【イベントレポート】大学生から見た、各チームの子どもたちの表情って?③
8/24(土)に立命館大学大阪いばらきキャンパスで開催した、第2回 いばらきSDGs まちづくりアイデアコンテスト。
子どもたちとチームを組んで、1番近くでまちづくり考えた大学生だからこそわかる子どもたちの良さや、こうしたらもっと良い議論ができるかも!という点について、インタビュー形式でお届けする記事第3弾です!
(②はこちら☟)
今日は3チームご紹介します~!
まずは、茨木市に住む外国人の住みやすさを追求したチームから…!
外国人が住みやすい茨木市を実現せよ!
こちらは、中学年1生の男の子が提案したアイデア。
彼は中国語と日本語の2か国語を話すことができるため、日本語を話せない海外の人達をサポートしたいという気持ちを人一倍強く持っていました。
普段から駅やコンビニで日本語が話せず困っている海外の人の姿を見ることも多く、日本語を話すことができないたくさんの外国の方が困っている!という気づきから、海外の人がより良い日常生活を送ることができる街になるためのアイデアを考案!
そんな彼と一緒にチームを組んだ大学生からのコメントは…☟
Q.最初の印象と、イベント後ではどんな変化があった?
A.最初はおとなしくて、そんなに発言しない子なのかな?という印象を持ち、僕の方から積極的に話しかけて主導していこうと思っていました。しかし、僕の方から質問していくと、彼は自分が日常生活で感じた日本語を話すことができない海外の人達の暮らしにくさを感じたことやもっと海外の人が暮らしやすい街になって欲しいという気持ちを熱心に話してくれて!
イベント後半では、自分の意見をより分かりやすく相手に伝えることを考えて発言できるようになって、自分の気持ちをすごく大切にし、かつ相手の気持ちを考えて行動という印象に変わっていきました。
Q.彼の取り組みに対してはどう感じた?
A.彼はイベント当日、JR西日本の職員さんに対して、
「外国語に関する入社試験はどういうテストですか?」
「日本語を話すことができない海外の人に対するサポートはどんな感じですか?」
などと、次々に自分のわからないことを質問していました。
大人相手に堂々と自分の疑問点を質問している姿は特にステキで、わからないことをわからないままにせず、詳しい人に頼って解決しようという意識を最初から持っているところはこれからも生かしてほしい点ですね!
Q.彼がもっといい状態になるには、どうしたらいいだろう?
A.プレゼンの際には、「自分の原体験→課題と感じたこと→解決のアイデア」の順番に分かりやすく発表してくれました。分かりやすく説明する力が非常にあると思うので、さらに伸ばしていってほしいなと!
また、今回のイベントでは、自分の経験から感じた課題を解決したいという思いを強く感じ取ることができました。これからも自分の体験から感じた気持ちを大切にして日常を過ごしていくことで、自分だけではなくたくさんの人が感じる色々な課題を発見することができると思います。
今の姿勢を持ち続けて、よりステキな社会人を目指してください!
茨木の水環境を改善したい!ヌートリア捕獲大作戦
このアイデアを考えたのは、小学4年生の男の子。
彼は、最初から最後まで「自然環境の問題を解決したい」という強い思いを持っていて、特に川や湖などの水環境にこだわりを持っていました。
ヌートリアに問題を絞って考えた彼は、「ヌートリアはおいしいらしいけれど、食べたことのある人が少ないから怖いと思われがち」ということに気づき、試食会を開いてみんなにその味を知ってもらってから、捕獲作戦を実行するというアイデアを作成!
そしてこのアイデアは、茨木市長賞を受賞!
みんなが避けようとするものを「食」に結びつけることで、茨木の環境保全と人々の食の充実を実現しようとしたところを評価していただきました。
そんな彼とチームを組んだ大学生からは…☟
Q最初の印象と、イベント後ではどんな変化があった?
A.議論の最初、彼は「自然環境を改善したい」というスケールの大きな目標を持っていました。それだけ規模の大きなことを自分事として捉えられることは高く評価できる一方、出てくる言葉の1つ1つもスケールが大きく、頭でっかちな話が多い印象に。
そのため、今回は特に水環境に注目しようと決め、1つ1つの言葉を具体化していき、問題意識を少しずつとがらせていきました。
もともと彼は俯瞰的なものの見方がとても得意で、具体的でバラバラに集まる情報を「これがこうやって繋がりあって、おたがいに影響してこうなるのか!!」と明確に整理してくれました。
そんな中、「在来魚が産卵する二枚貝を、ヌートリア(外来のネズミ)が食べてしまう」という情報を得ると共に、「1人で努力するのは大変で、楽しくないとみんなは協力してくれない」という考えを得て、「ヌートリアの問題を楽しく解決しよう」と課題を絞り込むに至りました。
課題が絞り込めてからの作業は素早く、提案にもっていくまでの姿は頼もしかったです!
Q.彼の取り組みに対してはどう感じた?
A.彼と議論する中でとても優れていると感じたのは、彼の俯瞰した考え方と共感力です。
俯瞰した考え方に関しては、情報の流れを整理するのがとても上手でした。
また共感力に関して、「こうしたら魚は住みやすいよね」など人間以外も含むたくさんの視点から物事を捉えていて、これは他の班の発表と比較しても特に際立つ点だと感じました!
「想像したたくさんの利害を俯瞰して整理し、解決案を提案する」というサイクルが、今回の議論では出来がっていたように思います。
Q.彼がもっといい状態になるには、どうしたらいいだろう?
A.彼の良い所は「俯瞰」と「共感」ですが、今回の議論の中で少し手間取ったのは、問題を具体的に絞り込んでいく過程でした。
物事を大きく捉えられるぶん、「あっちも」「こっちも」と手を広げ過ぎて、抽象的な話をしている時間が議論の冒頭に多かったです。
もちろん、それは「俯瞰」なのでいい面でもありますが、過ぎれば机上の空論になってしまいます。
「俯瞰」と「共感」を持ったまま、物事を具体的に絞り込んで考える力が伸びると、彼は今以上に輝くと思います。頑張ろう!
道路で転ぶ人を減らしたい!でこぼこ道解決策の提案
この提案をしたのは、小学6年生の女の子。
でこぼこ道によって、足があがりにくい高齢者や障害者の方がつまずいたり、転んだりしているところを見た経験から、この問題を解決することに決めました。
でこぼこ道を知らせるための看板作りをしたり、その道を均すための「砂募金」を行ったりすることで、資金があまりかからないような解決策を提案!
実現可能性の高いアイデアを考えてくれた彼女と一緒にチームを組んだ大学生からのコメントを見てみると…☟
Q最初の印象と、イベント後ではどんな変化があった?
A.最初は少し緊張している様子でした。
ワークが始まり、住んでいる町ってどんな町?と聞いてみると、家族であるおばあちゃんが、少しのでこぼこ道でつまずいていること、自分が偶然歩いているときに障害者の方がつまずいているところを見たことがあるという話をしてくれて。
自分の身の回りのことだけでなく、他の人のために思いやる優しい子だなと!
徐々に打ち解けていって、自分の考えをはきはきとわかりやすく話してくれるようになったのが印象的です!
Q.彼女の取り組みに対してはどう感じた?
A.自分自身の意見を自信もって話してくれて、年上にも臆せず話ができるところは彼女の強みだと思います。
特に道路についての政策を打ち出していたので、現実的にお金を使わなくても実行できる政策を考えました。何個も自分で意見を出してから、絵でわかりやすく説明してくれて、自分のイメージを言葉と図を使って分かりやすく説明するのがとても上手でした。
プレゼンに関してもその力を発揮して、相手に伝わりやすい資料づくりをスムーズに進められていてカッコよかったですね~!
Q.彼女がもっといい状態になるには、どうしたらいいだろう?
A.自分の意見をわかりやすく堂々と言えることは、すごくいいところだと思います!
でも、「やっぱりこの案は良くないからやめよう」ということが何度かありました。
それってすごくもったいない〜!彼女の考えには、他の人では思いつかないような面白いものがたくさんあるんです。
自分の意見に自信をもって、最後まで貫いていく姿勢を身につければ、これからどんどん成長していくんじゃないかと思います!
今回は、3チームのアイデアと大学生からのコメントをご紹介しました。
8/21に開催したイベントのチーム紹介は、次の記事でラストとなります!
明日の更新をお楽しみに~!
しんどいのは、“居ていい場所”が少ないからね。~前編~
子ども関連のお題に、あたしが好きに答えるコラム連載。今回は「ブルーハワイ」
京都にバレーボウイズという7人組のバンドがいる。あたしのなかでは、TUBEよりもよっぽど夏なバンドで、くるりよりも京都なバンド。余談だけど、バレーボウイズとなにか仕事するぞ、っていうのが作家として最初に立てた大いなる目標だった。
バレーボウイズが主催する「ブルーハワイ」というイベントが8月にあった。バレーボウイズまわりのバンドがたくさん出る京都のライブイベント。そこに行くと、話せる人がいる。友だちがいる。あたしにとってライブハウスは今や、あたしが“居ていい場所“のひとつになっている。
中学生のころ、あたしが居ていい場所は、「中学校」と「塾」だった。なんとなく学年の真ん中の方にいたあたしは、中学校内のグループやコミュニティを、わりかし自由に移動することができた。野球部、イケてるグループ、文化的なグループや、女子のとことか。EUのようにスムースに移動できた。
高校生になると、「地元」と「高校」と「予備校」が、居ていい場所だった。とは言え、地元とは少しづつ疎遠になり。高校は高校で、悲しいかな女子からばっちいものとして扱われていたので、野球部と、イケてるグループにひょこひょこ顔を出していた。
こう見ると、仮に野球部で嫌われたとしても、別の場所があるように思える。が、そういうわけではない。中学や高校というのは全員を覚えられるくらいには集団が小さいので、どうしてもグループとグループのあいだが近接してしまう。野球部でとんでも失態をおかせば、それはBluetoothてきに学校中に広まり、またたく間にすべての居場所を失ってしまうのだ。つまり、野球部、とか生徒会、とかグループが分かれていようと、場所としてのカウントは「1」。だから、いじめが苦しいとか、不登校とか、そういったものが高校生以下の子たちで起こりうるのは合点がいく。学校以外に“居ていい場所”がないからだ。あたしがそうだった。
“居ていい場所”というのは、自分でえらんで身をおける場所、という意。そこに居たかったら居てもいいし、居たくなかったら居なくてもいいし。そういう場所。この”居ていい場所”が多い人は、強い。そこで自分がハマらなかったら次の場所へいくことができる。肩の力をぬいて発言できる。なんだか楽に生きてるように見えるし、実際やっぱり楽なのだ。
大学へ進学した。そこでは、“居ていい場所”がグンっと増えた。
高校まではグループを場所としてカウントできなかったが、大学からはグループを場所としてカウントできる。大学は高校までとちがって、とんでもなく人が多い。(国公立はそんなことないのかしらん?)とにかく、グループとグループの距離が離れているので、どこかのグループでのっぴきならないことをやらかしても、大学全体を敵にまわすことは、あまりない。あたしには「高校」と「サークル」と「劇団」と「彼女」と…なんだかんだ学外にもぶわっーと居ていい場所があった。なんだったら居ていい場所が増えすぎて、“から家賃“を入れているような場所もたくさんあった。
なるほどと。上のステップへ進めば、”居ていい場所”は増えるんだなと。ならば、社会人になればもっと”居ていい場所”が増えるんだろうと。そう思っていた。
が、そんなきれいな一次関数は描けない。社会人になると、大学でつくった”居ていい場所”がふっと消えた。空地を見たときに、「あれ、前までここに何が建ってたっけ。」ってなる、あの感じ。あたしが”居ていい場所”は「会社」だけになった。
そして、いびつな構造が生まれた。お昼に怒られて心を痛めるのが「会社」であり、そのキズをいやすために夜飲みに行く相手が「会社」の人たち、という。心をいやすためにお金が必要で、そのために会社で働いてお金をもらって、でまた心をすり減らして。ここに悪夢の永久機関が誕生したのでした。
これなにも誇張とかなくて、ほんと社会人あるあるなんじゃないでしょうか。そうなんです。会社に入ってまた、中学とか高校のときと同じ構造に戻ったのです。
”居ていい場所”が少ないというのは、息苦しく、しんどいものです。何がきついかって、“依存”が生まれるからです。離れたくても、ここしかないから離れられない。なんとなくまわりに合わせてへらへら笑って、だまし騙しうまいことやっていく。そして心をすり減らしていく。
嘆いていてもなにもはじまらんので、なにかアクションを起こさないと。じゃあ”居ていい場所”が1つしかなく、そこに依存せざるをえない状況になったらどうしたらええか?その答えは、”居ていい場所”を増やす、それだけです。
いや、それをどうしたらええか聞いてんねん。
そうすよね、そこが知りたいんすよね。あたしも知りたいんです。なるだけ低カロリーで、それだったら自分でもできそうだ、みたいな具体案を。イイ答えが見つからないままに書き進めちゃったので、来週まで時間ください。あたしが思うこうしたらいいんじゃないでしょうか、を来週に出します。なんとなくですが、高校生以下の人は、大人にたよるのがいいのかなーって。
そういえばブルーハワイの伏線も回収しないと……。
【イベントレポート】大学生から見た、各チームの子どもたちの表情って?②
8/24(土)に立命館大学大阪いばらきキャンパスで開催した、第2回 いばらきSDGs まちづくりアイデアコンテスト。
子どもたちとチームを組んで、1番近くでまちづくり考えた大学生だからこそわかる子どもたちの良さや、こうしたらもっと良い議論ができるかも!という点について、インタビュー形式でお届けする記事第2弾です!
(①はこちら☟)
今回は、4つのチームについてご紹介していきたいと思います~!
茨木市全体を観光スポットに!外国人観光客増加計画
「外国人が関西の観光をするときに、大阪~京都に移動してしまって途中の茨木では降りてくれない!」
「茨木駅などの中心地に便利なお店が集まっている。ショッピングモールに行かなくても、家の近くでおしゃれな雑貨屋さんがあればいいな。」
この2つの問いを同時に解決したい!そう考えた小学6年生の女の子ふたりチーム。
茨木駅周辺ではなく、住宅街の真ん中など言われなければ気づかない場所に観光地を作り、特殊なスタンプラリーを用意することで茨木全体を楽しんでもらえるアイデアを考えました!
そんなふたりと一緒にチームを組んだ大学生から、イベント中の印象を聞いてみると…
Q.ふたりの最初の印象と、イベント後ではどんな変化があった?
A.はじめはふたりとも、茨木市の困りごとが思い付かないといった反応でした。
でも、考え方を少し変えて、今自分たちが幸せに生きている茨木市をもーっと良くするには、何ができるだろう?という角度から考えてみると、アイデアがたくさん出てきて!
1つのきっかけ(ひとつの事柄を色々な方向から見てみること)でアイデアが溢れてくることに、わくわくできるようになったにではないかと思います。
Q.ふたりの取り組みに対してはどう感じた?
A.自分たちで考えて、時間がないから分担しようと判断したり、お互いにチェックして直前までより良いプレゼンにするために努力していた点が素晴らしかったです!
ふたりとも、ひとつひとつやるべきことをしっかり管理して、計画通り進めていく力が強いなと感じましたね。
Q.ふたりがもっといい状態になるには、どうしたらいいだろう?
A.茨木の良いところや悪いところ、名産品などがなかなか出てこなかったので、もっと日頃から自分の身の回りの地域、社会に関心を持ってみると、新しい発見があるのかなと思います!
日常の色々なところにヒントが転がっているので、そこに気づいて「なんでだろう?」と考えられるようになると、より面白い考え方ができるようになりそう~!
子どもが働くお店作りで、茨木のたくさんの人に幸せを届ける!
このアイデアを考えたのは、小学6年生の女の子。彼女のピアノの先生から聞いた「JR茨木にはお土産屋さんしかない」という言葉から、若い人たちが茨木駅周辺のお店にあまり来ないという課題を発見したそうです。
具体的にどんな人に来てもらえるかなどを、年齢や特徴などを細かく分析して考え、今はやりの「タピオカ」や「レモネード」などのドリンクや、給食で廃棄になる食材を利用したお弁当を販売するお店作りで、茨木の人たちに幸せを届けようと考えました。
そんな彼女とチームを組んだ大学生が感じたことは…☟
Q.最初の印象と、イベント後ではどんな変化があった?
A.最初はとても礼儀正しくおとなしい印象で、結構緊張しているように感じました。でも、そのうえでワクワクしてる感じも伝わってきて、わたしもつられてワクワクしちゃいました!
質問するとたくさん話してくれるのですが、自分の考えを話し始めるときに「これは間違ってるかも?」と感じることがあるようで、最初は発言を戸惑っていたこともありました。でも、だんだん後半になるにつれて発言してくれるようになり、彼女らしい発想で素敵なアイデアがたくさん出てきました。
Q.取り組みに対してはどう感じた?
A.議論の中で素敵だと思ったところは、課題を解決するというよりも、この人が喜ぶものは何か?を中心に考えていたところ。今回のアイデアでとても良かったところが、小・中学生への利益や食べ物ロスをなくせること、電車を使ってもらえること、地域との交流が深まることなど、本当にたくさんの人が喜んでくれるというところを意識していたところだと思っています。話し合っている中でも、わたしが持っていなかった新しい相手想いの視点をいくつも提示してくれて、改めて気づく部分も多かったです。
対象の人の気持ちになって考えられることが、とても素敵だな~と!
プレゼンのときはとても緊張していたけれど、ちゃんとみんなの方を向いて、課題から分かりやすく話せていました!
また、プレゼン資料も「みんなに見やすく・わかりやすく」をしっかり考えて作っていて、他者意識が強くて素晴らしいと思いましたね!
Q.もっといい状態になるには、どうしたらいいだろう?
A.彼女は、発言を少し躊躇してしまうところがありましたが、後半では少なくなり、アイデアもたくさん良いものが出ていました。なので、間違っている意見なんてない!と、失敗や周りの反応を恐れずに思っていることをたくさん発信していってほしい!
良いアイデアをたくさん持ってるし、なにより笑顔が素敵で話しててとても楽しかったので、自信を持ってほしいです!
「誰でも読みたい本が読める」まちづくりを、こどもたちで!
本を読むことが大好きな、小学6年生のふたりチーム。
自分たちは学校の図書室で好きな時に読みたい本を借りることができるけれど、茨木市に住んでいる全員がそうではないことに気がつき、その状況を解決するための策を考案!
家が図書館から遠い人や、足が不自由な人、読みたい本が分からない人などのために、子ども配達クラブやおすすめの本カタログを作ることで、だれでも読みたい本が読めるまちづくりをしようと考えました。
そんなふたりとチームを組んだ大学生は、こんなことを感じていました☟
Q.ふたりの最初の印象と、イベント後ではどんな変化があった?
A.初めは2人とも緊張していて、、本を読むのが好きとか、フォートナイトが好きとかお互いの共通点を見つけていくうちに自然と会話が弾んで面白いアイデアもどんどん出てくるようになりました~!
Q.ふたりの取り組みに対してはどう感じた?
A.2人が「自分たちは満たされているけれど、他の人たちはどうだろう?」という、価値を与える側の視点から議論をスタートさせたことが非常に素敵だなあと。
社会人として生きていくうえで確実に必要となる視点なので、これからもその視点を忘れずに生活していってほしいです。
さらに、今イベントのプレゼンのトップバッターとして、緊張もある中堂々としたプレゼンができたことは、彼らにとって自信になると思うし、素晴らしかったと思います!
Q.ふたりがもっといい状態になるには、どうしたらいいだろう?
A.今回2人が考えていたアイデアは、とても実装性が高く、社会貢献度も高かったように思います。このアイデアを実際に茨木市でやってみることで、ひとつの成功体験に繋がり、この先の将来で「計画を実行するには何が必要か?どんなことをしなければならないのか?」を考えて行動できる社会人になることへの足がかりになるのでは!
みんなが澄んだ空気を楽しめるまちを!茨木市の自然増加計画
この提案をしたのは、小学5年生の女の子。
親御さんの実家である富山県と比較し、茨木は空気が汚いと感じたことからこの問題を解決したいと考えました。茨木の交通量や、緑の少なさを原因として考え、茨木市の飲食店と提携することで茨木市の緑を増やそうというアイデアを思いついたのです✨
そんな彼女と一緒にチームを組んだ大学生からのコメントを見てみましょう☟
Q.最初の印象と、イベント後ではどんな変化があった?
A.初めは、目を合わせて話してくれることが少なく、アイスブレイク用のゲームの時にはうまく話せず涙を見せる場面もありました。
でも、チームとして議論をしていく中で、新しい意見や、私では思いつかないような意見がたくさん出てきて、どんどん表情がイキイキしていったように思います~!
Q.取り組みに対してはどう感じた?
A.議論しているときは、自分の意見をしっかりと言える子だったけれど、みんなの前だと緊張してしまい、失敗をとても怖がっている様子でした。
そのため、プレゼンの時は大勢の人の前ではっきり話せるか少し心配していたんです。
でも、言葉をつなぎ合わせることが上手で、自分の言葉でみんなに伝えられることができていました。
緊張を乗り越えて、自分なりに頑張ったところがとっても素敵でした!
Q.もっといい状態になるには、どうしたらいいだろう?
A.問いの解決策を考える際、金銭面など現実を考えてしまいがちなため、思い切った提案が欠けてしまっている部分があったのかなと思います。
実現可能性を考える力は強いと思うので、次からはもう少し頭を柔らかく、多方面から物事を考えられたら、もっとユニークで面白い案が出るのではないかと!
今回は4つのチームのアイデアとコメントをご紹介しました!
明日も同様に更新しますので、お楽しみに~!
【イベントレポート】大学生から見た、各チームの子どもたちの表情って?①
8/24(土)に立命館大学大阪いばらきキャンパスで開催した、第2回いばらきSDGsまちづくりアイデアコンテスト。
(イベント全体の様子はこちらから☟)
今回は各チームの取り組みに着目し、取り組む問いの立て方をご紹介!
さらに、一緒に取り組んだ大学生からチームメンバーへのコメントを掲載しております。
一番近くで子どもたちの様子を見ていて、一緒にまちづくり考えた学生だからこそわかる子どもたちの良さや、こうしたらもっと良い議論ができるかも!という点について、インタビュー形式でお届けです~♪
捨て猫・捨て犬問題を解決せよ!
家のまわりで野良犬をよく見かけることに危険を感じたことをきっかけに、この問題を解決することにした小学4年生ふたりチーム。
人にとっても動物にとっても、どちらにも良い影響を与えられる解決策を模索し、地域のお店などと提携していくという提案をしました。
そんなふたりと一緒にチームを組んだ大学生からのコメントを見てみると…
Q.ふたりの最初の印象と、イベント後ではどんな変化があった?
A.初めはふたりとも大人しい感じで、こちらが頑張って盛り上げないといけないかな?という気持ちもありました。
でも、動物好きという共通点が見つかり、話し始めると飼い主に犬を捨てさせないためのアイデアがいろんな角度からたくさん出てきて感動!普段何気なく感じている部分をしっかり言葉にして相手に伝えられる力があるなぁと思いましたね!
Q.ふたりの取り組みに対してはどう感じた?
A.お互いの意見をよーーく吸収して、そのうえでさらに良い意見を出そうとする意識があったように感じました。アイデアがたくさん湧いてくる中でも、相手の意見をはねのけずに受け入れたり、的確に批判したりと、お互いに高めあっていく姿勢がとても良かったです✨
Q.ふたりがもっといい状態になるには、どうしたらいいだろう?
A.相手が話していたら、途中で話を割って話してしてしまうことが多々あるのかなぁとと感じました。それぞれが面白いアイデアをたくさん持っているから、議論中にアイデアが溢れちゃうんだと思います…笑
「聞くときは聞く、話すときは話す」の切り替えをもう少し意識してみたら、もっと素敵な社会人に近づくのではないでしょうか!
彩都を参考に、自分たちのまちを活性化せよ!
彼女たちが今住んでいるのは、茨木市で今一番開発に力の入れている彩都という街から一駅の場所。
彩都はどんどん人も増えて盛り上がっているのに、自分たちの街は、、?という問いから、この問題を解決することにした女の子3人チームです。
彼女たちは今回どのように取り組んでいたのかを、チームを組んだスタッフに聞いてみると…
Q.3人の最初の印象と、イベント後ではどんな変化があった?
A.イベント前半は議論がなかなか進まず、話が逸れてしまう時間がありました。けれど、最後の発表に向けて集中力が上がっていくのが3人の発言から感じられ、もう少し時間があったらもっとアイデアを磨けるのに…!と少し悔しかったです。笑
Q.3人の取り組みに対してはどう感じた?
A.お互い気を使わずに意見を言い合えていたのが良かったと思います!議論を進めていくには、やっぱり本音で話し合えることが大切だと3人を見て再認識しました。
発表前の団結が素晴らしく、プレゼンの際には3人でプレゼン個所を分担しながら堂々と発表できていたのが良かったと思います!
Q.3人がもっといい状態になるには、どうしたらいいだろう?
A.実装への発想があればより良かったかなと思います!あと一歩だなあというところ!
アイデアは面白いものがたくさん出てくるので、そのアイデアを実際の行うためには何をしたらいいんだろう?どんな手順を踏めば成功するんだろう?という、先を見据えた計画を立てられるまで考えられたら素晴らしいと思います!
専四道路で、ながらスマホ問題を解決せよ!
ながらスマホ問題と、自動車専用道路が少ないというふたつの問いを立てたこちらの兄弟ふたりチーム。
せっかくならどっちの問いも解決しちゃえ!ということで、「ながらスマホ専用道路」を含む4つの専用道路「専四道路」を作るというアイデアを考えました。
このアイデアは、立命館大学のOIC事務局長・廣井さんが選ぶ「立命館大学賞」を受賞!
「ながらスマホ」という一般的には悪いこととされる行為を容認したうえで、どうすればながらスマホがある社会でもみんながハッピーに過ごせるのか?を考えた発想が素晴らしいとのことでした。
(この発想には、会場のみんなもびっくり!「なるほど~」と「面白い!」という声が聞こえてきました👀)
そんなふたりの取り組みはどんな感じだったのかを、一緒にチームを組んだ大学生に聞いてみると…
Q.ふたりの最初の印象と、イベント後ではどんな変化があった?
A.初めは二人とも問題点を出すのに苦労していて、黙っている時間も長かったです。でも問題点が一旦定まると、解決策が笑えるくらいに次々と出てくる。笑
2人ともアイデアマンだし、そのアイデアをまとめる力もあることがイベントを通してわかりましたね。
Q.ふたりの取り組みに対してはどう感じた?
A.議論中は、主に兄が積極的に発言し、弟は紙に書いて具現化するという役割分担で進めていきました。自分の得意なことを理解したうえで、それぞれ役割をもって話し合いができることは、社会人としても大切な力なので、素晴らしいと思います!
Q.ふたりがもっといい状態になるには、どうしたらいいだろう?
A.2人とも潜在能力抜群だし…
お兄ちゃんに関しては、自分のアイデアを発信をしていくのは得意だと思うので、そのアイデアを実行できる手順を考えられるようになるとより良くなりそう!
弟君に関しては、意見をわかりやすくまとめる力がとても強いと思うので、まとめたアイデアをさらに良くするための意見を積極的に出していけると、超レベルアップするんじゃないかと思います。
ふたりの成長が楽しみです~!
今回イベントに参加した大学生の子どもたちに対する熱量は、こんなインタビューで収まるものではないのですが…(笑)
残り10チームに関しても同様にご紹介していきますので、どうぞお楽しみに~!
また、9/21(土)の第3回の同イベントもあと数名ご参加いただけますので、ご希望の方は下記のフォームからお申し込みください👇
【イベントレポート】まちづくりって楽しいの?子どもたちの好奇心で茨木市をアップデート!
8/24(土)に立命館大学大阪いばらきキャンパスで開催した、第2回 いばらきSDGs まちづくりアイデアコンテスト。
自分たちのまち・茨木市をより住みやすいものにするために、10~14歳の子どもたちが大学生と一緒に「まちづくり」について全力で考え、プレゼンをするというイベントです!
(第1回の様子やイベントの流れについてはこちらから☟)
stud-io.hatenablog.com
今回は13のチームにわかれて、それぞれが過ごしている中で見つけた茨木市の問題点とその解決策について考え、審査員の方々にプレゼンをしました。
毎回面白いアイデアや独創的なアイデアが生まれて、審査員の方からも、これは新しい発想で驚いたとのコメントもいただきました。
こんな素敵な子どもたちがいる茨木市の未来は明るい…!と思わせてくれるような、そんなイベントですが、「まちづくり」「プレゼン」「アイデアコンテスト」などのコトバだけ聞くと、なんだかちょっと難しそうな気がしませんか?
そんな思いが子どもたちにもあるのか、イベント前に「ちょっと緊張してる??」と声をかけてみると、無言で頷いてくれる子も。そんな様子も可愛いのですが(笑)、やはりちゃんとしなきゃ…!という考えが強いのかなという印象を受けました。
今回のイベントでは、
「日常から新しい気付きを得る」
「自分の考えを積極的に発言する」
「議論を通して、考えをまとめてわかりやすく伝える」
このような力が求められるため、大人でも簡単ではない取り組みを本当に子どもができるの…?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に今回ご参加いただいた親御さんからお話をお聞きしてみると、
「いい機会だと思って親が申し込んだけれど、大学生と普段接することはないから、ちゃんと自分の子が話をできるか心配…」
「初めてこういうイベントに参加するから、来る前は少し不安だった」
など、このようにお話しいただいた方が多くいらっしゃいました。
しかし、今回のイベントで大学生と一緒に全力でまちづくりについて考え、プレゼンをする姿を見て
「久しぶりにあんなに楽しそうな顔を見た」
「年の離れたお兄さん・お姉さんに自分の考えをしっかり言えているのにびっくり」
「前に出て発表するのは苦手な子だと思っていたけれど、ちゃんとできている姿を見られて良かった」
などとお話しいただき、おうちでは見られない子どもたちの新しい一面を見つけていただけた方もいらっしゃるようです。
帰りに子どもたちにも「どうだったー?」と聞いてみると、「楽しかった〜!」「またやりたい!」とうれしい言葉を返してくれました✨
また、一緒に参加した大学生からは、
「アイデアがたくさん出てくるから、負けないように自分も頑張らなきゃと必死でした。」
「自分が気づかない細かいところにも目を向けていて、教わることが多い3時間だった。」
などと、子どもたちからたくさんの刺激を受けた様子。
普段と少し違う環境で、少し違う人と話してみることで、柔軟に変化する子どもたちの考えや表情を見ていると、そこには無限の可能性が感じられます。
今後も彼らのやりたいことのお手伝いしながら、その成長を見守っていきたい、そう思わせてくれる3時間でした…!
さて、「第3回 いばらきSDGs まちづくりアイデアコンテスト」の開催は、9/21(土)!
イベント参加者枠もあと数名分残っておりますので、ぜひこちらのフォームからお申し込みください☟
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdnVtBAs9wIO1jiiZrP-4AvC8A5VkQMFQjS-mRHHJYtPxhfTQ/viewform
また、こちら一般の方の見学も可能ですので、お時間のある方はぜひ会場にお越しいただき、未来を担う子どもたちの様子をご覧いただければと思います✨
さらに、3時間のイベントを一番近くで過ごした学生だからこそわかる、子どもたちそれぞれの気づきや考え方、取り組みの姿勢などについてのコメントを、後日ブログにてチームごとにご紹介したいと思います!
こちらもどうぞお楽しみに~!
「第1回 いばらきSDGs まちづくりアイデアコンテスト」開催しました!
7/21(日)、小中学生の夏休みがちょうど始まったころ。
立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)にて、「まちづくり」をテーマとしたイベントを行いました!
その名も、「いばらきSDGs まちづくりアイデアコンテスト」。
自分たちのまち・茨木市をより住みやすいものにするために、10~14歳の子どもたちが大学生と一緒に「まちづくり」について全力で考え、プレゼンをするというイベントです。
立命館大学・JR西日本・茨木市さんと協力し、7月・8月・9月と月に1度行います。
まずはアイスブレイクでペーパータワーバトルを!
「なになに!?」聞いた瞬間にみんなこの笑顔です。
まずはゲームをして、チームの団結を深めていきましょう!
「どうやって積み上げようか~」「こうしたらいいんじゃない?」
手を動かしながら考えることで、自然と会話がはずみます。
「おわ、倒れる!」
結構難しいよね~
タワーバトルを終える頃には、まちづくりの話し合い準備もばっちりです👌
ここから、まちづくりアイデアを全力で考える2時間が始まります。
考えたアイデアを聞いていただくのは、3人の豪華審査員の方々!
・茨木市市長 福岡洋一様
・JR西日本 京都支社副社長 小菅謙一様
・立命館OIC事務局長 廣井徹様
実際にまちづくりに関わる方々に、子どもたちのアイデアを評価していただきます。
今回はどんなアイデアが飛び出すのでしょうか…?
まずは、日常で感じているまちの課題点を全員で挙げるところから!
「学区内に遊ぶところが少ないから、クラスのみんなは家にこもってゲームばっかりになってる…」
「それはもったいないね、具体的にはどうやって解決できるかな」
外で遊びたいのに、のびのびと遊べる場所がないのは残念だと感じる子は多いみたい!
みんなが外で集まれる場所づくりを考えるチームや…
「カラスが荒らすから、ゴミ捨て場がすごく汚くなる!」
「確かに、みんな困ってるけどどうしようもできなくて見ないふりしてる気がするなあ」
通学路にあるゴミ捨て場の様子を課題として、きれいで住みやすいまちを実現しようと考えるチーム…
「外国人の人と接する機会が少ないと思う!学校でも、外国人の先生に教えてもらえる授業の数は少ないし」
「何か交流イベントを開いたら…」
このように、外国人との交流を増やしてまちを活性化させようと考えるチームも。
身近な、そして小さな気づきから、面白いアイデアがたくさん出てきます。
自分たちが気づいた課題は、シートに記入して分析し、解決策をより具体的なものにしていきます。
大切なのは、実現できるかどうか!
理想だけでなく、実現可能性も探っていきます。
まちづくりアイデアを考え始めて1時間半ほど経過し、そろそろプレゼンの時間…!
チームごとにシートを完成させて、自分たちの案を発表します。
「ぼくたちの案は…」
緊張しつつも、二人で協力して話す姿はとってもカッコいい!
「みなさんは防災についてどんな意識をもっていますか?」
問いかけからプレゼンを始める彼女。
堂々と話す姿に、会場からも注目を集めます。
このようにプレゼンを進めること全14チーム、そろそろ審査結果の発表時間です。
審査員のお三方それぞれから、最も良いアイデアのチームを表彰していただきます。
(ドキドキ…!)
立命館大学の廣井様が選んだのは…
「安全に遊べる公園」を発案したグループ! (やったー!)
空き家を使用した公園づくりを行うというアイデアで、夏の熱中症対策も十分に考えており、実現可能性が非常に高いと評価をいただきました。
茨木市長の福岡様が選んだのは…
「JR総持寺駅に日替わりのお店」を発案したグループ!!
「知名度の低さ」と「渋滞」、問題をひとつに絞らず、どちらも一緒に解決しようという考えが非常に良かったとのことでした。
JR西日本京都支社 副支社長の小菅様が選んだのは、「空き家で雑貨屋」を発案したグループ!
茨木市のみならず、多数の自治体が抱える空き家問題。それを「雑貨屋で解決したい!自分達でやりたいんだ!」という実行に対する思いが1番強かったというところを大きく評価されていました。
今回子どもたちが考えたまちづくりアイデアは、10月に立命館大学大阪いばらきキャンパスで開講する「スタジオアル」(わかりやすく言えば、studioあお立命館大学ver.です)にて実行に移していきます。
自分たちが考えたアイデアがまち全体を変えるって、相当すごいことなんじゃ…?
さて、次回開催のイベントは、8月24日土曜日!
どんなまちづくりアイデアが飛び出すのか、とても楽しみです!
(※「スタジオアル」については、また後日詳しくご紹介しますのでお待ちください~♪)
7/7(日)studioあおプロジェクト報告会 ⑳13歳のニーチェ ~時間と生命、そしてハラスメントへ~
7/7(日)に行ったプロジェクト報告会の様子を、生徒のプロジェクトごとにご紹介するブログ第20弾!
(第19弾はこちら☟)stud-io.hatenablog.com
7/7のプロジェクト報告会ブログ最後は、studioあお歴最長となる13歳のニーチェによる、小説執筆プロジェクトについてご紹介!
社会に対する疑問や問いをテーマに小説を執筆するというプロジェクトで、報告会のプレゼン部門ではトリをつとめてくれました。
「ここに好き嫌いをしてご飯を食べない子どもがいます。その子に、なぜご飯を残さず食べなければいけないのか、納得させることのできる理由を考えてください」
そんな問いかけから始まった彼のプレゼン。
小さい頃にご飯を残した際、「食べられなくて困っている子もいるんだから」と言われたけれど、じゃあみんなが食べられる世の中になったら残してもいいの?と、そんな疑問を抱いたところから、小説のテーマとして「食べ残し」を取り上げることを決めたそうです。
報告会での彼の堂々とした話しっぷりは、司会者の教室長にも負けず劣らず!
ところどころにクイズを取り入れたり、声に強弱をつけることによって参加者の興味を引くなど、プレゼンのテクニックも一流です。
前回の報告会では、「時間」をテーマとした『時間屋』という小説を書いて小説トークを開催した彼は、今回『僕に○○を生み出して』という小説を書き上げ、みなさんに紹介しました。
彼が書いた小説は、現在国語の塾講師をされている方からも大絶賛!
これからは、ブログを使って世の中に自分の考えを発信していくことも考えています。
studioあおでは、彼を慕う生徒も多く、時にはスタッフのように振舞って下の子たちの面倒を見てくれることも。
みんなのお兄ちゃん的存在の彼が積極的に社会へ働きかける活動をすることで、教室全体の士気も高まっています。
普段から教室でスタッフに疑問をぶつけたり、議論をしたりして、自身の考えを深めている彼。彼の世の中に対する疑問は尽きることがありません。
現在は「ハラスメント」をテーマに小説を書き進めているということで、どんな作品に仕上がるのか、乞うご期待です!!
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さて、studioあおでは、これまでご紹介してきた生徒たちのプロジェクトにもすべて共通する通り、自分の興味や関心から問いを見つけ出し、発想し、実装するというプロセスをたどります。生き物に興味のある子もいれば文学に興味のある子、プログラミングが大好きな子など、その興味の数は尽きません。
一方で、現在少し異なる入り口からプロジェクトを立ち上げるイベントを行っています。
その名も、「いばらきSDGs まちづくりアイデアコンテスト」!
立命館大学・JR西日本・茨木市さんと協力し、8月・9月・10月と月に1度行っているイベントです。
コンセプトは「まちごと、じぶんごと」。
より住みやすい街を自分たちで作り上げるため、子どもたちが大学生とチームを組んで全力で議論し、アイデアをまとめて、茨木市長やJR西日本京都支社副支社長、立命館大学OIC事務局長など、実際にまちづくりにかかわる方々にプレゼンするのです!
「川が汚くて、クラスの友達が楽しく遊べないって悲しんでた」
「そういえば、道路渋滞に困っているとお母さんが言ってたような…」
このように、圧倒的な他者視点から問いを立て、発想します。
とっても面白く、かつ社会意義性の高いこのイベントについては、前回のイベントの様子とともに後日ブログでご紹介しますので、お楽しみに~!
遊んで、片づけて、家に帰って寝るところまでがキャンプです。studioあお無人島サマーキャンプ2019④
8/7・8と2日間にわたって開催した、studioあおサマーキャンプの様子をお届けするブログ第4弾!(第3弾はこちら☟)
4回にわたってお送りすることになったサマーキャンプブログですが、今回で最終回!
前回は、クエストで稼いだポイントを使って子どもたちがどんな夜を過ごしたかをご紹介しました。
今日は2日目の様子をご紹介!!
AM7:00。
みんなぞろぞろと起きてきて、海岸に集合。
2日目の最初に行うのは、朝ヨガです!!
まだ眠たい目をこすって、朝一で体を動かします。のびーっ。
ヨガ終わりには、朝ご飯!炭で焼いたウインナーをセルフで挟んで、ホットドックを作りました。あつあつ!
朝ご飯を食べた後は、海に行って遊んだり、釣りをしたり、スイカ割をしたりと、各々自分の好きな過ごし方をすることに。
(1日目にみんながクエストをめちゃくちゃ頑張ったおかげで、2日目にやるクエストが尽きてしまったのは内緒です)
ポイントで購入したスイカを冷やしてスイカ割を…
砂浜でシャボン玉!
スタッフも楽しみましたpart2。わっしょーーーい!
全力で楽しんだ後は、自分たちの拠点の片づけ&船への運び込みを。
テントの片づけやゴミ拾いなど、スタッフと子どもたちが協力して行います。
ばっさー。1人でちゃんとたたみますよ!
コンロ運びまーす!こっちは2人で協力!
おっと、足元気を付けて!
荷物を運び込んだあとは、集合写真を撮って、船で港へ戻って、バスに乗り込みます。
みんなお疲れで、行きとは打って変わってとっても静かなバスでゆらゆら、京都に戻りました。(中の人も寝てました…写真なくてごめんなさい!)
とってもいい天気で、笑顔の絶えなかった今回のサマーキャンプ。
初めていく場所で、初めて会う仲間と協力しながら、生きる力を楽しく身につけられたのではないでしょうか。
参加者のみんな、本当にお疲れさまでした✨
来年の夏のイベントはどんなものになるのか、みなさん一年後をお楽しみに…!
今回のサマーキャンプの企画責任者・橋本からのコメントもごさいますので、ぜひご覧ください☟
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サマーキャンプ2019にご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
今回は「24時間サバイバル」ということで、島内では荷物運びからテント立て、火起こし、片付けまでほとんど自分たちで行ってもらうという企画にしました。
「無人島でのサバイバル」では、自分たちで生きていくために取り組まなければならない事がたくさんあります。
自分の事で精一杯なはずなのに、
・運営で動いているスタッフに対してうちわで扇いであげる子
・熱中症気味になった人に付き添ってあげて水分補給の準備をしてくれる子
・他の子の面倒を見てくれてほとんどスタッフと同じ動きをしてくれる子
など、自分たちで考え、状況に合わせて「誰かのために」と動いてくれた子どもたちの姿にとても成長を感じた2日間でした!
サマーキャンプ2019は「24時間サバイバル」を通して災害時に自分で生きる力を身につけるために行いましたが、1人で生きるのではなく、周りの人との繋がりで生きることだと子どもたちから教わりました。
みんなから助けてもらい、助けてもらったらお礼をするという人として大事な力を身につけることができたのではないでしょうか。
僕自身もたくさんのショーゲキに出会い、貴重な経験ができたとともに、最高の夏の思い出ができました!
今回は本当にありがとうございました!
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7/7(日)studioあおプロジェクト報告会 ⑲世界一美しい元素図鑑より美しい元素図鑑を。
7/7(日)に行ったプロジェクト報告会の様子を、生徒のプロジェクトごとにご紹介するブログ第19弾!
(第18弾はこちら☟)stud-io.hatenablog.com
今回ご紹介するのは、小5の男の子が取り組む「世界一美しい元素図鑑より美しい元素図鑑」制作プロジェクト!
今回は、展示形式でみなさんに報告しました。
「ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム…」
学校でもせいぜい30番台までしか習わない元素記号を、60番台まで暗記する彼は、現在小学5年生。
「きれいな石が好き!」
こんなシンプルな理由から、鉱石に興味を持ち、より深く学ぶうちに元素記号にたどり着きました。
『世界一美しい元素図鑑』と称される図鑑での学習を進めていましたが、
「俺もっときれいな石知ってる!」
そんな彼の発言から、世界一美しい元素図鑑より美しい元素図鑑の制作に着手することに。
興味が散漫で、腰を据えてプロジェクトに取り組むことが難しかった彼が、強い関心を持てるものを見つけたこと。
そして、そこから取り組むべきプロジェクトを立ち上げたことは、大きな成長だと考えています。
以前は、おちゃらけることで周りの気を引いているように見えた彼。
しかし最近では、図鑑の制作やさらなる元素の理解に励む様子が見られ、教室では彼のスタンスの変化に驚きの声が上がっています。
現在はまだ図鑑の試作段階で、サンプルを作り出したところですが、図鑑を完成させたあとは現物をショーケースに入れた、リアルで巨大な元素表を作りたいと考えています。
元素記号にはあまり興味がない。そんな人でも、眺めるだけで楽しめる元素図鑑完成までしばしお待ちを…