も嫌悪感を感じます。
お前ウシジマくんかよ。って。
ただ、私は「お金を稼ぐ」という行為自体にはとっても肯定的です。
本質の部分を考えたときに、
稼ぐこと自体は悪いことじゃない。儲けることも悪くない。
そもそもを考えたときに「たくさんお金をもらう」ってのは、
"たくさん誰かのハッピーを作った"ってことじゃないですか。
「お金を儲けた」というその結果だけにフォーカスして、
感覚的に「汚い」「悪い」っていうのは、あまりにも乱暴です。
テレビ版ジャイアン並みに乱暴です。
お金自体は汚くないんです。
お金好きな人の中に、たまに心が汚い人がいるだけで。
ここら辺については、子どもだけじゃなく大人も理解が浅い。
お金儲けの話には、多くの人が無条件に怪訝な顔。
でも、これはしょうがありません。
なぜなら、日本には経済(ビジネス)の授業がありません。
将来多くの人がサラリーマンになり、ビジネスの世界で生きて行くのに、
ビジネスを学ばないんですね。
結果、客観的に「お金」を見つめる機会が少なく、
お金に対して感覚的な理解のまま、大人になってしまう人が多くなるのです。
好きなことで、生きていく
↑こちら、みんな大好きYouTubeのキャッチコピーですが、
とてもいい言葉ですよね。
これを実現しようとした時に、必要なのはたったの2つです。
「好きなことがあること」
「その好きなことでお金が稼げること」
この2つ。
studioあおには、この2つをテーマにした、
U15実践型アントレ教育プログラム「ベンチャーズ」と言うプログラムがあります。
※タイトルではわかりやすく「商い教育」と書いていますが、本当は「アントレ教育」と言います。
15歳以下、小中学生が主体となり、
予算集め、商品企画、販売等の商売の工程を一から学ぶこのプログラム。
最大のポイントは、本物のビジネスに挑戦することで、
「好きなことを通して、お金と向き合う経験が詰める」という点です。
ただ好きなことをやるだけだと、
ただの遊びになってしまう。
ただきついアルバイトの体験だけだと、
「我慢の対価=お金」だと勘違いしてしまう。
「ベンチャーズ」では、
「好きなことで、誰かのハッピーを作る」ことにトライしてもらいます。
それを通して「お金を稼ぐ=誰かのハッピーの創出」であることを体験的に理解してもらう。これすごく大事。お金儲けの本質。
これが上手にできる人は、「好きなことで、生きていく」が出来ますよね。
▲ひょんなことから災害に興味があることが気づいた小6,中1のコンビは、
東北の現状を伝えるためのビジネス型基金「あお二才ファンド」を発足。
お金を自分たちで稼いで、災害発生時に即座に送れるよう準備します。
▲今回は「きっかけ食堂」さんとコラボし、東北の食材を販売。頑張ってお釣り数えてます。
▲百鬼夜行当日まで「きっかけ食堂」さんと打ち合わせを重ねます。
基本的に全てにおいて「答えがない」ので、頭を捻りながら自分たちで「これだ!」という答えを生み出します。
▲そして、大人の前でプレゼンテーションを行い、、、
▲株券を購入していただき、予算を集めました。
▲株券は彼らが自分たちで作成しました。
▲お金の清算もやります。今回は目標利益を大きく下回ってしまったので、ただいま投資家様への配当、お返しを考え中…。
本物のビジネスなので、失敗ももちろんあります。いいですね、どんどん失敗してください。ほんでたまに成功してください。
▲ちょっと見えにくいですが、京都新聞さんが取材してくださいました。
▲こちらはアクセサリーブランド「うみっこ。株式会社」の写真。オンラインで指導を受けながら、商品開発中です。先生は静岡在住のアクセサリーデザイナーCOCHIさんです。
▲教室ではメンターがついて、生徒が思いついた商品開発、販売戦略のアイディアを、一緒に形にして行きます。
▲こちらの子は今後ネット販売も行いますので、名刺兼ショップカードで認知拡大。
▲ 続々商品作ってます。どんどんうまくなっていくのが、見ていて面白いです。
▲この子は「買ってくれる人の意見が聞きたい」と、店頭販売でマーケティングしました。このデータを元に、商品開発、ネット販売の戦略を考えます。
▲終わった後は打ち上げます。小・中学生とご飯行くのは、結構面白いです。
このプログラムの一番のいいところは、何度も言っているように
「誰かのハッピー」が前提にあることです。
自分の事業を成功させようとしたら、
必ず「他人のこと考えなきゃいけない」んですね。
難しくいうと「他者意識を持つ」とか言ったりするんですが、
社会で生きて行く上で、人と関わって生きて行く上で、
この意識は必ず大事になってきますよね。
「この商品は誰のためのもの?」
「そのサービスでその人喜ぶかな?」
「自分がその人だったら何が嬉しい?」etc...
生徒と話のはこんな感じのこと。
自分の好きなことを押し付けるのでなく、
「相手がそれによってどう思うか」をイメージする力。を鍛える。
お金はハッピーの量を見える化できる。できるという意味で、
わかりやすい定量評価が返ってくるんですよね。
うまくいったらすごく自信にもなりますよね。
とまあ、こんなことやってます。興味がある人は是非連絡ください。
どうせ大人になったらみんな働くんだし、
好きなことで働ける、
ビジネスを通して自己表現できるって、とってもいいことだと思うんです。
と、言いますか、テクノロジーは人間のあらゆる能力を補完していくので、
「好きなことでしか食えない世の中」がすぐ来ます。
「モチベーション」のないことで勝てない時代が来るんですね。
ということで、
小・中学生のみんな、一緒にお金稼いでみようよ。
君の好きなことで誰かのハッピー作ろう。
結論でいうと、お金は汚くない。
お金はただの道具なので、100%使う人次第です。
だから、ちゃんと教えるべき。
studioあおは、お金のことちゃんと教えます。
ということで、アントレ教育プログラム「ベンチャーズ」、
プログラム参加者、随時募集中です。
▲今回「あお二才ファンド」は、学生東北支援団体「きっかけ食堂」さんにすごく力を貸していただきました。
本当にありがとうございました。
「うみっこ。株式会社」はアクセサリーデザイナーのCOCHIさん、芸大生のテルくんに大変お世話に。
これまたありがとうございました。
みなさんこれからも宜しくお願い致します〜。
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テツ(川村哲也)
「放課後教室studioあお」教室長。
6人兄弟4番目。すごく優しい。好きなタイプはアンハサウェイ。
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放課後教室「studioあお」
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