企む職員室。[studioあおブログ]

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【イベントレポート】大学生から見た、各チームの子どもたちの表情って?④

 8/24(土)に立命館大学大阪いばらきキャンパスで開催した、第2回 いばらきSDGs まちづくりアイデアコンテスト。
子どもたちとチームを組んで、1番近くでまちづくり考えた大学生だからこそわかる子どもたちの良さや、こうしたらもっと良い議論ができるかも!という点について、インタビュー形式でお届けする記事第4弾です!
(③はこちら☟)

stud-io.hatenablog.com

 今回は3チームをご紹介していきます!
まずは、サバゲ―で二つの問題を解決しようと考えたチームから☟

自然サバゲ―実施で、環境と子どもたちの生活モチベーションを維持せよ!

こちらの提案をしたのは、小5の男の子ふたりチーム。
それぞれが異なる問題意識を持っていて、ひとりは
「都市部には、少し涼める木陰が少なくて、自分の家の近くでも緑が減ってきている気がする!」
と社会や環境に関する問いを、もう一人は
「家では自分を出せる子が、外ではおとなしくなってる気がして、そういうネガティブな態度は周りにあまりいい影響を及ぼさないと思う」といった、オリジナリティを備えつつ核心をついた問いを見つけました。
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ふたりが見つけた問いをどちらも解決すべく考えたのは、
「今ある自然を活用したサバゲ―を実施する」というアイデア
サバゲ―料金で自然を維持する費用をゲットしつつ、子どもたちのモチベーションも維持しちゃおう!とのことでした。
「ゲーム」という子どもたちにとって魅力的なコンテンツと、環境問題を解決するという一石二鳥なアイデアを考えたふたりとチームを組んだ大学生からは…

Q.最初の印象と、イベント後ではどんな変化があった?
A.落ち着いた表情と問題意識の社会性の高さから大人びた印象のひとりと、問題や目的意識の発想が自由で笑顔が絶えない様子から、天真爛漫な印象のひとり。
最初は対照的に見えたふたりでしたが、お互いの意見を尊重し、さらに相手の良さを吸収して身につけていって、議論中にふたりとも大きく成長していったように感じられました!f:id:stud-io:20190903213326j:image

Q.ふたりの取り組みに対してはどう感じた?
A.ひとりは周囲をよく観察して丁寧な言語化をする姿勢が、もうひとりは客観的にアイデアを良いと判断する理由を提案できる姿が素敵でした!
ゲームに疎いスタッフが用語を理解していないことを察して丁寧に説明してくれたり、
スタッフのアイデアにゲームの視点をプラスしてより魅力的な提案をしてくれたりと、自分の良いところを活かして議論を進めていく姿は頼もしく、これからも続けていってほしいと思います。f:id:stud-io:20190903213239j:image

Q.ふたりがもっといい状態になるには、どうしたらいいだろう?
A.自由で豊かな発想を、短時間で論理的に言語化できる力を伸ばしていくことが大切なんじゃないかと思います!
今回は、お互いの良い部分で少し足りない部分を補い合えていたので、良い部分をさらに伸ばしていくとともに、客観的にアイデアの有用性などをプレゼンしていけるといいのかなと。
これができたら、もうふたりは無敵だと思う!笑


地元の食材で給食を作成!地元愛と地産地消率UPせよ!
このアイデアを考えたのは、小学6年生の女の子。
日常生活で困っていることを考えたときに、「給食で茨木市の特産品が出てこない!」という問いが出てきたところから、この問題を解決することにしました。f:id:stud-io:20190903213345j:image
地元の食材を給食に取り入れるにはどうしたらいいか?など、わからないことがあればすぐに調べたり、詳しい人に電話で質問したりと、情報のソースも非常にしっかりしているアイデアで、具体的な給食のメニューも考えて提案をしました。

そんな彼女とチームを組んだ大学生からは…☟
Q.最初の印象と、イベント後ではどんな変化があった?
A.最初は、大人しそうでちゃんと話し合いができるかな…?と思っていました。でも、徐々に打ち解けていって、自由な発想がどんどんでてくる状態に!
まとめる時間が少し足りなくて焦っていた部分もありましたが、プレゼンの準備もしっかりして、準備した通りにばっちりプレゼンできたと思います。
丁寧にまとめているところに、真面目さと責任感の強さを感じましたね。f:id:stud-io:20190903213402j:image

Q.彼女の取り組みに対してはどう感じた?
A.議論の中で素敵だなと感じたことは、物事の背景をしっかりと捉えたうえで提案をできることです。背景をしっかり伝られることは、相手の理解を得られやすいことと同義なので、これからも続けてほしいです!
また、プレゼン中は原稿を見て話すのではなく、聞いてくれる人の目を見て話すと決めていたので、決めたことをしっかりやり切れることも素晴らしいと思いますね。
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Q.彼女がもっといい状態になるには、どうしたらいいだろう?
A.
思いついたアイデアをより実用性の高いものに落とし込んでいけると、今よりも社会人に近づくと思います。
準備力の高さや、物事の背景を考えて伝えられる姿勢はそのままに、「じゃあこれを実際にやってみるには、どんなことをする必要があるんだろう?」を考えてみてほしいです!!

新バスルートで茨木市を持続可能な地域に!

このアイデアを考えたのは、小学4年生の男の子ふたりチーム。f:id:stud-io:20190903213932j:image
自分たちが茨木市で困っていることをたくさん出したうえで、誰のための問題を解決することにワクワクするか?を考え、ふたりのおじいちゃんおばあちゃんが一番幸せになり、さらに新しい可能性を生み出せるアイデアを提案することにしました。
彼らが考えたのは、おじいちゃんおばあちゃんが簡単に移動できる手段を見つけることで、新しい楽しみを生み出すこと。
今バスが通っていないところに新しいルートを敷くことで、移動がしやすくなると考え、このアイデアを提案することに!
このアイデアは、JR西日本賞を受賞しました✨f:id:stud-io:20190903213720j:image

 

そんなふたりとチームを組んだ大学生からは…
Q.最初の印象と、イベント後ではどんな変化があった?
A.ふたりとも緊張はなく、アイデアがどんどん出てくる様子でした。
途中で興味が散ってしまうこともありましたが、iPadを有効に使ってアイデアの信ぴょう性を高めたり、プレゼンも自分たちで一から考えて図を作ったり原稿を作ったりと、最後までやりきることができたと思います!f:id:stud-io:20190903213826j:image

Q.ふたりの取り組みに対してはどう感じた?
A.議論では、ひとりは積極的にアイディアを出してくれて、また煮詰まるとアドバイスを求めてくれてるので、円滑に議論しやすかったです。
また、もうひとりはiPad茨木市のバスの路線図を調べる際に、欲しい情報を的確に調べ出すスピードがものすごく早くて調べものに時間を取られずに済み、とても助かりました。
お互いが得意なことを活かして議論を進められたと思います!f:id:stud-io:20190903213911j:image

Q.ふたりがもっといい状態になるには、どうしたらいいだろう?
A.
周りの人から良いアドバイスをもらいながら、ニュースなどを見て情報をたくさん仕入れていくと、物事を考える時の視点を増やせて、さらに良いアウトプットができるようになると思います!
また、提案に対して深く質問されたときにしっかり答えれるよう、常にものごとに対して「なぜなのか?」を考えることができるようになれば、今持っている知識を最適に使えるようになると思います!


8/21の「第2回 いばらきSDGs まちづくりアイデアコンテスト」のイベントレポートは、今回で終わりになります。
斬新で面白いまちづくりアイデアがたくさん出てきて、スタッフも度肝を抜かれたイベントとなりました。

第3回イベントの開催は、9/21(土)!
参加者もまだ少し募集しておりますので、ご興味のある方は下記フォームよりお申し込みください~!

https://forms.gle/7va4zcxqKEYFR4hi6