企む職員室。[studioあおブログ]

企みつつ、教育しています。

2019年、studioあお再スタート。〜ナニモナイ教室に移転します〜

新年明けましておめでとうございます。
みなさま昨年はどうもありがとうございました。
2019年もどうぞよろしくお願いいたします。

このブログに関しましては、studioあおの教室長としてよりも、株式会社COLEYOの代表として書きますので、悪しからず。

 

2018年は初体験だらけでした。

2018年はstudioあおにとって新しいことづくめの年でした。
初の満員からの定員オーバー、そして予約待ちの発生。Benesseなどの企業とのコラボレーション、教育プログラム開発のご依頼、教育イベントでの講演、大学での講義、メディアへの出演など、新しい経験をたくさんさせていただきました。クラウドファンディング の大滑りも経験しました…。


また年末には、運営を請け負っていた「寺子屋LABO」の事業引き受けなどがあり、終始バタバタとした1年となりました。
関係各位の皆様には大変お世話になりました。誠にありがとうございました。

というかそもそも去年の5月に、やっと株式会社にしたんでした。これもかなり大きな出来事。
(株式会社COLEYOと言います。「是(この)世のための教育をつくる」という意味から来ています。)

2018年はこのようにたくさんお仕事のバリエーションが増えた年でしたが、
2019年は原点である「studioあお」、2つめの事業としてはじめた「寺子屋LABO」のレベルアップに力を注ぎたいと思っております。

 

 

 

2018年もたくさんのプロジェクトが生まれました。

2018年のstudioあおは、相も変わらず自由奔放な教育が繰り広げられておりまして、
こんなプロジェクトが子どもたちの「問い」から生まれました。

・家、学校、塾以外に子どもたちが集まれる居場所をつくる
・野良猫に飼い主を探すために、その猫の写真集をつくる
京野菜を使ったインスタントラーメンの新しいレシピづくり
・フグの60倍危険なイソギンチャク毒の防ぎ方を研究する
・どこに、いつ、何を釣りに行ったら最も魚が釣れるか突き止める
・本嫌いの人に自然に本を読ませられる空間レイアウトづくり
etc...

多芸多才でクリエイティブ。モチベーションの高い子どもたちが育っていっています。今年も大変楽しみです。


今年は、教室内で行われている「Pitch3」という生徒が教室から投資を受ける制度を、外部の人を巻き込んだ形にまで拡張できればなあと思っております。
社会に自分のやっていることを伝える。期待をもらう。そして実行。


studioあお 授業風景|10歳からの社会教育



自分の興味関心を突き詰めることによって、自分の周りの人を喜ばせたり、社会に貢献する感覚を養ってほしいと思ってます。
さかなクン」みたいな子を育てたいです。



いや、「さかなクン」なんて、恐れ多くて呼べない。さかなサン。いや、さかなサマ。Mr.さかな。
さかなクンはやっぱりすごい! その経歴や、彼女の存在は? – grape [グレイプ]

 

近くの広い教室に移転します。

そして、studioあおは生徒数満員が長く続いたため、新しい教室に移転し、
3月1日より、正式に所在地を変更いたします。

stud-io.hatenablog.com

 

教室がすっごく広くなりますので、
新規生徒をまずは10名限定で募集します。(対象:10〜13歳)

時間をかけて、のんびりと、最終的には50人くらいの教室にしようと思います。
(それでも広さ的にはスカスカなのです!)

2月から体験会を何度か開催させていただければと思っています。
↓↓以下にご登録いただいた方には、体験授業の情報を先行的にお送りさせていただきます。

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住所はこちら。今のstudioあおから東に徒歩5分、北野天満宮のお膝元です。
新教室住所
〒602-8371 京都市上京区一条通御前通東入西町24 妖怪SOHO

 

 

 

ナニモナイ教室です。助けてください。

ただこの新教室、なんと…ほとんどナニもありません!ナニモナイ教室です。なんと最初は空調もありません…!
筋金入りの厚かましさで大変恐縮ですが、ウィッシュリストを作りましたので、似たようなものを持っているけど使ってないよ!と言う方いらっしゃれば是非ご一報くださいませ!

【studioあお移​転】ほしい物​リスト 
 http://amzn.asia/3jD2IB6

現教室も、ナニモナイところから生徒やスタッフとあーだこーだ言いながら、モノを作ったり、いろんな方にいただいたりしながら今のような状態になりました。今回も同じようにやっていこうと思います。

Mail:info@coleyo.co.jp

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2019年は足場を固め、我々の志す「教育文化」をより色濃く、強くしていく1年としたいと考えています。
最後に告白ですが、正直私は、このブログ見ている人含め、世の中のありとあらゆる人・ありとあらゆる出来事が、子どもたちの教材になりえると考えています。
「子どもたちにあなたの仕事の話をしてもらえませんか?」とか、
「生徒がこういうことやろうと思っているんですが、協力してもらえませんか?」などなど、厚かましいお願いをすることがあるかもしれませんが、少しでもご協力いただけますと幸いです。

大変ポンコツなところはございますが、2019年も何卒よろしくお願い申し上げます。


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寺社仏閣でのプログラミング教育事業「寺子屋LABO」の事業譲渡に関しまして


寺子屋LABOの事業引き受けに際しましては、生徒、保護者様、関係各位、多くの方に多大なご迷惑をおかけいたしました。大変申し訳ありませんでした。

株式会社COLEYOは、一企業として、足場を固め、常識にとらわれずも堅実な、挑戦的でありつつも誠実な、そんな教育事業でありたいと考えています。
改めまして、寺子屋LABOをどうぞよろしくお願いいたします。



この記事を書いた人

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テツ(川村哲也)

「放課後教室studioあお」教室長。
6人兄弟4番目。甥っ子姪っ子が6人います。

生理の辛さを思いやれる教室って、どんなとこ?

皆さんはじめまして!こんにちは!studioあおでインターン始めました鈴木七海と申します。COLEYOでは勝手にダイバーシティコーディネーターと名乗っています。笑

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突然ですが、今日はあおの魅力について「思いやりをもつ」という点でお話しようと思います!

 

お腹痛い……大事なプレゼンの日なのに、生理になってしまった……

世の中の女性の皆さん、大事な試験の日、大事な商談の日に生理痛に苦しめられてしまった経験はありますか?

生理というのは、28日周期でくるなんて言われていますが、人によってまちまち。しかも、予定通り来ないなんてこともしょっちゅう起こります。

生理痛の重さも人によって違いますし、毎月苦しい思いをしている人もいれば、いつもの日々と同じようにけろっとしている人もいます。

人それぞれ違う状況の中で、互いが痛みを理解し、思いやりあえたら素敵ですよね。

 

性教育の授業「男女入れ替わったらどうする?!」

あおでは先日「男女入れ替わったらどうする?!」という性教育の授業を行いました。

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現行の小中学校の授業では、男女の体の仕組み、生理や射精について体のメカニズムしか教えてくれません。

しかし、実際はわたし達の生活にもっと密接に関わっていることです。

女性の生理に関して言うと、落ち込みやすくなってしまう人や、普段より眠くなってしまう人がいるのも事実です。

最近では、生理の辛さをわかって欲しい!というような主張もよく見られるようになってきました。

あおでは、男女の体の違いを知って、お互いをもっと思いやれるようになろう!という目的で、性教育の授業を行いました。

 

COLEYO新制度「ピル手当が始まりました!」

さて、生徒たちに、男女の体の違いを知って、お互いをもっと思いやれるようになろう!と言うならば、わたし達スタッフがそれを実現しなければなりません。

実は、日本では服用している人が非常に少ないのですが、生理をコントロールしてくれる低用量ピルというものがあります。産婦人科に行けば誰でももらえます。

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低用量ピルとは、生理痛を軽くしてくれたり、生理が規則正しくくるようにしてくれたり、若いうちから飲んでおけば将来の更年期を軽減することができます。

http://www.jsognh.jp/common/files/society/guide_line.pdf 日本産婦人科・新生児血液学会の資料より)

しかし、日本では多くの低用量ピルが保険適用外なこともあり、月2500~3000円ほどの出費になってしまいます。

株式会社COLEYOでは、生理のことについて相談したところ、この低用量ピルの費用を肩代わりしてくれることになりました!すごい!ありがとうございます!

実はこれ、スタッフに優しいだけでなく、会社にとってもメリットになるんです!

スタッフが生理痛で、仕事の生産性が低くなってしまうのを軽減することにつながるからなんですね。

ここでは、女性の生理痛をもとに、誰かを思いやることについてお話ししました。

誰かの痛みに思いやりをもてる人になって、みんなにとって良い環境をみんなで作り上げていく。そんなあおをスタッフ一同目指していきます!

 

また次回もっと詳しくお話したいと思います。お楽しみに!

 

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<お知らせ>

2019年2月、studioあお移転に伴い、新規生徒の募集を行います!

↓こちらの記事に移転の詳細と新規生徒募集のお知らせが載っておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください!

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「学び舎」としてのstudioあおを、受験教育からのぞく。

アオノスキマ

清流の石をひっくり返すとそこにいる、サワガニや小魚たち。
あの石をめくると、次はどんな生き物と出会えるだろう。
ワクワクしながら川遊びをした経験ってありませんか?
教室を訪れるたびに僕が出会う興奮は、まさに川遊びのそれと似ています。
studioあおには隠れたワクワクいっぱい。
今回は僕が見つけたワクワクを紹介したくて、ちょっとだけブログを貸してもらいました。
一緒に「あおの隙間」をのぞきましょう。

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studioあおの学びって、何なんだろう?

自己紹介が遅くなりました。
僕はstudioあおの教室長川村先生の教材開発系のお仕事をお手伝いしている仙仁といいます。
普段は京都の塾で国語の先生をしています。
studioあおには打ち合わせ等でよく伺うのですが、行く度に生徒さんによる新たなプロジェクトが始動していて、毎回の訪問が本当に楽しみです。
この前はヒヨコがよちよち歩いていました(笑)

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大量のカブトムシを育ててみたり、イソギンチャクを飼ってみたり、子どもたちがアクセサリーブランドを立ち上げたりetc…
studioあおでは本当にさまざまなプロジェクトが同時並行で進んでいます。
こうした活動を聞くと、「それって本当に教育なの?」と思われる方もいるかもしれません。
確かに、パッと聞くだけでは、studioあおで行われている種々のプロジェクトは「教育」という言葉からは連想しづらいものです。
しかし、実はこうした活動こそが、今の教育に最も必要なものであると僕は考えます。

受験教育から見るstudioあおの凄さ。

室長である川村先生は、「10年後の社会で活躍する人材を育てる」という話をよくしています。
もちろん子どもたちの好奇心の所在を突き止め探究するという教育が、ますます激しく変化する社会を生き抜く子どもたちの将来に役に立つのは言うまでもないことでしょう。
しかし、studioあおで行われている取り組みは、何も将来ばかりでなく、今子どもたちの目の前にある学びにも大きなプラスの影響を与えると僕は思っています。
これは僕が普段の授業の中で強く思うことなのですが、勉強にはそれまでの経験が非常に大きく影響します。
特に国語の授業ではそれが顕著。
それまでに実体験として経験してきた体験の総量が、読解力に非常に大きな影響を与えているように思うのです。

 

たとえば次の文を読んでみてください。
「息を止めて見つめる先には長いまつげが揺れてる」
皆さんはこの文を読んで、登場人物たちの距離がどれくらいと感じるでしょうか?
主人公には「まつげが揺れてる」様子が見えています。
「まつげの揺れ」なんて相当な近距離で、なおかつ相当相手を意識していなければ見えません。
また、近距離だからこそ「息を止めて」いなければならない。
こういったことを踏まえれば、自然と登場人物たちの距離感や人間関係が見えてきます。

 

実は「息を止めて見つめる先には長いまつげが揺れてる」というのは、aikoさんの『カブトムシ』の一節です。
国語的に分析してみると上記のようになりますが、恐らくこの歌を知っている方ならば、いちいちそんなことを考えませんよね?笑
いちいち考えなくてもきっと似たような情景が頭に浮かんでいるはず。
パッと文字を読んで(あるいは言葉で聞いて)その情景が頭に浮かぶのは、似たような場面を経験したことがあるからです。
経験したことがある情景だからこそ、文字を読んでその情景を頭に浮かべることができるのです。


昨今、スマートフォンタブレット端末の爆発的な普及で、あらゆるものにアクセスできるようになりました。
しかしそこで得られる「経験」には、臭いもなければ触覚もありません。
画面を通して得られる「あらゆる経験」が持つ情報量は、リアルな経験から得られるそれと比べて、実は非常に少ないのです。
学校の勉強でも受験勉強でも、情報を読み取る力は不可欠です。
そして、情報を正確に把握するには、自身の豊富な経験が絶対条件となります。
物理学者の池内了さんが、「便利さとは、自分自身の中にある能力を失うこと」と言っていますが、本当にその通りで、僕たちが子どもの頃に当たり前のようにできた川遊びの中での意外な出会みたいな経験は、デジタルデバイスが普及して便利になった社会だからこそ、得づらくなっています。
だからこそ、今の時代にリアルな体験をできる場は非常に重要だと思うのです。

「学び舎」としてのstudioあお

教室に行くと友達のプロジェクトの進捗が見え、おまけにヒヨコの成長が見られる(笑)
studioあおは、リアルな体験で溢れています。
絶え間ない波のように押し寄せる「リアルな体験」は、学校での学びをはじめ、様々な方面にいい影響をもたらすのではないかと思うのです。

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僕は受験教育というある意味でstudioあおの理念から最も離れた場所に身を置いています。
しかしだからこそ、この教室の良さを感じることが多々あります。
studioあおの日常に起こる「当たり前」の数々は、実は今の子どもたちにとって最も必要な「貴重な経験」だと思うのです。
その体験の貴重さは、言葉で読むよりも実際に目にした方がずっと鮮明に伝わるはずです。
もし興味のある方がいらしたらぜひ見学に行ってみて下さい。
きっとお子さんにとっては新しい、そして保護者のみなさまにとっては懐かしいワクワクが、そこには溢れているはずです。

 

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中学生に10万円投資!?イソギンチャクの毒の研究の全貌

こんにちは。ブログ初登場!スタッフの柴橋和樹です。

てつさんのTwitter(@Tetsu_studioao)をフォローしていらっしゃる方は1度お会いしたことがあるかも、、、

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そうです!イソギンチャクの毒の研究のために、教室から10万円引き出すべく、“暗躍”したしばはしです!(^^)


studioあおの投資システム“Pitch3”って?―中学生でも10万円の投資が受けられるー

今振り返るとやはり10万円引っ張り出すのは大変でした。

”引っ張り出す”と聞くとお願いしてお金をもらっているようですが、実際は研究のために教室から投資をしてもらっています。

Studioあおでは生徒が自身のプロジェクトを進める上でお金が必要な場合、投資を受けることができるpitch3(pitchとは短い時間で新しい提案をするという意味です!)という仕組みがあります。

ただし、投資を受けることができるのは投資する価値があると思ってもらえた場合のみ!生徒は投資をうけてプロジェクトを進めるため、緻密な計画作りと、プレゼンの準備が求められます。

僕の”暗躍”というのはそのサポート。

 

イソギンチャクの毒の研究をしている生徒の彼は根気よく調べ、実験について考えました。Pitch3を通じて研究の意義と計画性が認められ、投資を受けた結果。。。

 

今あおの教室にはイソギンチャクがいます!!!!! 

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(いや、ほんとかわいい。クマノミも含めて。)

 

教室全体でみても非常に注目度の高いイソギンチャクの研究。先日行われた発表会では「MVP(Most Valuable Project)」を受賞しました。

今回はそんなイソギンチャクの研究を振り返りながらstudioあおで行われている学びの一部をお伝えしたいと思います。

 

 

問いの発見:「最強の生物ってなんだ?」

始まりは、生徒のこの一言からでした。

いつの時代も男子は「最強」に憧れるんです!

(僕も小さい頃は「最強」のポケモントレーナーになりたかった、、!(小2))

studioあおではこういった生徒の何気ない発言や疑問からプロジェクトが立ち上がることが多いんです。生徒本人の“興味”や“疑問”が最も学びを加速させますからね。この研究はその代表例です。

 

ということで、「最強」のやつを求めた学びの旅の始まりです。

 

………

 

“最強”ってなんだ?

一番でかいやつ?一番重いやつ?一番力があるやつ?一番賢いやつ?

いろいろ考えた結果、「最も強い毒を持つ生物」という結論にたどり着きました。

 

ということで、「最強」=「最も強い毒を持つ生物」と定義し調査を始めました。

(生物は敵から襲われないようにする特性があるという生物学的観点を本やネットを用いながら調査し、毒と定めました。どんなに大きくて、重くて、力がある生き物でも毒を食らってしまってはどうしようもならないですからね(^_^;))

そして、、、

いました。いました。

最も強い毒を持っている、「最強」の生物。

それがこのマウイイワスナギンチャクです。

 

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https://kikenseibutsu.info/palythoa-toxica-7k/
より

 

どうです?結構毒々しくないですか?

マウイイワスナギンチャクの毒は青酸カリの約8000倍、フグの毒、テロドトキシンの約60倍。もうよく分からないですね。とにかくめちゃめちゃ強い毒ってことです。

このイソギンチャクに刺されると最悪の場合死に至るそうです、、(; ゚Д゚)

 

生徒「日本にいなくてほんとによかった!」

スタッフ「ほんとだね!でもマウイイワスナギンチャクが生息している場所には人はいないのかな?」 

調べてみるとこのマウイイワスナギンチャクは、マウイ島のハナ海岸の一部にのみ生息しており、その生息範囲は非常に限られていますが、少し南に行くと有名なハモアビーチがあります。

生徒「ビーチの近くにあるんだね。」

スタッフ「知らない人が誤って触ってしまうこともあるかも知れないね。」

生徒「危ないね。どうにかしてこの毒を防ぐことはできないのかなぁ」

こんなちょっとした会話がきっかけで、この「世界一の猛毒を防ぐ研究」は始まりました!

でもさすがにマウイイワスナギンチャクを輸入して、教室で飼うことなんてできないので(飼ったらもう教室に生徒が入れなくなります汗 てかまずどうやって配送するんだろう笑)、日本にいるイソギンチャクの毒を防ぐ研究から始めることにしました。

この「実現可能性」の点についても、もちろん生徒と議論しながら決めていきます。

 

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(↑世界一猛毒のマウイイワスナギンチャクについての調査結果を発表する生徒)

 

先行研究の調査と差別化~イソギンチャク研究のパイオニア高校生を超えろ~

問いを見つけたらいよいよ研究の本題に入っていきます。

studioあおが考える研究とは、「この世で“自分しか知らない”を作ること」。“自分しか知らない”を作るためには、まずは先行研究を知ることが必要です。先人の成果を使わない手はありません。

早速先行研究についての調査を始めると、分かったことが。”イソギンチャクの毒を防ぐクリーム”がすでに開発されていたんです!しかも、

しかも、開発したのはなんと日本の高校生!カクレクマノミなどがイソギンチャクに刺されないことをヒントに発明したそうです。

 

なんてこった。先を越されてしまった。。。くぅー、、中学生の進撃もここまでか。。。。。

 

ところが、このクリームには弱点が。

実はクリームを塗って海に入り、1度陸に上がってしまうと、クリームの効果がなくなってしまうらしいんです。これじゃあ途中で休憩する度に体にクリームを塗りたくらなくちゃいけない… もう泳ぎにきたのか、クリームを塗りにきたのか分からなくなりそう。

 

こうやって今あるものに対して「課題」を見つけることは学びにおいて大事ですね。

 

生徒「じゃあウエットスーツの布にクリームの効果をくっつければいいじゃん!」

スタッフ「それはいいアイデア!」

 

ということでイソギンチャクの毒を防ぐウエットスーツ開発がスタートしました。

イソギンチャクの毒を防ぐクリームにはマグネシウムイオンという物質が含まれており、このマグネシウムイオンによって毒を防いでいます。このマグネシウムイオンをウェットスーツの布に含ませることができるのではないかと考え、マグネシウム繊維を製造している会社、「宇部マテリアルズ株式会社」様に問い合わせてみました。

宇部マテリアルズ株式会社のHP: https://www.ubematerials.co.jp/

 

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(↑実際に送ったメールの文章)

自分ひとりでどうしようもないときはわかる人に聞いてみる。これも課題を解決していく中で大事なことです。それは教室内の先生にとどまりません。社会全体が先生です。会社に問い合わせる時も、メールを送るときのマナーや文章の書き方も一緒に学びます。働いている人の時間を頂く訳ですから、こういった他者への配慮も社会人としての大事な要素です。

 

しかし、結果は技術的に難しいと。。(宇部マテリアルズ株式会社様からは大変丁寧なお返事を頂きました。ありがとうございました。)

「くぅー、、!!(2度目)」

 

自分だけの仮説~逃げるイソギンチャクから見つけた突破口~

 

「もはやここまでか、、」

あきらめムードが漂いつつも、彼は再び調査を始めました。

調べ続けるその後ろ姿!なんと頼もしいことか、、!

 

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そして、とうとう見つけたのです!この動画を!

https://youtu.be/-6lMD9h_ix4

 

生徒「イ、   イソギンチャクが逃げている、、、!!!!」

スタッフ「イソギンチャクってそもそも動くの?……えええ、ほんまやん!!!」

 

スタッフも生徒と一緒に大興奮です。

フウセンイソギンチャクという種類のイソギンチャクがヒトデから逃げる姿を見て生徒から新たな疑問が、、。

 

生徒「なんでヒトデから逃げるんだろう?」

 

いい問いですねぇー!(拍手)

調査活動がどんどん加速します。

 

 生徒「このイソギンチャクは、ヒトデに含まれているアルカロイドという物質に反応して、ヒトデを天敵と認識し、逃げるっぽいです!」

 

じゃあ高校生が見つけたマグネシウムイオンではなくアルカロイドを使って、イソギンチャクの毒から身を守ることができるのではないか??!

 

(おそらく)まだこの世で誰も見つけていなかった仮説を見つけました!!!

しかもこのアルカロイド、身近なところだとジャガイモを放置して緑色になると含まれているそうです!(厳密には植物性アルカロイドなので微妙に異なる物質らしいです。)

 

これはもうイソギンチャクを飼って、

アルカロイドによって日本に生息するイソギンチャクを退けることができるのか」

「ジャガイモのアルカロイドを用いることができるのか」

検証するしかない、、!! 

 この「仮説を立てて、検証して、まとめる」こそstudioあおで行う研究です。

 

まだまだ続くイソギンチャクの毒の研究!ー実験、そして論文執筆へー

研究計画と実験方法を考え、並行してイソギンチャクの飼い方を調べました。ここでも数多くの課題(例えば生徒が毎日studioあおに通っている訳ではないので御世話をどうするかなど)にぶつかりましたが、一緒に解決策を考え、1つ1つ課題をつぶしていきました。

そして、投資を受けるためのプレゼンをし、イソギンチャクを飼い始める。。。

 

といった流れで今に至るという訳です。

長々と書いてきました(最後はちょびっと駆け足になっちゃいました汗)が、少しはstudioあおでの学びの様子が伝わったでしょうか?

生徒の小さな疑問から始まったこの研究ですが、問題を設定し、その問題をひとつひとつ解いていくことで今少しずつ形になってきてます。

 

でもこのイソギンチャクの研究はまだまだ発展途中。

 

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(↑実験中の写真。なかなか予想通りの実験結果にはなりません。だからおもしろい!)

これからの実験結果、研究成果の報告も楽しみにしててください(^^)

スタッフと生徒が一体となって、頑張っていきます!

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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生徒たちのプロジェクトを覗き見!studioあお、発表会を開催しました。

みなさんこんにちは、studioあおスタッフの「みあき」です。

 

さて今回は、移転予定の新教室にて11月27日に行った、発表会の様子をご紹介していきます!

(加入したてで、生徒たちの過去の状態はわからないけれど、聴いていてめちゃくちゃ楽しかったのです。)

 

 

ひよこ孵化、Pepper、着付け、最強の毒、、、、

たとえば、ひよこを卵の状態から孵化させるプロジェクト。

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孵化の様子を観察することで、命のありがたみを感じられたようです。

 

たとえば、フライトナースになりたい生徒がドクターヘリの見学に行った報告、

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見学当日、緊急で出動要請があったらしい・・・!

 

たとえば、ミシンで作った浴衣を使って、生徒たちの浴衣の着付け講座。

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希望者を募り、実際に着付けをしています。(私も習いたい。)

 

studioあおでは、子どもたちが日常の中で見つけた疑問や興味にもとづいて、様々なプロジェクトが行われています。

 

子どもたちはそれぞれ非常に面白い研究や作品作りをしているのですが、なかなか外部に発信する機会がない、というのが現状となっています。

そこで、今回は親御さんに向けた発表会を企画し、子どもたちが普段どんなことに疑問を持っているのか、そしてその疑問を解決するためにどんなことを行っているのかについて詳しく知ってもらう機会を作ることにしました。

 

発表会=生徒たちのプロジェクト報告の場

「発表会」という言葉を聞くと、その日のためにわざわざ芸を仕込んだり、発表のために何か新しく始めたり、といったことを思い浮かべてしまうかもしれません。

ですが、studioあおの発表会はあくまでも「プロジェクト成果報告会」

生徒たちが普段から持っている「問い」をもとに成り立っています。

 

 

将来韓国に移住したいと考えている生徒の韓国語講座や、

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アクセサリーブランドを立ち上げた生徒の活動報告、

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こちらはPepperくんのプログラミング。会場全員でビンゴゲームができるように工夫しました。

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毒イソギンチャクの研究をしている生徒の発表も、、、 

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また、こちらは生徒の作品ギャラリーの様子です。

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デザインしたLINEスタンプや、「MINECRAFT HACK」の作品も展示しました。

 他にも小4カメラマンによる写真集のプレゼントなど、それぞれのやり方でプロジェクト内容を届けていました。

 

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最初に紹介したひよこのプロジェクトとは別に、ひよこが生まれた後に主体的にお世話をしている生徒たちのプロジェクトもあります。

生まれた後の飼い方や、もう一匹のひよこが死んでしまった原因を突き止めて発表しました。ふれあいの時間を作り、全員が当事者としてひよこを飼っていけるような状態を作っていたようです。

 

このように発表会では、プロジェクトの内容によって、生徒が最も適すると思った方法で発表する形をとっています。

パワーポイントを作って発表する生徒もいれば、作品を展示して展覧会のように発表する生徒もいました。

 

自ら問いを立て、発想し、実装する人間。

なぜ、studioあおが、こうした場を設けるのか。

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それは、「自ら問いを立て、発想し、実装する人間。」

を育てていきたい。そんな想いがあるからです。

 

「1+1=?」の式を与えられ、答えを「2」と記入することは簡単です。

学校では、基本的にこのような「問いを与える」教育が行われています。

ですから、自分自身で「問い」を設定する機会って、実はすごく少ないんです。

自分は何に興味があって、どんなことに疑問を感じるんだろう?

そんな「問い」を見つけることができ、さらにその問いを自分なりの考えによって解決し、社会の役に立てるようなものへと進化させられる人間。

studioあおは、そんな人を育てるための場であり続けたいのです。

 

子どもたちの「問い」は、必ずしも数字で評価できるものではなく、目に見えづらいことがあります。「問い」に対する成果や成長が見えるのは、明日かもしれないし、もしかしたら5年後かもしれません。

他とはちょっと違う、「問い」を大切にする教育だからこそ、子どもたちの成長を肌で感じられるような教室にしたい・・・

そんな教室を作るために、2019年2月、おとなこどもの隔たりのない「なめらか」な空間作りを目指した新教室に移転します。 

今回の発表会も、移転予定先の教室で行いました。

みんなでわいわい意見交換できる環境、あります。

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stud-io.hatenablog.com

(宣伝失礼いたします。)

 

次回開催するときには、子どもたちがどれほど成長しているのか…楽しみで夜も眠れません。

それでは、またこちらのブログでお会いしましょう。おやすみなさい。

 

 

<おまけ>

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生徒が立ち上げたアクセサリーブランド「まりんまんまる」のイヤリングを着けて撮りました。初めて見たときに一目惚れして、お願いして作ってもらったものです。このまるいのが本当に可愛い・・・。

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気になった方は、

twitter @marin_mammals

Instagram @marin__mammals

こちらまでお問い合わせください!

(顔のまるさについての意見は受け付けておりません。)

 

そういえば、わたくし「みあき」、ブログで2回目の登場となりますが、初めましての記事はお読みいただけましたか、、?!

stud-io.hatenablog.com

(またまた宣伝失礼いたします。)

 

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<お知らせ>

2019年2月、studioあお移転に伴い、新規生徒の募集を行います!

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「studioあお」をテレビに  

 

 はじめまして。

構成作家をしてます、さこです。

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放送を見ていない方からしたら、なんのこっちゃ、やと思うので簡単に説明しますと、

2018年11月24日に、「京都インディーズ・ジョーンズ」というテレビ番組で、studioあおを特集しました。

 

この記事は、B面と言いますか、あまり語られないテレビ製作の裏側のお話です。

教室とはあまり関係ないのですが、「こういう人間も、studioあおには関わってるんだ」と興味の一端を担えたらいいなー、という思いで書いていきますね。

 

 「京都インディーズ・ジョーンズ」とは?

ボク、さこは「ヨーロッパ企画」という京都の劇団で作家をしております。

劇団なのでお芝居をつくるのですが、テレビ番組や映画、ラジオ、ゲームアプリと、なんでもつくっちゃう不思議な集団で、高校生のころからボクの憧れの存在でした。

そんなヨーロッパ企画では、2018年の7月からKBS京都にて、毎週土曜24:00~「京都インディーズ・ジョーンズ」というテレビ番組を製作していて、そこでボクは構成作家をしています。

大きな社会の仕組みにおもねらず、面白いと思うことを独自にグググとやっている、個人や組織を特集する、インタビューバラエティ番組でして。

https://mobile.twitter.com/indies_jones 

(「京都インディーズ・ジョーンズ」公式Twitter

 

「studioあお」を特集した理由

「あ、面白そう。」

そう、面白そうだったんです。

ちょっとアホっぽい言い方だったので補足すると、今までの教育に対するカウンターやな、と思ったんです。

いやだって、学校の成績とか学歴とかで人を測る方がわかりやすいじゃないすか。

そして、数値で測れない個人の得意なことってわかりづらいじゃないすか。

でも、その個々人の得意分野こそが、実は社会に出て1番大事で。

作家って仕事やってますけど、ボクも別に国語が得意ではなかったので、成績上の数値で「道」を切り捨てるのはもったいないなと思ってて。

そんな、数値では見えない生徒の得意分野をググンと伸ばそうとするstudioあおは面白いなと。

 

と言いつつ、これまで番組ではバンドや出版社、イラストレーターなど、カルチャーをメインに扱ってきたので、「教育」は企画が通らないだろうと思ってました…

が、これまたプロデューサーに大ハマりしまして、放送に至ったというわけです。

 

 テレビ番組が放送されるまで

とは言え、こっからが大変なわけで。

ざっくりですが、こんな流れでテレビ番組は製作されてます。(他局や他番組がどうかは、知りませんが…)

・企画提案→承認

・出演オファー

・取材(ロケハン)

・構成台本の執筆

・ロケ

・映像編集

・映像納品

・放送

で、この中の「企画提案」~「構成台本の執筆」が、ボクの仕事です。

この構成台本と言うのを簡単に説明しますと、番組の設計図を書くことです。

その設計図通りに撮っていけば、番組ができあがっちゃうよ、みたいな。

 

こう書くと簡単に感じるのですが、これが意外と難しくて。

例えば、studioあお、だとプログラミング教育をしてて、5教科を教えなくて、夏には無人島キャンプして、みたいなたくさんの面白ピースがあります。

しかしそれら面白ピースの全部をはめこもうとすると、何が言いたいのかわからなくなってしまうんです。つまり面白く、なくなるのです。

「いちご大福×カレー」みたいな。それぞれ美味しいのに、混ぜたらマズくなるみたいな。

 

なのでボクは、「この中で1番面白いのはここよね」且つ、「これらの面白ピースの本質ってこれよね」という、急所となるピースを見つけ出すことに時間をかけます。

そこが見つかれば、あとは急所ピースを軸にして全体が成り立つよう、逆算してパズルを組み立てていきます。

そう。この急所ピースを見つけるのが難しいのです。

そしてこれは、どんな仕事にも通ずるのです。

 

さて、今回の「studioあお」の急所ピースはどこだったか?

ボクは「生徒それぞれの興味・関心にそって学習できる」という点に絞ろうと決めました。

(放送上、教室長の紹介だったり、バーに移動したり、とありますが、1番重きを置く部分をどこにするかという話です。)

その結果、生徒それぞれが取り組んでいるプロジェクトをしっかり紹介する構成になったのでした。

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細かい話をすると、時間帯的に視聴者は大人なので「子どもの表情をしっかり見せる」とか、見てて飽きないようにBARに移動して「画替わり」させるとか、いろいろあるのですが…それはまた別の機会に。

たまーにボクもstudioあおにいます。

あ、こういう授業もいつか、あおでできたら面白いっすね。作家とか、構成とかの。

ではでは、また教室でお会いしましょう。

 

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「猿基地」店主から見た、教室長「川村哲也」。

大学生の就活相談にのってくれる、Bar「猿基地」の店主・光城悠人さん。

studioあおの教室長・川村哲也が学生の頃から現在までお世話になっている方であり、studioあおのHR戦略室長も担っているという人物でもあります。

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(一条通にある「猿基地」の入り口。美味しい焼酎が飲めます。)

今回はそんな光城さん(と呼ばれています)に、学生時代から見てきた客観的な視点から、教室長についてお話していただきました。

 

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川村哲也という人。

それは、新たな教育を切り拓く、若きパイオニア

多くの傑物を輩出し、いまも業界のみならず日本を牽引するリクルートというフィールドを1年で辞し、自身が理想とする「これからの教育」の実現に向けて、各地を飛び回って挑戦し続ける。そんな若き起業家、川村哲也 ―――。

 

 

と、表現の仕方を工夫すれば、そうも言えちゃうわけですが、そんな書き方をしてしまうと、むしろこちらがくすぐったい。な~にをカッコつけてんね~ん、というくらいに、彼には大層な表現が似合わない。

 

 

ぼくが彼と初めて出会ったのは、約5年前。

彼は大学3回生で、ぼくは飲食店を始めて5年目がすぎた頃でした。

 

彼は「国際交流」的な団体で、「サークルの代表」的な立場にいて、いわゆる「優秀な大学生」的な活動をしていたそうで、ただただ「ちょっとトガった男子学生」という印象でした。

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(↑こちら、学生時代の教室長・川村哲也です。)

ぼくがこれまでに企業の新卒採用で出会った学生たちや、ぼくの店にきて就活の相談をしに来てくれた学生たちと比べて、「なんて優秀なんだ!!」と思えるほどに何かしら傑出していた、というわけでもない。

 

そんな彼が、この5年(社会人になって3年半)で、なんだか変わってきたようです。

日本を代表する企業各社とコラボレーションをして教育イベントをしてみたり、従来の「学習塾」の枠組みにはない教育プログラムを生み出したり、それでいて地域に根づいた活動を大切にしつつ、今回にかぎらず何度もテレビに注目されたりするようになっています。まさかまさかの大躍進。

 

 

それって何でかというと、「コピー人間になるのをやめた」から、だと思うんです。

つまりは、「既存の枠組みに乗っかるだけって、そんな楽しいか?」、「既に解かれた問題をなぞるだけの“勉強”に意味はあるのかな?」と疑問をもって、コピーするための勉強、コピーするだけの人生から抜け出した。

 

それって、本当は多くの人たちが感じていることだとは思います。

「今の公教育って、どこまで将来の役に立つんだろう?」、「従来の教育の仕組みに乗っかっていて、これからの時代にいきる知識や素養は養われるのかな……」ってことは、誰もが感じてるはずです。

多くの人がそんな不安や疑問や悩みを抱えつつ、そうは言っても「じゃあ、どんな教育がいいのか」、「それを見越した教育って何をすれば……?」と考えている中で、そのひとつの選択肢を提示しているからこそ、彼もちょっと注目を集めつつある(のかな?)。

 

 

教育の本質って、「正解のないものに取り組む姿勢」を身につけることです。

その上で、「何を学ぶか」でありつつ、「誰に学ぶか」でもあると思います。

 

でも、いままでの公教育や学習塾では、そこに対応できていないし、できるはずもない。一方で親御さんたちも、何が正解なのかはわからない。

そんな中で、「みんなが言う正解」を求めるんじゃなく、自分がかかわる人たちと一緒に、自分たちで問いを立てながら、自分で学びたいものを学んで、誰からも学びを得て、誰かにとっての価値にする。そして、それを繰り返すことを習慣にする。

 

それを自身で実践してきて、いまもそれを提示しているのが、彼なんだと思います。

ただの「ちょっとトガった男子学生」だった彼が、この5年間でそれなりに注目されるようになったのは、彼自身がそれを繰り返し続けているから。

 

 

一方で、「育てる」というのは、人を変えるということでもあります。

たとえばぼくは、新卒採用をしている企業や就職活動をする学生たちに、「人は“化ける”よ」と伝えています。

ちょっとした刺激で、ちょっとした環境の変化で、人は「化ける」。つまり急激に変化して、成長することなんて、いくらでもあるわけです。そしてそれはおそらく、「出会う人」と「認識」と「行動」によるものだと考えています。

 

そして、それは若いうちであればあるほどいい。

そういう意味で、ぼくはいつも大学生とかかわりながら相談にのったり、アドバイス的なことを言ったりしていますが、川村くんが、より若い子どもたちを対象にしているのをちょっと羨ましく思ったりもします。もちろん、そういう教育を受けている生徒のみなさんたちに対してもそうです。若いうちほど、対応しやすい。

 

そうやって、世の中の一歩先の変化を見据えながら、半歩先のできることを実践していく。出会う人から学んで、認識を更新しながら、行動に移していく。

そんな、従来の「コピー教育」から抜け出して、さっさと半歩先を実践していくのって、けっこう楽しいはずです。

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ちょっとトガッた個性が変に削られることなく、従来の常識に縛られず、社会で活躍していけるように育っていく世の中になったら、と考えながら、ぼくは大学生にかかわりつつ、川村くんは生徒や企業とかかわっていくと思います。

彼の動向を気にしつつ、お互いに刺激しあいながら、そこにかかわ(ってくれ)る人が増えていきますよ~に!!と願っております。日本、変えたれ、川村哲也。

 

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