企む職員室。[studioあおブログ]

企みつつ、育てています。

「寿命の謎を知りたい!」メダカ研究に取り組む小5女子が長浜バイオ大学に潜入~!

生き物の寿命って何で決まるの?
なんで種類が違うだけで生きられる時間が変わっちゃうんだろう?
そんな問いを持ち、寿命の研究をしている小学5年生の女の子が、長浜バイオ大学に潜入して取材をしてきました!

彼女は、「心臓の拍動によって寿命が変わるのではないか」という仮説を検証するため、studioあおでメダカを使った実験をすることにしました。
ですが、実験結果を検証する前にメダカが次々と謎の死を遂げ…
インターネットで調べてもなぜそうなったのか明確な原因がわからず、

「わからないことは、専門家の方に聞いてみたらいいんだ!」

ということで、メダカ研究をされている先生に直接お話を聞きに行くことにしたのです。

彼女が以前プロジェクトについて報告をした際の記事はこちら ↓

stud-io.hatenablog.com

 


今回取材に応じていただいたのは、
長浜バイオ大学バイオサイエンス学部
アニマルバイオサイエンス学科准教授の竹花佑介先生!☟

www.nagahama-i-bio.ac.jp


メダカの生態について詳しい先生をスタッフと一緒に探してみると、大学でメダカ研究をされている竹花先生の情報をGET!

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先生の研究内容にも興味を持ち、プロジェクト内容や知りたいことなどについてメールをお送りしたところ、快く取材に応じていただきました!
(ありがとうございます!)



アポを取った11/22(金)、京都を離れて滋賀県にある長浜バイオ大学へ!

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(真っ暗~!)

竹花先生にお会いしてプロジェクトの概要やメダカ実験について説明し、なぜ自分の実験が成功しなかったのかについていろいろとお話を聞くことができました。

「こういう条件で実験をしていたんですけど…」
「あ~なるほど、面白いねえ」

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自分が立てた仮説や実験の様子を、図を用いながら説明。
なぜ実験が成功しなかったのか、どのように改善できるのかなど、アドバイスをたくさんいただきました。

また、先生からのアドバイスのひとつに、
「実験で成果を出したいときは、自分に都合のよい生き物を使うといいよ」というお話が。
もちろんメダカを使った実験を続けて寿命について考えることはできるけれど、他にもっと適した生きものはいないか?と考えることも大事だとのことで、このように、生命に関する研究にのぞむ際に必要な姿勢などもお話しいただきました。

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(普段から研究をされている方だからこそわかる視点が新鮮で、スタッフも大変勉強になりました…!)


質問がひと通り終わったあとは、水槽室と呼ばれるメダカを大量に飼育しているお部屋や、ゼミの生徒さんが日々実験に勤しむ実験室を見学させていただきました!

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研究に使う道具や設備を見せてもらったり、先生の研究内容についてのお話をお聞きしたりと、教室では知ることのできないたーーーっくさんの情報にふれた彼女。


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(初めて見るのメダカの種類に感動!)

 

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(メダカを輪切りにした状態のものを顕微鏡で見せてもらいました…!)


竹花先生は現在、メダカのオスとメスがどうやって決まるのか?ということについて研究されているそうで、35種類存在するメダカの中で、なぜ性決定遺伝子がそれぞれ違うのかを解明するために日々実験をされているとのこと。(とーっても省略しています)

 

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この研究で、性決定遺伝子についてすべての生物の共通事項が発見できれば、水産業などで意図した性別の生き物を養殖できるようになるかも…?などと、非常に興味深い内容のお話もお聞きすることができました。

現在、生物関係の研究者の方々の中では寿命がHOTな話題らしく、目の付け所がいいね!とお褒めの言葉をいただいた彼女。
11歳の少女は、知らないうちに世界の流行と並走していたようです…!

 

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後日先生にお礼の手紙を書いて、改めてお聞きしたことを振り返りました。
新たに気づいたことがあったとのこと。
また、今回は初めてお会いする方に色々とお話を聞くということで、どんな順序でどんなことをどうやって聞けばいいのか、事前に自分でしっかり準備をしていきました。
そのおかげで臆せず質問できたことは、彼女にとって貴重な経験であり、大きな自信になったようです。

今後はメダカ研究にこだわらず、今回教えていただいたことをもとに様々な方面から寿命の謎を解き明かすアプローチを続けていくということで、彼女のこれからの活躍にご期待ください~!

「成長はエンタメだ」と、少年ジャンプは教えてくれた。 -代表のひとりごと🍵

週刊少年ジャンプの作品って、実はほとんど全部同じフォーマットなんですよね。

 

10歳の時からずっと週刊少年ジャンプを買っています。
そもそも漫画が好きなんですが、特にジャンプが好きだった。最初に読んだのはサッカー漫画「ホイッスル」。身体が小さくて下手くそだった風祭少年が、泥臭〜く努力して、少しずつ結果を残していく姿にシビれた。特に体格に恵まれた訳でもない中バスケをやっていた自分にとって、逆境の中一歩一歩進んでいく様子に非常にやる気をいただきました。

次にハマったのは、「BLEACH」と「アイシールド21」。どちらも主人公がそれまでと違う、新しいフィールドで自分に秘められた才能を開花させながら、少しずつ活躍していくお話しです。

※もちろん「いちご100%」にもハマりましたが、そこはあまり触れないでおきましょう。ちなみに向井こずえ派です。

 

他にもテニスの王子様NARUTOD.Gray-man銀魂ネウロ、BAKUMANなどなど、今で言うと、ハイキュー、僕のヒーローアカデミア鬼滅の刃Dr.STONE、アクタージュ、などなど見応えのある作品がいくつもあり、漏れなく全部ハマりました。

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で、これらの作品全部に共通することを見つけました。気づいてみればなんだか当たり前のような気がしつつも、改めてやっぱりそうか。というような話なんですが、

ジャンプってほとんど、「成長ストーリー」なんですね。

忍者アカデミーの落ちこぼれで、イタズラばかりする少年が、独自の修行を通して、その才能を開花させ、最後には里を治める火影になる「NARUTO」。

絵が上手いだけの冴えない高校生が、有能なブレーンと組むことによって漫画家として成功していく「BAKUMAN」。

鳴り物入りで入ってきた天才1年生が、自分よりもレベルの高い上級生プレイヤーに苦戦しながら、日本を代表するプレイヤーになっていく「テニスの王子様」。
などなど。

実はみんな同じ構成で、

①課題があって、
②努力アプローチがあって、
③できるようになる。

作品全体を通しても成長ストーリーですし、章や、編を通しても、同じ文脈で話が進んでいきます。
そこに魅力的な設定や、個性豊かなサブキャラクターがいることで彩りが添えられ、作品としての出来にも差が出ますが、基本はこのフォーマット。最近は主人公意外のキャラクターの成長ストーリーも細かく描く作品が多い印象。
例外に当たるのは、こち亀ジャガーさんボーボボとか、必ず数作は連載されているギャグ路線。あとはデスノートとかはちょっと特殊。(銀魂も怪しいかな…?)

つまり僕たちジャンプ読者は、成長ストーリーに270円を払っているわけです。

確か18年前は一冊220円。値段も成長しています。

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いや、それでね、何が言いたいかっていうと、成長ってエンターテイメントだよね。って話です。

親戚の赤ちゃんが初めて立ち上がったり、喋り出した時にみんなが大喜びする。というのに表れていますが、自分に関係のある生き物が、何かをできるようになっていく姿ってのは見ていて面白いんですよ。

これは僕が教育の仕事をしていても非常に強く思いますし、教育関連の人はこの魅力に惹かれている人多いんじゃないかと思います。

バンドや、アイドルを応援するのとかもこれに近いものがあると思います。
大好きな生き物が少しずつ育っていく。そこに自分が少しでも介在できる。
売れたあと興味を失う人がいるものこれだと思います。
"売れていく"のを見るのが面白いわけです。
Perfumeが好きでした。2010年くらいまでが面白かった。成長を楽しむと同時に、シンプルにのっちが好きでした。

テレビ番組とか、小説とか、エンタメ(に関係のある)業界のいたる所でこの成長フォーマットは使われていて、「成長を見る」ことに時間やお金を支払う人がたくさんいることに気づきます。

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その上で、今の世の中には「成長ストーリーの種類」がもう少し欲しいなって思うわけです。

いい学校に行って、大企業に入って、安定して、なんて、そんなストーリーに未だに心酔してる人なんてほとんどいないわけなんですが(いるのかな?)、
未だにそういう旧エリートっぽい考え方のストーリーか、
もしくは、ものすごく辛い幼少期を過ごしたとか、少年期に大事件に出会ったとかの、波乱万丈な成長(成功?)ストーリーの両極ばかりが目立っている。

でも、どっちでもない人ってたくさんいるじゃないですか。
普通の学校を出て、それなりに幸せな家庭で育った人とか、
程々にグレて、程々にワルしたけど、波乱万丈というほどでもない人とか、そういうどっちでもない人がほとんどなわけです。
ただそういうどっちでもない人も、解像度を上げて見ると、
その人それぞれの課題があって、その人に合った努力をして、自分に合った幸せを手にしていたりする。そういう人はたくさんいるわけです。

もっと課題も、努力アプローチも、幸せパターンも、多様なサンプルがあるはずだし、21世紀のこの世を「全ての才能に目を向けよう」していくには、全ての才能に対応できるくらいのサンプルが必要なんだろうなと思います。

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ということで僕は、教育の世界に週刊少年ジャンプを作っていきたいなーと思っています。 勉強や部活以外の活躍の仕方を作っていきたいし、偏差値や運動能力以外の価値基準をもっといろんな子たちに、親御さんたちに知って欲しい。

 

気づいてしまったからにはやるんです。そこは「のぶれすおぶりーじゅ」なわけです。頑張ります。


早くも来週月曜が楽しみな川村でした。

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【イベントレポート】11/24(日)「未来フェス」にてstudioあおの生徒ふたりが登壇~!

11/24(日)、京都mumokutekiホールにて開催された「未来フェス」にて、代表川村とstudioあおの生徒ふたりが登壇しました!f:id:stud-io:20191127191017j:image
今回は登壇時の様子やイベント全体の内容などについてレポートしていきます~!

まずは、未来フェスの概要について少し。
2013年に京都でスタートした企画で、全国各地で様々な方が主催者となってイベントが行われているそうです。
今回の京都未来フェスは、60代から小学生まで、世代を超えて、自分の事業や活動をもとにその方の未来をプレゼン・対話形式で聞けるイベントとして多くの方が集まっていました。

note.com

 

イベントが開催されたのは、中京区にあるmumokutekiホール。
謎にお手洗い周辺写真だけ写真を撮っておりました。
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(かっこいい…!)


イベント開催の1時間ほど前、登壇者が集まって打合せをしました。
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ちょっと緊張していると思いきや…?

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素敵な笑顔を見せてくれました。


続々と参加者が集まってきて、13時にイベント開始!f:id:stud-io:20191127191316j:image

 

イベント第一部のはじめは、「屋台STAGE」。
5つのタームそれぞれで登壇者による居酒屋が開かれており、各人の取り組み紹介&お品書きに沿って参加者から質問するという形式でイベントが進行していきました。f:id:stud-io:20191127191418j:image


代表川村は「屋台STAGE」にて、駄菓子屋BARカワムラの店主としてお話しさせていただきました。
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相変わらずのドヤ顔です。ありがとうございます。
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そして、studioあおの生徒ふたりは、若者たちが現在の活動やこれからの夢について語る「若者STAGE」でプレゼン!f:id:stud-io:20191127191750j:image

ふたりは、以前教室で飼育していた軍鶏がなくなった際の経験から「Home Grave Planner」というオーダーメイドのペット葬儀事業を立ち上げている最中であり、そのプロジェクトについて5分間でお話しさせていただきました!
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(若者STAGEの観客の多さ…!)

ふたりで打合せする時間はほとんどなかったのにも関わらず、堂々とプレゼンできていて感動!
普段教室で行っているプレゼンの授業が役に立ったのかも?とスタッフも嬉しくなりました…✨

彼女たちのプロジェクトのきっかけや取り組みについて、詳しくはこちらをご覧ください☟

stud-io.hatenablog.com

 

若者STAGEが終わり、第一部が終了。
第二部の懇親会は、参加者のみなさんとわいわい交流するお時間です。
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屋台STAGEや若者STAGEで興味を持った事業やもっと詳しくお話を聞いてみたいと思った方々と、ざっくばらんにお話しさせていただきました。

懇親会では、若者STAGEでプレゼンをしたstudiあおの生徒ふたりの取り組みについてたくさんの方々からお褒めの言葉をいただいたり、また応援したいと申し出ていただいたりと、生徒にとって社会からの生のフィードバックが得られた貴重な時間となりました…!
f:id:stud-io:20191127192427j:image(生徒たちの遊戯*新元号風「未来フェス」発表)

 

今回のイベントでは、現在多方面で活躍されている方々の描く未来をのぞき見できるとともに、代表と生徒の登壇を通して今後の教育をよりよくしていく新しい繋がりができたと思っております。

今回の京都未来フェスを主催された、合同会社なんかしたいの清水大樹さん、イベントにお誘いいただきありがとうございました!
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次は、京都のとある高校にてスタッフが授業しちゃいます…!?お楽しみに!

【イベントレポート】11/17(日) 「エデュコレ2019 in 関西」 にてブース出展&ロールモデルトーク

11/17(日) に、神戸で開催された「エデュコレ2019 in 関西」に参加してきました!

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今回はそのイベントの様子をざっくりお届けしたいと思います~。

続きを読む

焚き火を見ると、充電される。 -代表のひとりごと🍵

焚き火って、人を引き寄せるんですよね。

小学生の時のマイブームは、焚き火。
もう楽しくて楽しくて、毎日焚き火するくらいにハマっている時期がありました。
でね、これを言うと「いや、毎日焚き火って、そんなんどこですんねん!」って、心の中でツッコむ人いると思うんですよ。

あのね、言わしてもらいますけど、
これだけは言わしてもらいたいんですけど、
ずっと言おうと思ってたんですけど、

僕はね、めちゃくちゃ田舎出身なんです。

地元は北海道の浦河町ってところで、北海道の外れ。その町のそのまた外れに住んでいたんで、家の周りは恐ろしく田舎なんですね。
どれくらい田舎かというと、家の外で「夏色」熱唱しても全く怒られないくらい。B’zもいけるくらい田舎です。
そもそも200メートルくらい先まで隣の家がない。
もうそうなってくると「隣」ってなんだっけ?って感じですよね。

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まあ、こういう何にもないところで育ったわけですから、火を焚く場所なんて腐るほどありました。
一時期は毎日毎日火を焚いて、それを眺めて、火が弱くなったら薪をくべて、強くなりすぎたら鎮静化して、眺めて、火が弱くなったら薪をくべて、……と言う本当にただ火を焚くだけの繰り返しだったんですが、楽しかった。
いつの間にか友達もハマっていて、「今日お前んちで火焚いていい?」みたいな、一歩間違えれば放火魔みたいなセリフも日常的に使われていました。

 

でね、なんでそんなにハマってたのか考えたんです。
何故かはよくわからないけど、火を見るのが好き。見ていると落ち着く人って結構いる。これなんか理由があるんかなと。

で、仮説を思い付いたんです。
多分、人ってね、エネルギーの大きいものに引き寄せられるんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 


……あ、いや!違いますよ!念のため言っておきますけど、スピリチュアルな感じのやつじゃないですよ!入信してないです!
僕はどちらかというとロジカルな話の方がしっくり来るタイプです。円周率とか大好きです。

 

火って、燃えてるじゃないですか。つまりめちゃくちゃ熱エネルギー、光エネルギー出してるってことです。
だから、火があるとあったかいし、周りも照らされる。
焚き火くらいになるとかなり火も大きいから、日常的に触れるものより大きめのエネルギーと言えます。

さらに言うと、クラブとかフェス行く人いるじゃないですか。
ズンズンファンキーなミュージックを聴きに行ってるじゃないですか。四六時中このリズムに夢中なわけですよね。あれって僕的に言うと、大きな音エネルギーを受けに行ってると言えちゃうんです。
クラブとかフェス行かない人でも、大きな音のする方って気になったりする。

挙げ句の果てに、ナイアガラの滝とか見に行くじゃないですか。わざわざお金と時間をかけて。
あれって要は落下なわけです。つまり運動エネルギー。水が落下しに行くの見に行ってるわけです。
もしくは、その地形が出来上がるまでにかかった膨大な運動エネルギーの名残を見に行ってるんですきっと。

おまけに言うと、晴れの日の方を好む人の方が、曇りや雨の日を好む人より多い。これも太陽のエネルギーじゃんって思って。
つまり、人間ってそういう大きなエネルギーを見て、感じることで、
感動して少しエネルギーを分けてもらう「充電」みたいなことが起こってるんじゃないかなと思うんです。

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……いや、あのね、わかってます。
ここまで読んだ人が「なんか川村やべーな」って思ってる事は。
「やべーこと言ってんな」って感じはわかってるわけですよ。
でもね、僕は別に沢尻エリカさんと知り合いじゃないし、電気グルーヴの一員でもないのでそこは信じて欲しいです。




僕のこの仮説が正しいかは別として、なんか割といろんなことをこのフレームに当てはめたら考えやすそうだなって思いまして。
いいこと気づいたな〜と悦に入っていたんですが、そしたらさらなる仮説が出てきたんですよ。
結論から言うと、相対的にエネルギーの大きい人が教育的価値の高い人間になりやすいなんじゃないかと言う、割と仕事に役立つ話です。


ここで言う「エネルギーが大きい」ってのは、何も
ウォォォォおおおおおおお!!!!お前らー!!!!全国優勝するぞぉぉぉぉぉおおおおおおあああおあおあああああっっぴいやああああ!!!!!!!!!!

みたいな感じの人だけでなく、
自分が面白いと思うものを持っている人というか、世の中を楽しんでるなって人というか。

そういう人っているじゃないですか。何かに高いモチベーションを持っていて、時間や労力を注いでいる人。
その姿勢が見えている人の方が、子どもたちが学ぶものも多いんじゃないかなと。

よく「熱意のある先生」って言葉を聞くと思うんですが、なんかそれとは少しニュアンスが違います。
教育に関わる人の多くが、子どものために、ああしてあげよう、こうしてあげようとか、何かテクニックを覚えたり、一生懸命「うまい先生」になろうとするんですよね。そういうことではない。
そういうのもめっちゃ大事なんですが、それよりもまず、自分が楽しんでいる姿を見せられるか。と言うのはすごく大事なポイントだなって話です。

念のために言うと、昭和的なパワハラっぽいエネルギーのことでもないです。
他人に向ける攻撃的なエネルギーではなく、他所に発散されているみたいで心地よいエネルギーのこと。焚火の火だって自分に向かってきてたら熱いですから。

今、教材で取り扱っているテーマでも、別にそれ以外でもなんでもいいんですが、その人自身からエネルギー出ているかってところが重要で、それが出ている人ってたいした理由もなくなんだか一緒に楽しくなったり、もっと話聞きたくなったりする。
子どもたちは、そのエネルギーに触れて、充電して、自分もああなりたいなとか、こうしてみたいなと、エネルギーを自分からも出すようになるんじゃないかなって思うわけです。

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「この世の中は生きるに値する」って口だけ言ってもダメなわけです。この世の中を楽しんでそうな人が言ってたから刺さったわけです。

style.nikkei.com



飲み仲間の国語の先生、仙さんは「背中を見せる教育」と言う風に表現してました。
子どもの方を向いて何かを教えることではなく、自分が楽しく何かをやっている姿を見せるのだと。

twitter.com


同じく飲み仲間の合同会社なんかしたい大さんは、運営する小中高校生向けの塾の中で、大学生が様々なプロジェクト行っています。
曰く、生徒に「何やりたい」と聞くのでなく「まずは自分が語れ。自分の火が燃え上がっていたら、いつかちゃんと飛び火する。」とのこと。

twitter.com


この二人の話と、エネルギーの仮説が、僕の中でバチコーンとハマったわけです。
よくよく考えたらうちの教室でも人気なのは、若手研究者さんに教室に来て講演してもらう「Bro.」という企画授業なんですよね。
取り扱っている研究テーマから、なんでそれに興味を持ったから、どんな紆余曲折があってそこにたどり着いたか。などなどのお話をしていただきます。親御さんの参加率も高いです。
これが面白いのは、その人のエネルギーが高くて、その人が取り組んでいる背中が見えるから。彼らは子どもらになんかやらせようって気はないんですね。ただただ、自分が好きで、楽しみながら、自分のテーマに取り組んでるだけなんです。


要は生徒の今やってることとか、この世の中を自分自身が楽しめていないのに、
子どもらに「頑張れ」とか、「やった方がいいよ」って言っちゃってないかな?って話です。
まずは自分が全力で楽しむ。
高いモチベーションを持って、何かに取り組む姿をチラ見せする。
これ大事です。


嗚呼、なんだか力尽きて尻すぼみな文章に……。僕のエネルギーもまだまだですね。
焚き火のような人になりたいものです。川村でした。

ゲームにハマっている子、との付き合い方。-代表のひとりごと🍵

代表の川村です。
夏頃からポケモンGOにハマっていまして、ずっとやっているんですね。
知ってますか?ポケモンGO

スマホの位置情報を使ったゲームで、昨日で実際の街を舞台にポケモンの世界が楽しめます。AR(Augmented Reality:拡張現実)という技術も使われていて、ポケモンが現実世界にいるように感じることもできます。
巷では「位置ゲー」と言われているらしく、ゲームのために歩く量が増えるから、健康にもいいんだとか。

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元はstudioあおでチラシ投函やってみよっか。となった時に、ただポスティングするだけではつまらないので、何か楽しくなる方法ないかな。とスタッフとみんなで始めたのがきっかけなんですが、気付けば4ヶ月くらいずーっと続けています。

そもそもゲーム自体全くやらないので、僕にしてはかなりレアなことなんですが、続けている理由はスタッフの柴くんの
「てつさんどうせすぐ飽きるから、飽きたら追い越せますね」って言う一言なんですね。

ムカつきますよね。まるで僕が飽きっぽいみたい。何かをコツコツやるのが苦手みたいじゃないですか。
ブログを始めても3日坊主で終わったり、急に料理に凝ってすぐやめたり、クリーンデスクが1週間と続かないみたいじゃないですか。

まあ実際そうなんですけどね。
川村は
結構飽きっぽいんです。

多動っぽいと言うか、すぐ新しいことをしたくなると言うか。
ガーっとやってすぐ興味を失う。そんなところがあります。
実際ポケモンGOもリリース当初に初めて、1週間でギャラドス4体つくって飽きました。

ただ、そんな僕なんですが今回は結構しっかり続いていて、この4ヶ月間ほぼ毎日ポケモンGOをし続けました。柴くんにムカついたから。
カントー地方の151匹を集めるまでやめないぞ。と、堅い決意を持って、ずっと続けているわけです。なぜなら柴くんにムカついたからです。
たまにもうめんどくなってきたなーと思う時もあるのですが、地道に続けているわけです。理由は。控えめに言って。柴くんが。ムカついたんよ!!!

 

まあ、理由はともあれ、モチベーションめちゃくちゃ高くなってたんですね。
結果、この4ヶ月間、毎日毎日ポケモンGOしました。
なんなら通勤方法が徒歩に変わりましたし、帰り道のルートも遠回りに変わりました。
1週間に大体50キロ近く歩くんですね。4ヶ月毎週50キロ歩くと、大体850キロくらい歩くの。
それって大体北海道から東京まで歩いてかかるくらいなんですよ。歩いて上京するくらい歩いてるんですよ。

なんならちょっと昼間仕事サボってポケモンGOしてたくらいでした。
「今ミュウツー出てるみたいなんで、ちょっと行ってきます。」みたいな。


ほんで100日余り続いた今、あとほんの少しで目標達成なんですが、ここで一つのことに気づいたんです。

あれ、僕、全然飽きっぽくないじゃん……。って。
僕って意外と粘り強く物事に取り組めるんだな、と。ちょっと自分を見直したんです……。
なんならコンプレックスになっていたわけですよ、自分の飽きっぽさが。
どうせ僕は何も続けられないしな……。中途半端だしな……。と、何かを始める時に「どうせ僕なんか……」とちょっと臆病になる感じだったんです。

ところがポケモンGOは100日続きました。北海道から東京まで歩いたわけですよ。スカイツリーが見えました。
たかが、ゲームで何言ってんだって思う方もいるかもしれませんが、
実際100日何かを続けるって大変じゃないですか。よくがんばってんな、僕。と。ふと気づいたんですよね。

一度「できんじゃん、僕。」みたいに考えだすと、なんだかドンドン自信が湧いてきて
「よく考えたら僕、studioあお3年半続けてるじゃん。」とか、
「1000日以上毎日子どもに会い続けてるじゃん。」とか、
「なんなら28年間毎日呼吸続けてるじゃん?偉くね?」とか、
ちょっとヤバイくらいまで自己肯定感上がってたんですね。で、それがきっかけで
じゃあ、ノートを毎日つけるのまたやってみようかな。とか、
ブログ書き出してみよっかな。と、
前よりちょっとだけ前向きに、仕事頑張れるようになってるんですね。
100日くらいだったら、よほどしんどいこと以外は続けられるんじゃないかな。と、思うようになったわけです。

 

 


これめっちゃ大事なんじゃないかなと、ふと思いまして。
題材はなんでも良いんですが、めちゃくちゃやり込むとか、長い期間続けるとか、そういう深いのめり込み状態を経験してる人の方が、仕事でもより高い集中度や、粘りを発揮しやすいはずです。あの時あれくらい頑張れたし、今回も頑張ろう。みたいな自分を信じる根拠を持っている。
部活とか受験がうまく自分の性質に合っていた人には理解しやすいかもしれません。
大切なのは「ハマる」を感覚的に知っているか。何かでめちゃくちゃ高いモチベーションを経験をすることであって、内容は一旦置いておいていいはずです。


なんでも手に入るようになってきているこの時代に、一番手に入りにくいのはモチベーションです。
そして、テクノロジーがあらゆる能力を平均化していくこれからの時代で、一番大事なのもモチベーションです。

好きなことからでいいので、めちゃくちゃやり込む。決めた目標を達成する。これにはちゃんと再現性がある。
やってることじゃなくて、出てるモチベーションの量を評価する。ってすごく大切だし、それを最大化する仕組み・文化を作っていきたいと、僕は思っています。


子どもが一生懸命ゲームとか、なんかやってると、
ついつい「くだらないことやってないで、さっさと勉強しなさい!」とやってる内容で見てしまいますが、
「そこまで熱中してるのはすごいね」だったり、
「やるならとことんまでやってみな」という、モチベーション自体を否定しない言葉がかけられる人が増えると、世の中のモチベーション総量増えるはずだと、僕は考えています。
どうせ「やめなさい!」って言ってもなかなかやめませんからね。



と、いうことで柴くん、きっかけをありがとう。プライドとは、かくも人を刺激するものなんですね……。
それではまた近日中に書きます。ピッピカチュウ

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柴くんです(左)。普段はとってもいいやつです。




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studioあおも、スタジオアルも、寺子屋LABOも、やってる内容と同じくらい大事にしてるのはモチベーション。
立命館で始まったstudioあおの姉妹教室「スタジオアル」。じわじわと生徒集まってきました。応援よろしくお願いいたします。
ところでなんで「姉妹」なんでしょうねえ……。

www.studio-aru.com

 

中1釣り師です。 2019/7/23兵庫突堤の釣果データをまとめました。

 

studioあおの中1釣り師です。僕は魚釣りが大好きで、よくお父さんと釣りに行きます。

これまで沢山の魚を釣ったことがあります。例えば、和歌山県の堤防で100センチの太刀魚を釣ったことや、兵庫県では約50センチのアナゴを釣ったことがあります。沖縄県では、約50センチのとても大きい熱帯魚を釣りました。

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僕が一番オススメする海は、和歌山県鳥取県の海です。キレイな海はたくさん魚がいます。魚釣りを初めてする人は、サビキ釣りをすると沢山釣れるので是非、魚釣りをしてみてください。

 

今回僕がなぜブログを出そうと思ったかと言うと、このブログで「兵庫突堤ではどんなエサで何が釣れるんだろう」と疑問を持っている人に釣れるエサと釣れる魚を知ってもらい、実際に釣りに行ってもらいたいなと思ったからです。

7月23日に、あおのメンバー5人で兵庫県の神戸市にデータ収集の為に釣りに行きました。

釣りの条件は、下の画像の通りです。

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エサの種類は、「シラサエビ・オキアミ・アオイソメ・イシゴカイ」です。

シラサエビは約500円、オキアミは約800円、アオイソメは2つ買って

1000円、イシゴカイも2つ買って1000円分購入しました。

 

釣果は下の画像の表になります。

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結果、合計84匹釣れました。最も釣れたエサはオキアミです。

そのオキアミで釣ったアジをエサにして、ツバスも釣れました。また、メバルはシラサエビでしか釣れませんでした。

 

今回のデータ収集を振り返ってみて、この日の天気は、雨のち曇りで最高のコンディションで、非常に釣りやすかったです。 一方で今回は予算を調節することや、釣りの仕掛けを作るのが難しかったので、次回はもう少し予算をおさめて、計画どおりにデータ収集をしていきたいです。

 

兵庫突堤では工事現場が多く、立ち入り禁止の場所が増えたことで、釣りができる場所が減っていますが、アジやサバがたくさん釣れます。特にサビキは沢山釣れます。是非行ってみてください。

 

しんどいのは、“居ていい場所”が少ないからね。~後編~

子ども関連のお題に、あたしが好きに答えるコラム連載。前回に引き続き「ブルーハワイ」

前回のブログはコチラから。

stud-io.hatenablog.com

“居ていい場所”が少ないとしんどいよね、ってお話でした。今回はその後編で、じゃあ居ていい場所を増やすにはどうすればいいか、というお話を。

 

ちょっとこのブログのタイトルみすったなと思っていて。居ていい場所が少ないとしんどいよね、って言うより、「居ていい場所が多いと生きやすいね」のほうがしっくりくるなと。そんなわけで、”居ていい場所“が多いとどんないいことがあるのかを一週間考えてみました。

1 面白いことに出くわしやすい
2 ストレスから逃げやすい
 

かなと。やっぱ面白いんすよ、場所が多いと。ノリ、話題、言葉づかい、人生観とか、それらイッサイガッサイが場所によってほんと変わるのです。テニサーの場所に行けば、未だにウェイウェイ飲んでゲスい話題で盛り上がれる。教育系の場所に行けば、こういう世の中は面白そうでそのためにはどうすればいいかって議論ができる。アーティストの場所に行けば、この作品のここが面白くてここが発明でみたいなカルチャー話ができるし。外資系の場所に行けば、あの企業のマーケティング戦略はここがWorkしててみたいなビジネスなトークができる。

 

ビジネス会話?はいはい意識がお高ぁござんすね、とか。ウェイウェイ飲みとかいつまで学生ノリやってるねん!とか。そう思う人は、その場所から逃げればいいんです。それが②です。まわりの顔色うかがって愛想笑いせんでええのです。居たい場所を選んで、ひょいひょい移住していけばええの。

 

どうすかね。なんとなく、居ていい場所が多いほうがお得そうやなって思てもらえましたでしょか。ほじゃここから先は、自分が中・高生やったときに、どうしたら”居ていい場所”を増やせてたのかな~ってのを考えてみます。そのへんの年ごろの子らと、そのへんの年ごろの子どもをもつ親御さんに読んでもらえたと。

 

まず前提として、”居ていい場所”を増やすのは「しんどさが伴う」ってことを知っておかないとなって。

 

「面白い」と「楽しい」って言葉があります。あたしはこれを使い分けるようにしていて。「面白い」ってのは、知らなかったことやできなかったことを乗り越えたときの心地よさのことで、未知のことに挑戦するイメージ。行ったことないライブハウスに行って初対面の人と仲良くなる、みたいな。「楽しい」ってのは、こう行動すればこんな心地よさが待ってるよねってわかっている状態のことで、既知のことを繰り返してるイメージ。仲良しのグループといつもの話題でワイワイ盛り上がる、みたいな。要は、心地よさを求めるときにしんどさが伴うかどうかの違いです。

 

“居ていい場所“を増やすというのはこれでいうと、「面白い」ことに入ります。知らない場所や、知らない人のとこに飛び込まないとダメなわけで。となると当然、恥をかくし、足を動かさないといけないわけで。もっと言うと、そこへ行くには時間もかけなきゃいけないし、お金もかけなきゃいけない。そう、楽ではないのです。

 

ちなみに、「居ていい場所には困ってないけどできれば増やしたい。でもなかなか行動に移せない。」って人は、今の場所がそれなりに楽しく心地がいいから動かないわけです。愛想笑いしたり友達の買い物に付き合ったりするのはつまらないけど、なんだかんだ楽しかったりもするからまぁいいか~、って。そういう人が、場所増えたほうが面白いんやったら、めんどくさいけどやってみるか~って一人でも思えたら、このブログは成功です。社会人なりたてのあたしもこれでした。

 

一方で「居ていい場所が一つもないけど、なにも行動できない」って人は何を考えているか。ちょっとあたしの話を。小学校の頃1か月程いじめられていて、居ていい場所がひとつも無いと思っていた。でも何も行動できなかった。このときあたしは、「親にバレるのが恥ずかしい。先生に言うのが気まずい。」って考えていて。もし昔のあたしに何か言えるのならば、子どもが頼ってくれへんのは親としてむちゃんこ寂しいし悲しいよ、って言う。子どもがハッピーに過ごせるように、と願っているのが親だ。あと、いじめって“運”の要素が大きいとあたしは思っていて、自分の子どもの運が悪いことを恥ずかしんだり怒ったりする親はいないでしょうよ。

 

話を戻しますです。”居ていい場所”を増やすと面白くなるってのと、それにはしんどさが伴う、って前提を知ったところで具体的にどうすればいいのか。初めにぶちあたる壁って、どこに新しい場所があるのか?ってことなのかな。だとすると…

 

A.好きなものがある・得意なことがある人:そのジャンルの人が集う場所へ

B.好きなものがわからない・得意なことがわからない人:身近な大人に聞く

 

これかなと。自分を受け入れてくれる場所であるなら、リアルかリアルじゃないかは、この際どっちゃでもええです。SNSやオンラインゲーム上でも、そこが“居ていい場所“として機能するならいいです。“居ていい場所”って、リアルであれオンラインであれ、何かしら自分を肯定してくれる場所のことで、「お前とおったらおもろいわ」って言ってくれる場所なわけで。

 

Aの人たちは、好きなジャンルの人たちが集まる場所を探して、そこに行く。それだけかなと。音楽好きなら、ライブハウスでもいいし、そういうネット上のコミュニティでもいいし。で、また他のジャンルにも興味が出てきたら、得意なことができたら、その人らが集う場所を探して行く。その繰り返しなのかなって。

 

難しいのはBの人で、何が難しいってAの人と違ってどこに行けばいいかがわからない。そんときゃ、身近な大人に「なんかまわりに面白い人ら集まるとこないすかね~」って聞くのがカロリー低くて、早いのかなって。学校の先生でも、親でも、友だちのお兄ちゃんでもなんでもいいのだけど、なんとなく世界が広そうな人。”居ていい場所”を多く持つ、面白そうに生きてそうな人。そういう人に紹介してもらうのが早いと思いますです。あたしは高校の近くにアラタコスって店があって、そこのマスターは赤犬ってバンドの人。店に集まってくる人らは映画監督とか役者さんとか、カルチャーむんむんの人らがいっぱいで。「あたしこういう界隈の人らと仲良くなりたい!」って思ったのでした。って考えると、子どもに聞かれたときにつまらん返ししかできない大人には成りたくないもんすな。

 

紹介してもろて、行って会って、合わんな~と思たらすぐ撤退。面白かったらひょこひょこ顔を出すようにする。その繰り返しがええなと思います。もっと言うなら、「studioあお」行けばいいと思いますよ。あそこ自体も”居ていい場所”になりうるし、スタッフとかめいめいが面白い場所とか人を教えてくれるはずで。

 

AもBもいずれにせよ、とりあえずやってみてからです。面白くなかったらどうしよ、とか。仲良くできひんかったらどうしよ、とか。やってみなわからんので、もうやりましょ。めんどくさいを賭してでも、得られる面白さのほうが大きいすよ。

 

ちなみにあたしは”居ていい場所”をつくるのたぶん上手いほうで。あたしが一番大事にしてるのは、「すぐ電車に乗る」こと。面白いイベントがあるとか、面白い人と飲んでるけど来る?とか、そういう愉快そうな匂いがしたら、どんだけめんどくさくてもすぐ電車に乗る。とにかくすぐ行く。イマイチやったらすぐ帰る。これだけはとにかくルールにしていますです。

 

書を捨てよ、街へ出よう。今宵も終電で京都へ向かう。f:id:stud-io:20190908182555j:image

【イベントレポート】大学生から見た、各チームの子どもたちの表情って?④

 8/24(土)に立命館大学大阪いばらきキャンパスで開催した、第2回 いばらきSDGs まちづくりアイデアコンテスト。
子どもたちとチームを組んで、1番近くでまちづくり考えた大学生だからこそわかる子どもたちの良さや、こうしたらもっと良い議論ができるかも!という点について、インタビュー形式でお届けする記事第4弾です!
(③はこちら☟)

stud-io.hatenablog.com

 今回は3チームをご紹介していきます!
まずは、サバゲ―で二つの問題を解決しようと考えたチームから☟

自然サバゲ―実施で、環境と子どもたちの生活モチベーションを維持せよ!

こちらの提案をしたのは、小5の男の子ふたりチーム。
それぞれが異なる問題意識を持っていて、ひとりは
「都市部には、少し涼める木陰が少なくて、自分の家の近くでも緑が減ってきている気がする!」
と社会や環境に関する問いを、もう一人は
「家では自分を出せる子が、外ではおとなしくなってる気がして、そういうネガティブな態度は周りにあまりいい影響を及ぼさないと思う」といった、オリジナリティを備えつつ核心をついた問いを見つけました。
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ふたりが見つけた問いをどちらも解決すべく考えたのは、
「今ある自然を活用したサバゲ―を実施する」というアイデア
サバゲ―料金で自然を維持する費用をゲットしつつ、子どもたちのモチベーションも維持しちゃおう!とのことでした。
「ゲーム」という子どもたちにとって魅力的なコンテンツと、環境問題を解決するという一石二鳥なアイデアを考えたふたりとチームを組んだ大学生からは…

Q.最初の印象と、イベント後ではどんな変化があった?
A.落ち着いた表情と問題意識の社会性の高さから大人びた印象のひとりと、問題や目的意識の発想が自由で笑顔が絶えない様子から、天真爛漫な印象のひとり。
最初は対照的に見えたふたりでしたが、お互いの意見を尊重し、さらに相手の良さを吸収して身につけていって、議論中にふたりとも大きく成長していったように感じられました!f:id:stud-io:20190903213326j:image

Q.ふたりの取り組みに対してはどう感じた?
A.ひとりは周囲をよく観察して丁寧な言語化をする姿勢が、もうひとりは客観的にアイデアを良いと判断する理由を提案できる姿が素敵でした!
ゲームに疎いスタッフが用語を理解していないことを察して丁寧に説明してくれたり、
スタッフのアイデアにゲームの視点をプラスしてより魅力的な提案をしてくれたりと、自分の良いところを活かして議論を進めていく姿は頼もしく、これからも続けていってほしいと思います。f:id:stud-io:20190903213239j:image

Q.ふたりがもっといい状態になるには、どうしたらいいだろう?
A.自由で豊かな発想を、短時間で論理的に言語化できる力を伸ばしていくことが大切なんじゃないかと思います!
今回は、お互いの良い部分で少し足りない部分を補い合えていたので、良い部分をさらに伸ばしていくとともに、客観的にアイデアの有用性などをプレゼンしていけるといいのかなと。
これができたら、もうふたりは無敵だと思う!笑


地元の食材で給食を作成!地元愛と地産地消率UPせよ!
このアイデアを考えたのは、小学6年生の女の子。
日常生活で困っていることを考えたときに、「給食で茨木市の特産品が出てこない!」という問いが出てきたところから、この問題を解決することにしました。f:id:stud-io:20190903213345j:image
地元の食材を給食に取り入れるにはどうしたらいいか?など、わからないことがあればすぐに調べたり、詳しい人に電話で質問したりと、情報のソースも非常にしっかりしているアイデアで、具体的な給食のメニューも考えて提案をしました。

そんな彼女とチームを組んだ大学生からは…☟
Q.最初の印象と、イベント後ではどんな変化があった?
A.最初は、大人しそうでちゃんと話し合いができるかな…?と思っていました。でも、徐々に打ち解けていって、自由な発想がどんどんでてくる状態に!
まとめる時間が少し足りなくて焦っていた部分もありましたが、プレゼンの準備もしっかりして、準備した通りにばっちりプレゼンできたと思います。
丁寧にまとめているところに、真面目さと責任感の強さを感じましたね。f:id:stud-io:20190903213402j:image

Q.彼女の取り組みに対してはどう感じた?
A.議論の中で素敵だなと感じたことは、物事の背景をしっかりと捉えたうえで提案をできることです。背景をしっかり伝られることは、相手の理解を得られやすいことと同義なので、これからも続けてほしいです!
また、プレゼン中は原稿を見て話すのではなく、聞いてくれる人の目を見て話すと決めていたので、決めたことをしっかりやり切れることも素晴らしいと思いますね。
f:id:stud-io:20190903213439j:image
Q.彼女がもっといい状態になるには、どうしたらいいだろう?
A.
思いついたアイデアをより実用性の高いものに落とし込んでいけると、今よりも社会人に近づくと思います。
準備力の高さや、物事の背景を考えて伝えられる姿勢はそのままに、「じゃあこれを実際にやってみるには、どんなことをする必要があるんだろう?」を考えてみてほしいです!!

新バスルートで茨木市を持続可能な地域に!

このアイデアを考えたのは、小学4年生の男の子ふたりチーム。f:id:stud-io:20190903213932j:image
自分たちが茨木市で困っていることをたくさん出したうえで、誰のための問題を解決することにワクワクするか?を考え、ふたりのおじいちゃんおばあちゃんが一番幸せになり、さらに新しい可能性を生み出せるアイデアを提案することにしました。
彼らが考えたのは、おじいちゃんおばあちゃんが簡単に移動できる手段を見つけることで、新しい楽しみを生み出すこと。
今バスが通っていないところに新しいルートを敷くことで、移動がしやすくなると考え、このアイデアを提案することに!
このアイデアは、JR西日本賞を受賞しました✨f:id:stud-io:20190903213720j:image

 

そんなふたりとチームを組んだ大学生からは…
Q.最初の印象と、イベント後ではどんな変化があった?
A.ふたりとも緊張はなく、アイデアがどんどん出てくる様子でした。
途中で興味が散ってしまうこともありましたが、iPadを有効に使ってアイデアの信ぴょう性を高めたり、プレゼンも自分たちで一から考えて図を作ったり原稿を作ったりと、最後までやりきることができたと思います!f:id:stud-io:20190903213826j:image

Q.ふたりの取り組みに対してはどう感じた?
A.議論では、ひとりは積極的にアイディアを出してくれて、また煮詰まるとアドバイスを求めてくれてるので、円滑に議論しやすかったです。
また、もうひとりはiPad茨木市のバスの路線図を調べる際に、欲しい情報を的確に調べ出すスピードがものすごく早くて調べものに時間を取られずに済み、とても助かりました。
お互いが得意なことを活かして議論を進められたと思います!f:id:stud-io:20190903213911j:image

Q.ふたりがもっといい状態になるには、どうしたらいいだろう?
A.
周りの人から良いアドバイスをもらいながら、ニュースなどを見て情報をたくさん仕入れていくと、物事を考える時の視点を増やせて、さらに良いアウトプットができるようになると思います!
また、提案に対して深く質問されたときにしっかり答えれるよう、常にものごとに対して「なぜなのか?」を考えることができるようになれば、今持っている知識を最適に使えるようになると思います!


8/21の「第2回 いばらきSDGs まちづくりアイデアコンテスト」のイベントレポートは、今回で終わりになります。
斬新で面白いまちづくりアイデアがたくさん出てきて、スタッフも度肝を抜かれたイベントとなりました。

第3回イベントの開催は、9/21(土)!
参加者もまだ少し募集しておりますので、ご興味のある方は下記フォームよりお申し込みください~!

https://forms.gle/7va4zcxqKEYFR4hi6